アユタヤ時代の美しい参道が残る朝日が昇る遺跡 ワット マヘーヨン

アユタヤ観光

アユタヤには、外国人は50バーツの入場料がかかる遺跡がいくつかありますが、その中で最も有名ではない遺跡がワットマヘーヨンです。場所もちょっと悪いです。

実際に訪れた感想を先に言うと、場所が悪くても50バーツかかっても、行ってよかった遺跡。

水上マーケットなどのすぐ近くなので、どうせ近くまで足を運ぶなら一緒に訪れたい寺院です。

そんなワットマヘーヨンの見どころや場所などを紹介していきます。

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ワット マヘーヨンの基本情報

名前(日本語) ワット マヘーヨン
名前(英語) Wat Maheyong
名前(タイ語) วัดมเหยงคณ์
営業時間 8:00 – 18:00
休業日 なし
入場料 50バーツ
観光所要時間 30分

この寺院は、1438年にアユタヤ王朝8代目のボーロマラーチャーティラート2世(サームプラヤー王)によって建てられたと言われています。

ちなみに、サームプラヤー王が建てた寺院で最も有名なのは、ツアーに組み込まれることもあるワット ラーチャブーラナ(1424年に建立)ですね。

ビルマとの戦争で大半を破壊されてしまうものの、アユタヤの中心にあるお寺ではないからなのか、当時の雰囲気をそのまま感じられる重要な建物が残っているのも特徴の1つ。

あまり有名な遺跡ではないですが、外国人の拝観料は50バーツ。

1日でその他の拝観料が必要な遺跡を回るつもりなら、220バーツの1日券を購入するのがお得です。

これら全てに入れるので少しお得。該当する遺跡のチケット売り場で購入できます。

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ワット マヘーヨンへの行き方・地図

ワットマハータートあたりからは約5キロ。橋を渡らないといけないので、自転車だとちょっと大変かもしれません。

橋を渡ったら現れるチェディー ワット サームプルームを左折してしばらく行くと、右手に水上マーケットがあります。

チェディー ワット サームプルーム

水上マーケットの入り口を通り過ぎてさらに北上していくと、1つ目の交差点に看板が出ているので、そこを右に曲がればわかります。

水上マーケットの入り口から入って、そのまま奥まで突っ切っても行くことができますが、たまにエレファントビレッジの象が歩くのでプチ渋滞するかも。

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ワット マヘーヨンの見どころ

ツアーで絶対回るような遺跡と比べると知名度は低いものの、見どころは非常に多いです。

  • 綺麗に残る参道
  • お堂
  • 象がいる駐車場
  • 美しい朝日
  • 短い出家のための施設

とりあえず、個人的にいいなーと思ったのはこの5点。

綺麗に残る参道

このお寺の入り口の門から、お堂へと続くレンガの参道。

ビルマとの戦争で、ほとんどの寺院が破壊されたアユタヤですが、この遺跡には、長くのびるレンガの壁がしっかりと残っています。

外国人観光客はもちろん、時間帯によってはタイ人の参拝者も少ないため、静寂の中ゆっくりとレンガを通り抜けることができます。

ここを通るだけでも、このワットマヘーヨンを訪れる価値があると思います。

お堂

レンガの参道をまっすぐ進むと、正面にお堂が現れます。

一応注意しないといけないのが、このお堂に上がるには靴を脱ぐ必要があるという点。

英語で書かれた看板があったかはちょっとわかりませんが、タイ語だとわからない人も多いと思うので気を付けましょう。

ちなみに、半分屋外とはいえ床はきれいに清掃されていました。床は結構熱いので、日の照る時間帯に裸足で行くとえらいことになるかも。

ビルマとの戦争で破壊されてしまった仏像。しかし、こちらも床同様に非常に丁寧に手入れされていました。

日陰になっている部分には、アユタヤ名物の遺跡犬がぐったり。非常に暑そうでした。

このお堂以外にも、靴を履いて動き回れる場所が結構広くて、充実した遺跡巡りになると思います。

そこまで時間をとれない方も、レンガの参道からお堂まではしっかりと見ておきましょう。

象がいる駐車場

ワットマヘーヨンのチケット売り場を通り過ぎて直進し右折すると、荒れ地のような駐車場が現れます。

これはそこからの景色。

駐車場から橋が伸びており、奥のワットチャーンという遺跡に行けるようになっています。そして、その広々とした空間に、象が10頭くらいフラフラしていました。

さすがに歩いて奥の遺跡まで行くのは面倒だったので行きませんでしたが、遺跡と象の組み合わせが、なんともアユタヤっぽくて最高でした。

なお、このゾウたちは、当然野生のものではありません。

実はすぐ先にエレファントビレッジがあり、このゾウはそこのもの。ここでエレファントライドをすれば、この遺跡のすぐ近くを散歩することが可能です。

水牛もいました。

美しい朝日

正確に言うとワットマヘーヨンではなくワットチャーンの敷地になりますが、実はこの草原は、朝日をきれいに眺められる場所でもあります。

草原の向こうから太陽が昇り、遺跡が映し出されて非常に神秘的。

ちょっと期待していましたが、残念ながら、象がこの時間に放し飼いになっているわけもなく、遺跡と朝日のみを撮影してホテルに戻りました。

短い出家のための施設

ワットマヘーヨンは、重要なアユタヤの遺跡というだけでなく、瞑想センターのような一面も持っています。

公式ウェブサイトのトップページにはบวชเนกขัมมภาวนา(ブワット ネーク カム マ パーワナー)の日程が書かれています。

私のタイ語力ではちょっとうまく訳せませんが、ブワットは出家、パーワナーは瞑想のこと。

タイ人が「ブワットに行く」などといいますが、本来の出家の他に、数日間お寺にこもって出家の体験をするようなことも意味するみたいですね。

このワットマヘーヨンのブワットは結構知られており、瞑想の中でも有名なヴィパッサナーが取り入れられています。

外国人でも参加可能ですが、事前に予約をしなければなりません。

参考までに、2020年11月の日程表。

  • 毎週月曜スタート3泊4日
  • 毎週金曜スタート2泊3日
  • 1コース200人まで
  • 前月25日から予約受付

申し込みはラインでも受付してもらえます。

一応、ブワットは原則無料ですが、お布施という形で1000バーツなり数千バーツを寄付する人が多いようです。

ただ、私もまだ参加したことはないし、この辺りの感覚はタイ人じゃないとちょっとわからないかもしれないので、いい加減なことは言えませんが。

実はタイには、こういった施設はかなり多く、日帰りのコースから長期間プログラムまで様々。

長期間のプログラムでは逃げ出すタイ人もいるくらいなので、人によっては耐えがたくつまらないものかもしれません。興味がある人は参加してみましょう。

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一緒に回れる周辺の観光地や寺院

メインのツーリストエリアからは若干ずれた場所にありますが、水上マーケットのすぐ近くです。

など

どうせここを訪れるのであれば一緒に回ってしまいましょう。

特に、ワット クディーダーオは無料で入れる上、レンガが敷き詰められた敷地は迫力満点なのでおすすめです。

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