このページでは、3月21日現在の最新情報をお伝えしています。
▸最新コロナウイルス情報 ⇒ タイの新型コロナウイルス(COVID-19)速報
▸新イミグレ情報 ⇒ ムアントンタニのイミグレの行き方など
▸日本行きのフライト情報や入国情報 ⇒ タイのフライトのキャンセルと日本帰国・タイ入国ルール
新型コロナウィルス(COVID-19)は、世界中の経済に多大なダメージを与えています。中でも、観光産業で成り立っていたような国への打撃はすさまじく、2019年には約4000万人の旅行者が訪れたタイにも大きな影響が。
コロナウィルスに関する様々な情報が錯綜していますが、3月17日、3月21日にタイ政府が発表したコロナ対策、旅行者、現地のタイ人への影響などについてまとめていきます。
タイのコロナ被害と政府の対策
タイ保健省の正式な発表によると、2020年3月21日時点で、タイで新型コロナウイルス関連の肺炎と診断されている症例は411件。既に回復して自宅に戻ったのが44人、死亡者1人、そして、366人が感染中となっています。
以下は、タイ保健省が公表する過去2週間以上の症例数データ。※参照:タイ保健省(タイ語)
日付 | 症例数 | 前日比 |
3月22日 | 599 | +188 |
3月21日 | 411 | +89 |
3月20日 | 322 | +50 |
3月19日 | 272 | +60 |
3月18日 | 212 | +35 |
3月17日 | 177 | +30 |
3月16日 | 147 | +3 |
3月15日 | 144 | +62 |
3月14日 | 82 | +7 |
3月13日 | 75 | +5 |
3月12日 | 70 | +11 |
3月11日 | 59 | +6 |
3月10日 | 53 | +3 |
3月9日 | 50 | 0 |
3月8日 | 50 | 0 |
3月7日 | 50 | +2 |
既に治った人も含まれるため、当然症例数は増える一方になりますが、3月15日からは増え方がひどいのがわかります。
続いて、3月20日時点での都市別の感染者数。
症例が多い都市順にまとめました。
- バンコク
17人
- サムットプラカーン ※バンコクの南東 スワンナプームなど
7人
- チェンマイ
6人
- パッターニー
5人
- プーケット
- チョンブリー ※パタヤなど
3人
- ヤラー
2人
- パトゥムターニー ※バンコクのすぐ北
- プラチュワップキーリーカン ※ホアヒンなど
- ナコーンラーチャシーマー ※兵士による銃乱射殺人事件があった県
- ナラティワート
1人
- ノンタブリー ※バンコクのすぐ北西
- ナコンパトム ※バンコクのすぐ西
- サムットサコーン ※バンコクのすぐ西
- カンチャナブリー
- スパンブリー
- サラブリー
- スコータイ
- ペッチャブーン
- クラビー
- ロイエット
- ガラシン
- コンケーン
- スラーターニー
- ナコンシータマラート
バンコクがダントツですが、チェンマイなどの北部、プーケットをはじめとする南部、コラートなどの東北部(イサーン)と、まんべんなく広がってきています。
なお、最新の速報は、保健省よりもタイ日刊経済新聞のウェブサイト、クルンテープ・トゥラキット(กรุงเทพธุรกิจ)をはじめとするタイのニュースサイトの方が早いと思われます。
公的機関のタイ保健省のサイト更新が少し遅いだけで、ニュースサイトもちゃんとしたソースから情報を得ているため問題ありません。
タイ政府のコロナ対策
以下は、3月15日の爆発的な増加を背景に、3月17日の閣僚会議後に発表された、新型コロナウィルス(COVID-19)へのタイ政府の主な対策。
- 3月31日までの一時的な閉鎖
- 状況が変わるまで(好転するまで)の一時的な閉鎖
- 人が多く集まる活動の制限
- 県をまたぐ旅行の制限
- ソンクラン(水かけ祭り)の延期
3月21日発表3月22日実施の措置
また、3月21日の新たな発表がこちら。3月22日~4月12日の間は、以下の施設、サービスが閉鎖されます。
参照:The Thaigar
- デパート
- レストラン
- 市場
- 屋台(日常的な食べ物屋台は対象外)
- コンビニの飲食エリア
- スパ、フィットネス
- スケートリンク、ローラースケート場
- 美容クリニック、美容院、床屋
- 遊園地、ボーリング場
- ゲームセンター、ネットカフェ
- ゴルフ場、ゴルフ練習場
- スイミングプール、サウナ、入浴施設
- ペットホテル、トリミング、ペット用スパ
- 仏像、仏教のお守り販売所
- タトゥーショップ
- ベビーシッターサービス
- 在宅介護サービス
- 闘鶏場
ただし、デパートに関しては、
- スーパーマーケットゾーン
- ドラッグストア
- レストラン(持ち帰りのみ対応)
などはいつも通りオープン。物資の運搬にも影響がないため、基本的にはいつも通りの生活が可能なはず。
ทั้งนี้ ขอความร่วมมือประชาชนไม่ต้องกักตุนสินค้า ร้านอาหารยังเปิดตามปกติ เพียงแต่ขอให้ปรับรูปแบบเป็นแบบกล่องกลับบ้าน (take away) และซูเปอร์มาร์เก็ต ก็ยังเปิดตามปกติ ร้านสะดวกซื้อให้หมั่นทำความสะอาด มีจุดบริการแอลกอฮอล์บริเวณทางเข้า เพื่อความสะอาด เพื่อปลอดภัย
参照:Thairath
一応書かれている記事を簡単に訳すと、「レストランは平常営業(持ち帰りのみ対応)、スーパーも平常営業なので、買いだめなどをする必要はない。コンビニは清潔に保ち、入店時のアルコール消毒を徹底。」こんな感じです。
21日発表の情報は、この記事を書いている1時間前とかに出されたものなので、もう少し具体的なものが、しっかりとまとめられてでてくると思います。
以下は、3月17日発表分の既に実施している措置。
3月31日までの閉鎖施設
3月18日~31日の間、以下の施設が閉鎖されます。
- 大学、インターナショナルスクールをはじめとするすべての教育機関
- バー、クラブ、ディスコ
- タイ古式マッサージ
- マッサージパーラー
- 映画館、劇場、娯楽施設
タイマッサージ店、ゴーゴーバーやタニヤのカラオケ店、ナイトクラブ等も対象となっています。新しい発表に倣って、4月12日まで閉鎖される可能性が濃厚。
期限が付かない一時的な閉鎖
バンコク及び周辺地域が適用となります。
- ムエタイスタジアム、ムエタイスクール
- 競技場、運動場
- 競馬場
一応、娯楽施設とは違い、状況が変わって発表があるまでというように分けられています。
人が多く集まる活動の制限
以下のアクティビティが休止されます。
- コンサート
- イベント
- 宗教活動、文化活動
- スポーツイベント
県をまたぐ活動の制限
バンコクで流行するコロナウィルスを地方都市に持ち込まないための措置です。
- 軍事キャンプ
- 学校のキャンプ
- 刑務所への面会
ここは外国人は関係なさそうですね。
ソンクラン(水かけ祭り)の延期
タイの一大イベントであるソンクランは、毎年4月13日~15日の間に行われます。
日本でいう正月にあたるので、土日を含めたソンクランの大型連休に帰省するタイ人も多いわけですが、帰省による地方都市への感染拡大を防止する目的で連休が延期されます。いつに延期されるかはまだ未定。
この時期には帰省だけでなく、地方都市に旅行に出かけるタイ人も多く、私もベトナム行きのチケットをはるか昔に押さえていましたが、ベトナムも同様に入国できないため泣き寝入りせざるを得なくなりました(涙)。
ただし、以下の全ての条件に当てはまるチケットに関しては、運輸省が無料で日程変更、ルート変更(差額分と税金は要支払い)の保障を行っています。
- タイ航空、タイスマイル航空のチケット
- 3月19日以前に発券済みのチケット
- 4月1日~4月30日に出発するタイ国内行きのチケット
果たしてこれが外国人に適用されるのかどうかというところですが、該当するチケットを持っている人は、タイ人に 0-2356-1111 まで連絡してもらいましょう(24時間対応)。
タイ王国への入国ルール
タイ王国は各航空会社に対して、海外からタイに入国する渡航者へ以下のガイドラインを設けました。3月21日のタイ時間0時から有効となります。
- 過去14日間の移動履歴の確認
- コロナ陰性の健康証明書の確認
- 10万ドル以上の健康保険の確認
実質、日本人はタイに入国ができないと思った方がいいでしょう。
なお、似たような文書が3月18日と3月19日に作成されており、18日の方には3月21日から有効、19日の方には3月22日から有効となっていますが、とりあえず本日(3月21日)から有効だと思っておけばよいでしょう。
移動履歴の確認
Verify passengers’ travel history in the last 14 days before the date of travel whether they have traveled to Disease Infected Zone or Ongoing Local Transmission Area
航空会社は、搭乗前14日の間に、乗客が感染危険エリア、もしくは感染が拡大しているエリアに旅行したかどうかを確認します。ちなみに、タイ王国が指定するエリアは以下の通り。
- 中国
- 香港
- マカオ
- 韓国
- イタリア
- イラン
感染が拡大している国
- 日本
- フランス
- スペイン
- アメリカ
- スイス
- ノルウェー
- デンマーク
- オランダ
- スウェーデン
- イギリス
- ドイツ
ただし、日本は例外的に、感染が拡大している特定の都市が対象となります。
- 北海道
- 東京都
- 愛知県
- 和歌山県
- 神奈川県
- 千葉県
- 沖縄県
- 京都府
- 大阪府
とはいっても、大多数が成田空港、羽田空港、関西国際空港、セントレアなどを経由してタイに入るため、実質ほとんどの日本人が対象となり得ます。
乗客が用意する健康証明書
Health certificate certifying that the passengers “pose no risk of being infected by the Coronavirus Disease (COVID-19)”, issued no more than 72 hours prior to the date of travel.
新型コロナウィルスが陰性であるという証明を含む、医療機関が発行した英文の健康診断書が必要です。この診断書は、出発日の72時間前までに発行していなければなりません。
しかし、日本ではむやみやたらにコロナチェックができるわけではありません。受けられる状態になるということは、すでにコロナである可能性が高いということ。実質、健康な状態で健康証明書は入手できないでしょう。
乗客が求められる健康保険
Health insurance/health insurance policy that shows minimum medical coverage of 100,000 USD in Thailand and covers the Covid-19 Disease
最低で10万ドル以上の保険が必要です。日本円相当で1200万円以上の、コロナウィルスの治療ができる海外傷害保険などに加入しなければなりません。
日常的な入院であっても、タイで個室を利用して相応の医療を受けた場合、1泊で2,3万バーツ(10万円弱)が必要。
コロナウィルスが疑われた際の長期的な隔離、人工呼吸器をはじめとする治療器具の利用などを考えると、必要になる医療費がとても財布からポンと出せる額でないことは容易に想像できます。
入国拒否対象者
上記の地域を移動した乗客、または上記の書類を用意できない乗客は、搭乗前に航空会社によって搭乗を拒否されます。
万が一、それらをくぐり抜けて飛行機に乗れた場合、バンコクで健康証明書などを提出し、T.8フォームを記入することで入国が許可されるかも?
在タイ邦人のタイ出国
今のところ可能。ただし、赴く国がタイと同じように入国規制をしている場合、同様にその国の求める書類をすべてそろえなければなりません。
また、例え求められる書類がそろっていたとしても、最終的には現地判断。入国拒否を食らう可能性が高い現在は、航空会社としてもできるだけ搭乗させたくないというのが本音だと思います。
さらに、タイから出国したら戻ってこれない可能性の方が高いということを肝に銘じておきましょう。ただし、日本国籍の人は日本になら帰れます。
バンコク市内の現状
3月後半に入って急激に感染者を増やしているバンコクは、政府の発表もあり、普段とは全く違う雰囲気に包まれています。
交通機関
近年、どんどんと延伸されているバンコク市内のBTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)。しかし、不特定多数と濃厚接触しやすい場所ということで、利用者は非常に少なくなっています。渋滞もかなり緩和されている状態。
BTS(スカイトレイン)におけるコロナの影響
利用する人が全くいないわけではないですが、ピーク時には1本目で乗れないことも多い電車にスムーズに乗車できます。
帰宅ラッシュやアフターファイブで人がごった返すはずの改札も非常にスムーズ。
車内も非常に余裕があります。マスクの装着率は高い。
MRT(地下鉄)におけるコロナの影響
BTSと比べて人の多いイメージがあるMRTも、平常時と比べるとガラガラです。
スクンビット駅の利用者は非常に多く、平日は17時~21時くらいまで改札からホームまで人でごった返しています。それと比べると、閑散としていると言ってもいいくらいの少なさ。
撮影したのは、金曜日の19時過ぎ。BTSと比べても、人が多すぎるとして嫌煙されがちな地下鉄ですが、この時間帯で電車を見送らずに一度で乗れます。平常時ではありえません。
こちらも、ほぼ100%に近い人がマスクを装着。車内はあり得ないほど空いています。
主要道路におけるコロナの影響
バンコク名物の渋滞は、コロナの影響で非常に緩和されています。
大型連休中、もしくは深夜のような感じ。もちろん、部分的に渋滞になるところもありますが、明らかに平常時よりも交通量は少ないです。
デパート
デパートは3月22日~4月12日の間閉まることが決まりました。以下は、3月19日、3月20日時点での代表的なデパートの様子。
Central World(セントラルワールド)におけるコロナの影響(3月19日)
色々なデパートを回りましたが、ここは閑散度が最も高いです。
かろうじてお客さんはいますが、明らかにガラガラ。
各入り口に非接触体温計を持つガードマンが配置されており、恐らく全員の体温をチェックしています。
37.5度以上の熱がある人は入店拒否。
EM quartier(エムクオーティエ)におけるコロナの影響(3月20日)
タイ在住日本人も多く住むプロンポンのデパート、エムクオーティエ。他のデパートと比べると、アルコール消毒ジェルの設置量が多かったです。
BTSフロアの入り口2カ所に、オート サニタイゼーション ゲートと呼ばれるナノ消毒スプレーの機械を設置。すごい値が張りそうですね。他のデパートにはありません。
ここを通るだけで、スプレーを浴びることができます。実際に入ってみましたが、液体で濡れるとかそういうのは全くなく、何も感じませんでした。
アレルギー症状が出る可能性があるということで、任意利用となっています。
入り口でのアルコール消毒はもちろん、
エレベーター前やトイレ前など、様々なポイントにジェルタイプのアルコールを設置。
ただし、やはりデパート内のお客さんは少なめ。
普段はイベントなどを行っているデパート中央の広場にも、何もありません。
飲食店も、夕食時とは思えないほどの静けさ(3月20日18時頃)。
Siam Paragon(サイアムパラゴン)におけるコロナの影響(3月19日)
バンコク有数の高級デパート、サイアムパラゴン。撮影は3月19日の18時過ぎです。BTSサイアム駅直結ということで、お客さんはそれなりに入っています。
とはいっても、平日の18時にこれはかなり少ないです。
中国人が爆買いするナラヤも、お客さんは0人。
夕食時ですが、パラゴンのフードコートでこんなに空いているのは珍しいですね。
サイアムパラゴンでは、体温計による個別チェックはないものの、ゲートの奥に赤外線サーモグラフィが設置されています。
Siam Square One(サイアム スクエア ワン)におけるコロナの影響(3月19日)
サイアムパラゴンの向かいにある、タイ人の若者が集まる大きなモール。建物全体が巨大な吹き抜けの造りになっていて密閉されていないからか、基本的に熱チェックはありません。
BTSサイアム駅からサイアムスクエアに抜ける、モール内の屋外にあるスペース。待ち合わせにも使われることが多いゾーンで、それなりに人がいます。
しかし、上階に進む方のスロープには、ほぼ誰もいない状態。
熱チェックはありませんが、一応形式的にアルコールジェルが設置されています。
Terminal21(ターミナル21)におけるコロナの影響(3月19日)
デパートはそろそろ飽きてきたので簡単に。
BTSアソーク駅直結のターミナル21。地下鉄も乗り入れる場所なので、普段から利用者の多いデパートです。BTSフロアの入り口の1つには赤外線サーモグラフィが設置されており、カメラを向けたら真剣に見ているふりをしてくれました。
ナイトスポット
基本的には、日本人も多く訪れるゴーゴーバー、カラオケ、マッサージパーラー、クラブ(ディスコ)などは3月31日までは閉鎖。撮影時(3月19日、20日)時点では、市場は閉鎖の対象になっていないため、ナイトマーケットなどは開いています。
Soi Cowboy(ソイカウボーイ)におけるコロナの影響(3月19日)
バンコク有数のナイトスポットとして知られるソイカウボーイ。現在は全ての店舗が閉鎖状態です。
バー群の中にある飲食店だけは営業していましたが、当然閑古鳥が鳴いており、非常に静かです。
スクンビットエリアのナイトスポットにおけるコロナの影響(3月19日)
基本的には全てのナイトスポットが閉まっているバンコクですが、飲食店ともバーともどっちともとれるような場所はかろうじて開いています。
ゴーゴーバーやマッサージなどが閉まっている中、普通に営業している店舗も。ただし、やはりこちらも平常時と比べると人は少ないです。
パッポン通りにおけるコロナの影響(3月20日)
パッポンは、真ん中にパッポンナイトマーケットが走り、その両脇にゴーゴーバーやクラブ、飲食店などが並ぶ通り。こちらも繁華街として昔から有名です。
旅行者らしき白人が何組かいましたが、恐らく日本人の姿はありませんでした。
タニヤ通りにおけるコロナの影響(3月20日)
日本人向けのカラオケが並ぶ通りとして有名な、パッポン通りの隣の繁華街。
こちらは日本料理店も多く並んでいるため、ソイカウボーイのように真っ暗という感じではありません。日本料理店には、ある程度お客さんが入っていました。
しかし、金曜日なのに人通りはあり得ないほど少ない(3月20日19時半)
タラートロッファイ(ラチャダー鉄道夜市)におけるコロナの影響(3月19日)
バンコクのリトル中華街、ホイクワンの近くに位置する大人気の観光スポット、ラチャダー鉄道夜市(タラート ロッファイ)。平常時は、どこを見ても中国人だらけで、週末になると歩くのが大変なほどごった返していました。
びっくりするくらい静まり返っています。平日に訪れたというのもあるかもしれませんが、中国人ツーリストの消えたナイトマーケットは虚しい明るさを放っています。
それでもお客さんがゼロではないため、一応多くのお店が営業を続けています。総じて暇そうですが。
ただし、お酒が飲めるバーゾーンは完全に閉まっています。パブやクラブに含まれるのでしょうか。
有名なフォトジェニックスポット。上から見ると、明かりのついていないテントもあるのがわかります。
カオサン通りにおけるコロナの影響(3月20日)
バンコクでマスクが最も似合わなさそうな、バックパッカーが集まる通り。近年は、外国人旅行者だけでなく、タイの若者も集まる通りとなっていましたが、タイ人は全然いませんでした。
カオサンに足を踏み入れた際に感じた最大の違和感が、音楽が全く鳴っていないこと。
クラブが閉鎖されているので、通りに鳴り響いていた音楽が消え、非常に静かな状態。ちょうど道路が改装中ということもあり、田舎のナイトマーケットにでも来たかのような錯覚に陥りました。
店舗を構えている飲食店の多くは、店頭にジェルタイプのアルコール消毒を置いています。
人は少ないですが、屋台は平常通り出ているため、ちょっと異様な感じがしました。
バンコクでのマスクとアルコール入手
新型コロナウイルスの拡散や感染を抑えるのに有効とされるマスクとアルコール消毒。日本同様、一時期は入手困難でしたが、現在は普通に購入することができます。
アルコールは普通に購入可能
薬局には、ジェルタイプ、スプレータイプなど、様々なアルコールが並んでおり、どこに行っても見つからない、というような状態ではなくなりました(3月20日)。
3月20日の18時に、エムクオーティエでジェルタイプのアルコール消毒が無料で配布されていました。
なお、アルコールに関しては、全てのデパート、全ての駅の出入り口にジェルタイプのものが設置されています。飲食店にも置いているところが多いため、最悪個人のものがなくても何とかなりそうな雰囲気です。
マスクを取り扱う露店が多くなった
マスクもアルコール同様、ちゃんとしたお店で購入できますが、屋台的なところでも売っているのを目にするようになりました。
日本製のものが人気のようですが、若干高いです。
露店での購入には注意が必要
マスクやアルコールは、できるだけちゃんとした薬局で購入するのが無難。
変なものをアルコールに混ぜて売る人がいたり、使用済みマスクを洗ってきれいにして売っていたりというニュースも目にしました。
このお店が悪いということではないです。
恐らくほとんどのお店がちゃんとした製品を売っていると思いますが、一部に悪徳店舗が紛れている可能性があるため気を付けましょう。
新型コロナウイルス in タイランドまとめ
毎日のように感染者が増えており、それによって政府が今後の対応を変えてくる可能性もあります。
特に施設封鎖、行動の制限は在タイの外国人にも大きな影響を与えるため、ニュースサイトをこまめにチェック、または周りのタイ人に聞くなどして最新の情報を集めましょう。
残念ながら日本語サイトは若干情報が遅いように感じましたが、英語の情報ならタイの情報と似たような速度で最新のものを入手できると思います。
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