バンドンは、ジャカルタからそこそこ近い地方都市。アウトレットや温泉テーマパークをはじめ、何かと見どころの多い街です。
ジャカルタから行きやすいということもあり、この2都市間は様々な方法で行き来することが可能。
今回は、不本意にもバスを利用してバンドンからジャカルタに移動した話をまとめていきます。
バスを利用した経緯
元々は、バンドン駅から鉄道でジャカルタまで行こうと思っていました。数日前には、ジョグジャカルタからバンドンまで電車で移動し、非常に快適だったからです。
そのため、まずはバンドン駅へ。
ホテルのチェックインが12時だったので、チェックイン前に席を確保しておこうと午前中に駅に向かいます。しかし「今日はもう売り切れだね」「明日の夜ならあるよ」と言われるではありませんか。。。
ジョグジャカルタでは、前日の夜にチケットを購入しておいたので、恐らくぎりぎり空きがあったんだと思います。
しかし、ジャカルターバンドンという人気の区間は、事前予約は当たり前、運が良くなければ当日乗車は難しい、という感じのようです。
その日の夜、ジャカルタで友人と落ち合う予定だったので、なんとしても当日中に帰らなければなりません。ホテルのチェックアウト後、手当たり次第にその辺のおっちゃんに声をかけました。
最終的に、タクシーで数キロ離れたLeuwi Panjang(ルウィ パンジャン)バスターミナルに行けば、そこからジャカルタ行きのバスが出ているぞ。という話になり、とりあえず安心して向かうことに。
バンドン駅周辺からLeuwipanjang(ルウィ パンジャン)までは、50000ルピア弱。
とりあえずタクシーを降りて、「ジャカルタ、ジャカルタ」と叫びながら、係っぽい人のところに行くと、「ちょうど今から出るぞ」というナイスタイミングのバスがありました。
それがコレ。見た目はボロボロですが、とにかく早くジャカルタに行けるなら、ということでサッサと乗り込みます。
いざ、バスでジャカルタへ
数日前にArgo Wilisのエグゼクティブクラスでジョグジャカルタからこの地に来た私にとって、おんぼろバスでの移動は少々過酷なものでした。
1列につき5列あります。新幹線並みですね。ただし車幅は普通のバスと同じなので、狭い。
前の座席とのスペースも、この通り狭い。足が長い人や身体の大きい人は大変そうです。ただし、最初から最後まで私の横には誰も乗ってこなかったので、狭さは気になりませんでした。
格安高速バスには、大量の物売りが乗車してきます。そして、よくわからないアイテムの営業を次々にかけられます。中には、ギター片手に歌を歌って、それでお金を稼ぐ人もいました。
これはこれで、インドネシアのバスがどういうものなのか、ということを体感できて楽しかったです。
バス移動で気を付けること
それでは、私がもう二度とバスに乗りたくないと思った理由をいくつか挙げていきます。
- 出発時間がわからない
- トイレがない
- トイレ休憩がない
- 渋滞で時間が読めない
- バスターミナルまでのアクセスが悪い
出発時間がわからない
ちょうど出発するよ、と乗り込んだバスは、30分経っても全然出発する気配がありませんでした。時刻表があるのかはわかりませんが、一定数が集まらなければ出発しないのでしょう。
13時くらいに乗車したと思いますが、出発は13時半を余裕でこえていました。後述する渋滞も含め、時間をはっきりさせたい人にはおすすめできません。
トイレに行けない
私が乗車したバスには、トイレがありませんでした。また、途中でトイレ休憩もありませんでした。本来ならば6時間もかからないのかもしれませんが、6時間トイレに行かないというのは結構大変。
最後の1時間はおしっこがしたくてたまらなかったのですが、周りが車に囲まれているので、「ちょっと止めて」なんて言えません。止まったところで用を足すこともできません。
夕方にジャカルタ入りするバスに乗るには、強い忍耐力が必要です。
渋滞で時間が読めない
バンドンを出発してからしばらくは、結構なスピードでジャカルタに向かって走っていました。しかし、ジャカルタの東に位置するブカシという都市あたりから、急激に混みだし、ジャカルタまではトロトロと進む感じになりました。
曜日や時間帯も関係あるのかもしれませんが、ブカシにはスポーツの競技場があって、競技がある場合は道がめちゃくちゃ混んだりするようです。
13時半に出発したとしても、到着が19時を回っていたので、6時間弱かかったことになります。
到着直後。既にあたりは真っ暗です。撮影後、トイレにダッシュしたのは言うまでもありません。
バスターミナルまでのアクセスが悪い
バンドンもジャカルタも、市内からバスターミナルへのアクセスが非常に悪い。特に、ジャカルタは渋滞がひどいので、バンドンのようにタクシーでスイーッとは行けません。
トランスジャカルタ(市内を走る渋滞に巻き込まれないバス)を乗り継いで目的地まで行くことになります。
この路線図を見るだけでも嫌になります。しかも、Kampung Rambutan(カンプン・ランブータン)バスターミナルは、この路線図の一番下の方。目指すコタ駅は、左上の方。
夕方は万国共通で、公共交通機関は混んでますね。まぁ散々座った後だったので立ち乗りは苦になりませんでしたが、非常に疲れました。
ちょっとこのルートを使ったかは定かではないですが、めちゃくちゃ時間かかりました。電車を予約しておけば、初めから北の方につくので、ジャカルタ市内の移動も楽だったはず。。。
バスを使う利点
嫌な部分ばかり書くのもあれなので、バンドンージャカルタ間を高速バスで移動するメリットについても書いておきます。
- 安く移動できる
- 予約なしでも利用できる
- 満席で乗れなくなるということが少ない
まぁこんな感じですかね。
肝心の運賃ですが、はっきりとした値段は覚えていません。。。が、電車を使うよりは確実に安いです。ただし、バスターミナルから市内までのタクシー費用などを入れると、この部分はメリットにはならないですね。
また、高速バスにもグレードがあり、恐らく私が利用したのは最も安いクラス。グレードの高いものを利用すれば、渋滞以外のデメリットはなくなるかも。
だとしても、私は次から電車を使おうと思います。
バンドンに行くときは電車を予約しておこう
多少汚かったり、時間が読めなかったりするのは、全く気になりません。しかし、トイレに行けない地獄は少々堪えたので、今後は電車を利用します。
ジャカルターバンドン間は人気が高いため、事前予約が必要という話をよく聞きます。事前にネットで予約しておくか、前もってジャカルタ入りできるなら直接窓口で買っておくかしたほうが良いでしょう。
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