ベトナム中部の世界遺産「ミーソン遺跡」。
少し遠いですが、せっかくダナンを訪れるのであれば世界遺産を見ておく価値はあります。
私は5月の天気の良い日に訪れました。
意識がもうろうとするくらいの暑さで、一応全部を回ったものの半分観光していませんでした。
それでも今になって「行っておいてよかった」と感じます。
今回は、そんなミーソン遺跡の行き方や、行く前に知っておきたい簡単な歴史などを、見どころと共にお伝えします。
ミーソン遺跡の基本情報
施設名 | ミーソン遺跡(ミーソン聖域) |
英語名 | My Son Sanctuary |
サンスクリット語の正式名称 | シュリーシャーナバドレーシュヴァラ |
住所 | Thánh địa Mỹ Sơn, Duy Xuyên District, Quảng Nam, ベトナム |
営業時間 | 6:00 – 17:00 |
観光時間の目安 | 1.5時間~3時間 |
チケット料金 | 15万VND |
ホームページ(ユネスコ) | https://whc.unesco.org/ |
1999年に世界遺産になった観光スポットです。
入り口で入場料を払ってチケットを購入したらカート乗り場まで少し歩き、そこで無料のカートに乗って敷地内を進みます。
カートで数分進んだら売店のようなところで降ろされ、そこからは徒歩で遺跡を回っていくことになります。
こんな感じの道です。冒頭でも言ったように、5月はめちゃくちゃ暑かったです。
暑い時期に行かれる方は、売店で水(大ボトル)を買ってから進みましょう。
マップの黒い線が道です。
その道をぐるっと回りながら、枝分かれしている遺跡群を見ていくことになります。
それぞれの遺跡にはアルファベットが振られており、順番に行けば「F➡E➡G➡A➡BCD➡H」と回って遺跡を一周できます。
ミーソン遺跡の最低限の歴史
以下は、UNESCOとウィキペディアの情報をchatGPTで小学生でもわかるように要約したものを、更に短くまとめたものです。
かつてのベトナムには、チャンパ王国という国がありました。
192年~1832年という長く続いた国です。
ミーソンはそんなチャンパ王国の、ヒンドゥー教シヴァ神信仰の聖地。
チャンパ王国は、605年に隋(当時の中国)によって一度ほろんだものの、そこからヒンドゥー教化がすすみました。
現在のミーソン遺跡には、チャンパ王国に4世紀末~13世紀までに建てられた、計67カ所の遺跡が残っています。
インドやクメールの影響を受けた建造物で、セメントや漆喰などの接着剤を使用せず建てられているのが特徴。
ただし、ベトナム戦争(1955年~1975年)でアメリカから爆撃を受け、遺跡の大半は破壊されました。
その後1999年に、世界遺産登録基準の2番と3番の条件を満たし、ユネスコの世界遺産(世界文化遺産)に登録されました。
更に知りたい方は、UNESCOとウィキペディアをご覧ください。
ミーソン遺跡への行き方・アクセス方法
ダナン市内から車で1時間かかります。
かなり遠いため、ミーソン遺跡への行き方は以下の2つ。
- タクシーチャーター
- ツアー
グラブでも行けないことはないですが、市内から遠い場所にあるので、帰りのことを考えるとタクシーをチャーターして待っていてもらうのがいいと思います。
タクシー料金と捕まえ方
タクシーをチャーターする場合の相場は80万ドンです。
多くの人が、ダナン空港から市内へ向かう際にタクシーやグラブを利用すると思います。
まずは、そのドライバーに提案してみましょう。
逆に何も言わなくても、向こうから提案してくることもあります。
私もダナンを観光する中でタクシーを何度も使いましたが、ほぼ全員に値段を確認していました。
上記は、最も条件がよかったドライバーに決めた後に、ラインでやり取りした内容になります。
たまたま日本語を理解しラインも持っていたので、運がよかったです。
ツアー
タクシーとの交渉が難しい場合や、遠方なのでタクシーを利用するのが不安な場合などは、現地ツアーを利用するのがおすすめ。
ミーソン遺跡について調べてから訪れたとしても、いざ現地に行ってみると忘れてしまうものです。
ツアーであればガイドがしっかりと説明してくれます。
以下のツアーは日本語ガイド付きなので、遺跡巡りが何倍も楽しくなるでしょう。
➡【日本語ガイド】ミーソン遺跡・ベトナム世界遺産半日観光ツアー(ダナン/ホイアン午前発 ・指定ホテル送迎)
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