ウボンラチャタニと言えば、ラオスとの国境を流れる雄大なメコン川を望めるサムパンボーク、不思議な形の大きな奇岩のあるパーテム国立公園などが有名です。
しかし、その両方を一度に眺められる場所があります。しかも、観光客はほぼいないため穴場感がすごく、これぞイサーンの田舎だ!という風景を楽しむことも可能。
それが、パーチャンとジャイアントロック。ウボンラチャタニの穴場の観光地への行き方や雰囲気を紹介していきます。
パーチャンとは?
パーチャンとは、タイ語でผาชันと書き、直訳すると「険しい崖」。
パーテム国立公園からもメコン川を挟んで対岸のラオスを見ることができますが、非常に遠い。一方で、パーチャンではすぐ近くで大迫力のラオスを眺められます。
比較すると一目瞭然。泳いで向こう岸まで行けそうです。
営業時間 | 自由 |
休業日 | 無し |
入場料 | 無し |
観光所要時間 | 15分 |
実際に、地元の人たちが船で行き来していたり、魚を捕まえたりしていました。この地に住む人たちに、国境という概念はなさそうです。
どこまでも続く東南アジア最長の川。ここまで川幅が狭いと、つい最近パッカリと割れたかのように錯覚しそうです。
このパーチャンの近くは、地面がパーテム国立公園の駐車場のようにめちゃくちゃぼこぼこしています。
地元の漁師は崖の近くまでバイクで乗り付けますが、私の運転テクでは絶対に無理なので手前に駐車しました。車なら奥までいけるかもですが、本当にボコボコなのでタイヤがハマったりしたら厄介かも。
ジャイアントロックとは?
パーチャンのすぐ近くにある奇岩。ウボンで奇岩と言えば、パーテム国立公園のキノコ岩が有名ですが、こちらも負けていません。
誰もいない割には、放置されている感じは全くなく、普通にちょっとした発見のあるスポットです。
営業時間 | 自由 |
休業日 | 無し |
入場料 | 無し |
観光所要時間 | 15分 |
色んな岩がありますが、全てこれの引き立て役。
長い年月をかけ、様々な環境変化の影響を受けながら今の形が形成されたというようなことが説明されています。朝早く行ったからか、この不思議な岩を完全に独占してゆっくりと眺めることができました。
こちらも、ジャイアントロックの少し手前で一気にガタガタ道となります。特にバイクで行く人は、気を付けて運転しましょう。
イサーンののどかな風景も必見
タイの田舎町のさらに田舎の端っこの方のエリアなので、本当に田舎。村にはセブンイレブンの代わりに牛がいます。
いかにもツーリストという格好でバイクを走らせると、すごいじろじろ見られますが、地元の人は非常にフレンドリーでした。
バイクで来ているのに、朝(午前7時くらい)から酒を勧めてくるおじちゃん、やたらと月収を聞いてくるおばちゃんなど、おおらかでのんびりとした雰囲気が伝わってきて楽しかったです。
パーチャンからの帰り道。かろうじて舗装された細い道路の左右には、広大な大地が広がっています。まさにイサーンのど真ん中にいる感じがして、個人的にはウボンを再び訪れるなら、もう一度行きたい場所の1つ。
パーチャンとジャイアントロックの場所は?
簡単に言うと、パーテム国立公園のあたりからサムパンボークに向かう途中で右折するだけ。広大な大地を持つウボンラチャタニなので、地図を確認しながら右折ポイントを探しましょう。
右折してからはちょっとした集落がありますが、基本的には地元の人たちしかいない非常に穴場のスポットです。
これが右折ポイント。一応ちょっとした看板が出ているため、右折を意識しながら走っていれば何となくわかるはず。
パーチャンとジャイアントロックまとめ
メコン川の近くを走る広い通りから川の方に曲がれるポイントがあるなら、このようなスポットはまだたくさんあるんじゃないかと思います。
時間の都合上、ここしか行けませんでしたが、ゆっくりと滞在できる人は色々な細い道を探索してみるのも面白いかもしれません。ただし、何かあっても誰も助けに来ないような場所なので、雰囲気や現地の人の様子などを窺いながら探検するようにしましょう。
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