チェンマイ市内から北に約1時間、メーリム群に位置するパンウィマン チェンマイ スパ リゾート(Panviman Chiangmai Spa Resort)。
標高約900メートルの山奥にあるため気候もよく、大自然に囲まれた生活を送ることができるホテルです。
そんな山の中にあるホテルですが、館内には
- 豪華な食事を出す絶景レストラン
- 息をのむ美しさのプール
- 大自然に囲まれたタイマッサージ
- 滝の裏で修行できる瞑想ルーム
をはじめ、数日滞在するにはぴったりの施設が充実しています。
高級感漂う大自然でデトックス滞在したい人には真っ先におすすめしたいホテル。
パンウィマン チェンマイ スパ リゾート(Panviman Chiangmai Spa Resort)
敷地に足を踏み入れると、まずは山奥にこんなに洗練された空間があることに驚くでしょう。
開放感あふれるロビーには、北タイっぽいインテリア。
この建物は広大な敷地のほんの一部にすぎず、緑に囲まれた大自然がこのホテルのメインスペースになります。
山の中なので坂道も多く、施設内をゆっくりと歩き回るだけでも良い運動になります。
ただし、送迎カートがあるので足腰に自信がない人でも安心。
私の泊まった部屋はかなり上の方に位置しますが、それでも坂道を歩いて下って5分でロビーに到着します。
登りは流石に車を使いましたが、歩こうと思えば全然歩ける距離でした。
坂道の途中には、様々な施設や撮影スポットも点在しています。
館内を堪能するだけでも2泊以上したいホテルだと感じました。
パンウィマンホテルの部屋紹介
私は「スタードーム」というカテゴリーの部屋に泊まりましたが、他にも色んな部屋を見せてもらったので、まとめて紹介していきます。
スタードーム
スタードームもいくつかのカテゴリーに分けられますが、私は一部屋しかない「スタードーム ウェルネス」という豪華な部屋に泊まりました。
こちらが今回の部屋。
ドーム内は大きな1つの空間になっていて、その半分が絶景ビューになっています。
真ん中には大きめのベッドが置かれており、その奥にトイレとシャワーというレイアウト。
ベッドの正面に大きな窓があるだけでなく、この部屋は天井の窓付きです。
天井窓用のカーテンがないため直射日光が差し込むなどのデメリットもあるものの、天気の良い夜なら星空も見えます。
半分テントのような部屋ですが、室内には
- エアコン
- 冷蔵庫
- 扇風機
- テレビ
- ドライヤー
などの基本的な家電はそろっています。
また、電源も非常に豊富。
一般的なホテルのレイアウトとは大きく異なる部屋ですが、室内は高級ホテル仕様になっています。
歯ブラシやシャワーキャップからローションまで、手ぶらで行けそうなほどアメニティ類も充実していました。
こちらはベッドの奥にあるバスルーム。
テント内にあるため広いとは言えませんが、使い勝手がよかったです。
こういったコテージタイプの部屋はトイレが外にあることが多いため、用を足す際にいちいち外に出る必要がないというだけでもありがたかったです。
続いて、絶景のバルコニー。
このパンウィマンホテルの敷地のほぼ頂上付近にあるので、ホテル内で最も綺麗な景色が望める部屋だと言えます。
ベンチでダラダラコーヒーを飲んでいるだけでも十分にリラックスできました。
バルコニーの奥には専用のジャグジー風呂とスチームサウナ。
ジャグジーはともかく、専用サウナがついている部屋に初めて泊まりました。
2,3人が入れそうな造りになっています。
夜になると気温が下がって涼しいので、外気浴にちょうどよかったです。
夜は照明がいい感じの雰囲気。
ホテルの他の部屋やメインの建物からは見えないようになっているため、裸で過ごせます。
肝心の景色はこちら。これは朝6時過ぎの様子です。
残念ながら私の滞在中には見れませんでしたが、運が良ければここから眼下に広がる雲海が見えるようです。
ジャグジーヴィラ
バルコニーに大きなジャグジーがついた91.5平米の部屋で、全部で7部屋しかありません。
バルコニー自体も非常に広く、外でダラダラするのによさそうな雰囲気でした。
室内も広々としていて、カップル旅行に最適なレイアウトになっています。
プールヴィラ
4部屋限定の、室内に専用のプールがついた140平米の部屋。
プール付きの部屋と謳っていても、大きなバスタブ程度のプールしかないホテルは結構あります。
しかし、ここはそれなりに泳げる大きなプールがついていて、プライベートでくつろぎたい旅行者にぴったり。
室内からは、プールの奥に森が見えます。
スカイマウンテンジュニアスイート
全部で8部屋ある62平米のスカイマウンテンジュニアスイートは、室内からパノラマビューが楽しめます。
部屋の前に障害物がない分、私の泊まったスタードームよりも景色が綺麗に見えました。
スイートなので、リビングも完備。
広々とした部屋には大きな窓がいくつかついており、室内が明るく感じました。
ハイマウンテンデラックス
こちらは、このホテルで最もオーソドックスな造りをした部屋の1つ。
ベッドルーム、バスルーム共に洗練されており、山の中にあるホテルということを忘れてしまいそうになる素敵な空間でした。
他にもマウンテンデラックスやバレーデラックスといったカテゴリーがありますが、このハイマウンテンデラックスはバルコニーが広く72平米を誇ります。
その分、少しグレードの高い部屋になっています。
パンウィマンホテルのパノラマレストラン
パンウィマンには、ロビーのある建物に大きなレストランが1つあります。
滞在中に外に出るのが面倒な人は、全てこのパノラマレストランで食事を済ませられます。
宙に浮いているような絶景席で料理を堪能できます。
もちろんエアコン付きの室内席もありますが、山の上の日陰なので外でも涼しめ。
大自然を堪能しながら北タイの絶品料理が楽しめます。
朝食ビュッフェ
朝食は2回食べましたが、メインのおかずが変わって飽きることはありませんでした。
個人的には、野菜類が美味しかったです。
後述するオーガニックガーデンで栽培された野菜が使われていたり、フルーツをジャムにして提供しているとのこと。
まだ直射日光が当たらない時間帯なら、涼しいテラス席でゆったりと朝食が楽しめます。
ランチ・ディナー
今回は、ランチやディナーもこのパノラマレストランでいただきました。
私の大好物であるナムプリックヌムは若干辛めでしたが、苦みがちょうどよくて手が止まりませんでした。
チェンマイに来たからには北タイ料理が食べたくなりますが、その他のメニューも普通においしく全て大満足。
クリームブリュレはココナッツとタロイモの2種類ありますが、タロイモが別格で美味しかったです。
なお、私は過去にもレストランだけ利用しており、その時にもカオソーイとクリームブリュレを食べていました。
以下のページでまとめていますが、レストランのメニューなども載っているので良ければあわせてご覧ください。
パンウィマンホテルのファシリティ
宿泊用の部屋も十分にありますが、このホテルの敷地の大半を占めるのが様々な併設施設です。
客室はこの地図の左上に固まっており、残りは全て共有スペース。
どの部屋に宿泊しても、この敷地内を自由に歩き回れます。
プールの雰囲気
パンウィマンホテルのプールは、この辺りの高級ホテルのプールと比べても群を抜いて美しく、ずっと眺めていられます。
ホテルのプールを滅多に利用しない私ですが、その美しさに魅了されて入ってしまいました。
プールは3層からなっており、最も深いメインプールの水深が1.5メートル。
身長170センチ以上ないと立って息ができませんが、子供も遊べる浅めのプールもあるので問題ありません。
なお、プールでフローティング アフタヌーンティーやフローティング ランチも楽しめます。
天然ではありませんが、温泉のようなジャグジーも完備です。
プールエリアが使えるのは原則18時まで。
閉まるのが早いと感じるかもしれませんが、時間を忘れて遊んでいた私が出た18時半には、気温が下がっていて寒かったです。
このプールは日中利用しましょう。
ジム・フィットネスルーム
森の中に佇むフィットネスハウス。
オープンエアーでエアコンがないものの、日陰は涼しいので問題ありません。
トレッドミルやダンベルからスミスマシンまで一通りそろっています。
ジムからの景色も素晴らしいですね。
フィットネスルームとは別に、ヘルスストリートと名付けられた遊歩道も完備。
森林浴にもってこいの雰囲気です。
ヨガのアクティビティにも参加できるので、滞在中は運動不足も解消されるはず。
瞑想スペース
パンウィマンには瞑想用のスペースもいくつかありました。
まるで洞窟の中にいるような雰囲気の瞑想ルーム。
寝転がったら気持ちの良い床で、しっかり集中することができます。
そして、更に洞窟っぽいのがこちら。
この洞窟の上には滝が流れており、その真ん前で瞑想することも可能です。
この素晴らしい景色。
洞窟内に座禅を組めるスペースがいくつかあるので、どうせならこっちで瞑想したいものですね。
併設スパ
パンウィマンには高級スパも併設されています。
池を見ながら施術してもらえるタイマッサージ、雰囲気の良い室内で受けられるスパなど、メニューも豊富です。
また、このスパではタイマッサージのレッスンも受けられます。
気軽に参加しましたが、タイマッサージがいかに大変なのかを実感できました。
以下はスパの代表的なメニューです。
- タイマッサージ…1時間 / 1765バーツ
- タイヨガマッサージ…1時間 / 1765バーツ
- リフレクソロジーコース…1時間 / 2119バーツ
- アロママッサージ…1時間 / 2589バーツ
- フェイシャルトリートメント…1時間 / 2825バーツ
単品もいいですが、このスパは数時間の組み合わせメニューがお得。
例えば、「Spa in Heaven」というコースの内容は以下の通りです。
- ハーバルスチーム 20分
- ボディースクラブ 50分
- ミネラルミルキーバス 20分
- アロママッサージ 90分
このセットで3300⁺⁺バーツ。カップルで受ける場合は6100⁺⁺バーツと更にお得です。
他にも様々なメニューがあるので、詳細はスパの公式ページからご確認ください。
オーガニックガーデン
広い敷地の一角に、様々な野菜やフルーツが育てられています。
ドラゴンフルーツがなっているところを初めてみて感激しました。
お土産屋さん
高級ホテルに併設されたお土産屋さんですが、意外とリーズナブルな商品が多くて買いやすいと思います。
ホテル内で使われている可愛らしいコップやティッシュ入れなども売られているので、このホテルに泊まった思い出になるアイテムも手に入ります。
パンウィマンホテルの周辺観光スポット
チェンマイ空港からパンウィマンホテルのあるメーリムまでは、車で1時間弱かかります。
市内からも離れるため遠いと感じるかもしれませんが、メーリムはチェンマイの中でも観光スポットが集まるエリア。
パンウィマンホテルから気軽に行ける観光スポットを簡単に紹介していきます。
パンウィマンホテルから市内方向に25分ほど。
ホワイトタイガーやライオンもいて、ハグして写真が撮れます。
パンウィマンホテルから市内方向に25分ほど。タイガーキングダムの向かいくらいに位置します。
ゾウはいませんが、ゾウのうんちから紙を作る体験ができて楽しかったです。
パンウィマンホテルから市内方面に10分ほど。
大量の植物が集まっています。北部に住む山岳民族の博物館みたいなのもあって、植物に興味のない私も楽しめました。
パンウィマンホテルから市内方面に15分ほど。
入場料300バーツ(タイ人100バーツ)に、象に食べさせるバナナやトウモロコシ代金が含まれています。
パンウィマンホテルから市内と反対方面に1時間ほど。
ここは若干遠くて行きにくかったですが、チェンマイにはいくつか天然の温泉があるので、1日使ってゆっくりするのもありだと思います。
パンウィマンホテルから山をわずか15分ほど登るだけで、メーリムの代名詞ともいえるモンチェムに行けます。
ホテル周辺の標高が既に高いですが、そこよりもさらに高い標高1350メートルに位置するため夏場でも涼しく快適。絶景が続いて麻痺します。
チェンマイと言えばイチゴを想像するタイ人もいるくらい、イチゴの栽培が盛んにおこなわれています。
寒い時期限定ですが、ホテル周辺にはイチゴ畑が多くイチゴ狩りも可能。
また、メーリムはおしゃれカフェが多いエリアとしても知られており、タイ人の観光客にも大人気です。
こちらにメーリムを代表するオシャレカフェをまとめていますので、周辺散策にご利用ください。
セントラルチェンマイに立ち寄ってお土産購入
パンウィマンホテルのあるメーリムから空港に行く途中に、セントラルチェンマイでお土産を買いました。
デパートの地下に様々な飲食店やお土産屋さんが入っているので、腹ごしらえにもぴったりでした。
チェンマイに行くというと、北タイのお土産を買って来いと言われることはよくあります。
ここにこれば、チェンマイ土産だと一発で分かるアイテムが勢ぞろい。非常に楽でした。
私は、ナムプリックヌムを3種類とカオソーイのカップ麺、蜂蜜詰め合わせセットを購入。
一カ所で求めているものが全て揃うので、さっさとまとめ買いしたい人にはかなりおすすめできます。
ちなみに、フードコートではカオソーイともち米を使った魚のチャーハンがめちゃくちゃ美味しかったです。
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