バンコク イミグレーションが2カ所に分かれコロナ感染のリスクが減少

バンコク

観光旅行でタイに来たものの、フライトキャンセルなどで日本に帰れなくなってしまった、という人も多い現在。ノービザでの滞在はマックスで30日間ですが、入国から30日以内にタイを出国できないかもしれない、と不安になる人もいるはずです。

タイは、ビザを持たない短期の旅行者に対しても、イミグレーションでの30日間の滞在延長を認めています。つまり、ビザなしでも最大で60日間は滞在可能ということ。

しかし、自国に帰れず滞在延長を求める外国人があまりにも多すぎて、バンコク・チェーンワッタナーのイミグレーションには、かつてないほどの人だかりが。

密閉・密集・密接というコロナに感染しやすい3条件が見事に揃ってしまっているので、タイ政府は3月26日から新たに別の場所にイミグレーションを設けました。

既存のチェーンワッタナーのイミグレーションがなくなったということではなく、機能を2つに分けて混雑を減らしたということです。

ここでは、新設されたイミグレーションの場所や行き方、どの手続きがどちらのイミグレーションで行われているか、などを紹介していきます。

▸最新コロナウイルス情報 ⇒ タイの新型コロナウイルス(COVID-19)速報

▸今のバンコクを写真で紹介 ⇒ コロナウイルスでバンコクの今は?人気スポットの現状

▸日本帰りたい人、タイ入国したい人 ⇒ タイのフライトのキャンセルと日本帰国・タイ入国ルール

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緊急で新設されたムアントンのイミグレーション

市内からだと、チェーンワッタナーのイミグレーションよりも若干遠いですが、そんなに大きくは変わりません。

ムアントン(ムアントンタニ)のIMPACT(インパクト)という大きな施設の裏に位置します。

QRコードでマップを開くと、以下の場所が記されます。

ムアントンタニ イミグレーションの雰囲気

実際に行ったわけではないので、ツイッターを参照。

青空の下で一定の間隔をあけて座っているので、チェーンワッタナーと比べると、非常に安全な感じが漂ってきます。雨季じゃなくて本当に良かった。

チェーンワッタナー

もちろん、チェーンワッタナー同様、手続き自体は建物内で行います。

ムアントンタニ イミグレーションまでの行き方

タクシーかバスで行くことになりますが、施設の真ん前まで行くバスはありません。バスを降車してからは歩きかタクシー、またはバイクタクシーのいずれかで建物まで向かう必要があるので、不安な人は最初からタクシーを利用するのが無難。

タクシーで行く場合

タクシー運転手が新しいイミグレの場所を知らない可能性が高いため、地図を見せるのが早いでしょう。

言葉で伝えるならこんな感じ

インパクトの裏側に行ってください ⇒ ไปด้านหลังอิมแพคเมืองทองธานี パイ ダーンラン インペーク ムアン トーン ターニー

なんでだよ?とか言ってくる面倒な運転手がいるかもしれないので、そんなときは以下を見せましょう。

イミグレが外国人であふれているので、一時的にムアントンタニに新しいイミグレができた ⇒ ต.ม.เปิดที่ทำการใหม่หลังอิมแพคเมืองทองธานี เพราะช่วงนี้ต่างชาติติดต่อราชการล้น トーモー プーッ ティー タムガーンマイ ラン インペーク ムアントンターニー プロ チュワンニー ターンチャーッ ティットー ラーチャガーン ラン

バスで行く場合

真ん前まではいかないですが、市内からインパクト方面に行くバスはいくつかあります。

  • BTSモーチット駅(MRTチャトゥチャック駅)から:52番
  • BTSアヌサワリー(戦勝記念塔)駅から:166番

バスを利用するなら、近くまで行って、そこからバイクタクシーを利用するのが最も早いです。

ちなみに、バンコクのバスを乗りこなすなら、以下のアプリを入れておきましょう。

ViaBus - Transit Tracking & Navigation

ViaBus – Transit Tracking & Navigation
posted withアプリーチ

出発地と目的地を入れれば、バスの番号とルートマップが出てきます。

BTSアヌサワリー駅から166番に乗った際のマップ。こちらのアプリ上では、インパクトまでのルートが出ているので、乗車時に「インパクト?」と聞いてみましょう。

それぞれのバスの乗り場はバンコク・チェーンワッタナーのイミグレーションまでの3つの行き方を参照してください。目的地は違いますが、乗り場は同じです。

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ムアントンのイミグレでできる手続き

新しいムアントンタニのイミグレーションでは、以下の手続きが可能です。

  • 90日レポート
  • TM30
  • 観光ビザの延長
  • ビザなしの延長

イミグレーションでこれらの手続きを行いたい人は、現在はチェーンワッタナーではなくムアントンタニに行きましょう。

逆に言えば、それ以外の手続き(リエントリー、学生ビザの延長など)は、今まで通りチェーンワッタナーで行うことになります。

なお、延長申請書の書き方や普段の流れはタイのイミグレで観光ビザ・ビザなし入国の滞在を延長する方法を参照。チェーンワッタナーでの延長の流れなどを書いていますが、必要書類などは同じです。

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現在のチェーンワッタナーの様子と注意点

ここからは、私が3月23日にチェーンワッタナーのイミグレーションでビザを延長してきたときの情報。まだムアントンのイミグレができる前だったので、現状とは若干異なりますが、その時に感じたことなどを紹介。

各航空会社のフライトキャンセルの増加により、予定していたフライトに乗れなくなった、自国に帰れなくなった外国人であふれており、雰囲気もいつもと違います。

  • ビザ失効日で優先順位を付けられる
  • できる限り外で待つべき
  • みんなピリピリしている

この辺りが普段と異なる点。

ビザ失効日での優先順位

本当に人が多いので、イミグレスタッフも後回しにできる案件はできるだけ後回しにしたがっています。3月24日に失効するビザを持つ私は、3月23日に訪れましたが、2時間近く並んだ挙句「明日切れるなら明日の早朝に来てね」と言われました。

24日には来れないと主張したら、しぶしぶ通してくれましたが、普段ならそんなことは言われません。よほど人が多く、一人でも後に回したいということですね。

ビザが失効する日に必ず延長ができるのであれば、最終日に合わせていくのもよいでしょう。しかし、誰もそれを保証してくれません。

余裕を持って滞在延長をしたいのなら、できるだけ早い時間に行って、まだ人の少ない段階で整理券をもらうに尽きます。

ちなみに、3月27日現在も、ムアントンタニ新イミグレーションで数百人待ちということです。

コロナ感染を避けるため建物の外へ

番号札を受け取ってから自分の番号が呼ばれるまでは、どこにいても構いません。自分の番がまだまだなのであれば、建物内で待つのではなく、一度外に出て待つのがいいでしょう。

というのも、建物内は、密閉・密集・密接というコロナに感染しやすい3条件が見事に揃っているから。ちなみに私は、ほとんどの時間を外で過ごしました。過敏かもしれませんが、何かに触ったらアルコール消毒していました。

みんなピリピリしている

ビザの延長に慣れている人ももちろんですが、こういった出来事に巻き込まれて仕方なく滞在を延長せざるを得ない人、それらを制するスタッフ、大量の処理を強いられるスタッフなど、多くの人がイライラ、ピリピリムード。

列を間違えて割り込もうとしている白人が、スタッフに声を荒げるシーンも見られました。普段から態度の大きなイミグレのスタッフですが、とりあえず全てのステップで下手に出てお願いする感じで対応するのが最善だと思いました。

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現在のチェーンワッタナーで開いている施設

一応、イミグレーションの地下1階の施設はそれなりに機能しています。

銀行はすべてオープン

セブンイレブンも普段通り稼働

レストランやコーヒーショップもオープン

基本的にはほとんどの店舗が開いていますが、飲食店は椅子が全て片付けられており、その場で飲食ができないようになっています。

テーブルと椅子が一切ないフードコート

どの時間に行っても長丁場になるのでお腹がすきます。家を出る前にしっかりと食べておくか、こういったお弁当を購入して、まだ空気の良い外に出て食べるかすることになります。

ちなみに、滞在延長に必ず必要なパスポートのコピーや写真などを撮ってくれるお店は、ちゃんと開いているので安心。

必要書類が不足している人は、長蛇の列に並ぶ前にパスポートコピーと証明写真を忘れないように用意しておきましょう。   

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新型コロナウイルス下でのバンコクイミグレまとめ

現在は、従来のチェーンワッタナーに加えて、ムアントンタニにもイミグレがあります。

  • 90日レポート
  • TM30
  • 観光ビザの延長
  • ビザなしの延長

これらの手続きは、今のところムアントンのイミグレで受け付けています。

  • バス、タクシーでイミグレに行く方法はこちら
  • 延長申請書の書き方、必要書類などはこちら

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