ウボンラチャターニーで最も有名な観光スポットの1つ、パーテム国立公園(Pha Taem National Park)。
ラオスと国境を隔てるメコン川、大昔に描かれた壁画、亀裂が入った大岩など、様々な見どころが1つに詰まった人気の観光地です。
ここでは、そんなパーテム国立公園の基本情報から注意点までを細かく紹介していきます。
パーテム国立公園の基本情報
まずは、営業時間や入場料などを見ていきましょう。
営業時間 | 6:00~18:00 |
入場料 | 大人400バーツ |
観光所要時間 | 1時間~3時間 |
市内からの往復時間 | 車で3時間 |
パーテム国立公園の営業時間
パーテム国立公園が開いているのは、午前6時~午後6時の12時間。
敷地内に入る前にゲートが設けられていますが、ここが開くのが6時からということになります。営業時間もゲートもないサムパンボークやジャイアントロックと比べると、有名観光地なだけあってしっかりとしていますね。
パーテム国立公園の入場料
入場料は以下の通り。
外国人 | 大人 | 400バーツ |
子供 | 200バーツ | |
タイ人 | 大人 | 40バーツ |
子供 | 20バーツ |
子供は3歳~14歳の間となり、3歳以下は無料です。外国人とタイ人とでは入場料に10倍の開きがありますが、タイ語が流暢だと、バンコクから来たタイ人と見なされるかもしれません。
パーテム国立公園までの行き方
公共の交通機関はないため、車かバイクのどちらかを利用するしかありません。
最も楽なのは、ウボンラチャターニー市内から車を1日チャーターして回ってもらう方法。交渉次第で、この辺りの他の観光地も効率よく回ることができます。拘束時間によりますが、貸し切り代金も大体2000バーツ~3000バーツでおさまります。
ただし、個人的には自由度の高いレンタカーやレンタルバイクの方がおすすめ。
パーテム国立公園観光におすすめのホテル
パーテム国立公園の周辺に泊まれば、朝日が昇るのに合わせて観光をスタートできます。その中でもおすすめのホテルがBluemoon Riverside Resort(ブルームーン リバーサイド リゾート)。
小さなリゾートタイプのホテルですが、一人旅にもファミリー旅行にも適した数種類の部屋がそろっており、非常にリーズナブル。
▸250 หมู่ 5 ถนนหมายเลข 2222 (พิบูลฯ-โขงเจียม บ้านคันลึม ทรายมูล Tambon Sai Mun, Amphoe Phibun Mangsahan, Chang Wat Ubon Ratchathani 34110
▸宿泊代金:1500円~5000円
▸+66 45 959 889
▸bluemoonriverside.com
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Agoda
- 実際に宿泊したレポートはこちらを ⇒ ウボンラチャタニのパーテム観光におすすめの安いリゾートBluemoon
- その他のパーテム周辺ホテルはこちら ⇒ 高級リゾートから安宿までウボンラチャターニーのおすすめホテル12選
ブルームーンのような安宿から1泊数万円もするホテルも紹介しているので、よければあわせて見てみてください。
パーテム国立公園の5つの見どころ
それでは、パーテム国立公園のおすすめスポットを見ていきましょう。
- キノコ岩
- 割れた巨大な岩
- 壮大な景色
- 大昔の断層トレッキング
- 数千年前の壁画
他にも見どころはありますが、代表的な5つに絞って紹介。
巨大なキノコ岩(Sao Chaliang)
パーテム国立公園の敷地に入って初めに現れるのが、大きなキノコ型の岩群。
パーテムの周辺には、形は違えど似たような奇岩はたくさんあります。しかし、ここが一番有名。
要約すると、1億2500年~1億1000年前の白亜紀の初期に堆積した岩が、数百年の間埋まっており、それが隆起したものが水や風などによって少しずつ浸食されていき、今の形が出来上がったとのことです。
暑かったし、ほぼ素通りしましたが、この岩は近くまで行って見ることができます。何なら触れます。
割れた巨大な岩(Lan Hin Taek)
キノコ岩の裏には、広々とした巨大な岩のフィールドが広がっており、その岩のところどころに亀裂が走っています。
スマホを操作しながら歩こうものならハマりますし、細い人なら普通に下の方まで落ちてしまうので気を付けて。
66メートルにわたり、幅50センチの亀裂が走っているみたいことが書かれていると思います。特に何も感じませんでしたが、雄大な自然が作り出した、なんかすごいやつだなぁと思いました。
スマホを落としたら色んな意味で終わるので、本当に気を付けましょう。
巨大な崖からは雄大な景色を望めますが、パーテム国立公園のさらに奥に進んだところの方がきれいです。
メコン川を見下ろしラオスが見渡せる景色
キノコ岩を通り過ぎてもうしばらく車を運転していくと、大きな駐車場が現れます。そして、その奥には対岸が見渡せる広々とした景色が広がります。
この辺りの地面は、大きなごつごつした岩が砂にうっすらとカバーされている感じなので、ソールの薄いビーチサンダルだと足の裏が痛いし滑りやすいしで、ちょっときついかもしれません。
景色はこんな感じ。ラオスとの間にはメコン川が流れています。
壮大さでいうと、確かにこのパーテムの方が大自然を見に来たという気になるでしょう。しかし、対岸までの近さだけで判断すると、Giant Rock付近のパーチャン(ผาชัน)の方が迫力があります。
いずれにしても、このパーテム国立公園を訪れるのであれば、ちゃんと写真におさめたいスポットではあります。
大昔の断層トレッキング
個人的には、パーテムで最も楽しかったアクティビティ。
岩の横の3.45キロの道を歩いていきます。
トレッキングのコースは、先ほどメコン川を見下ろした巨大な岩の下。
途中、こんな枯れ木が道をふさいでいたり、
バカでかいハチの巣が落ちていたりしますが、まぁ大丈夫。気を付けて先に進みましょう。
ただ、最も注意しなければならないのが落石です。
これとか、完全に上から降ってきて道に落ちた石ですよね。。。
Beware of falling rock(落石注意)の看板が多かったです。
こういう看板がさらに落石のリアリティーを物語っていますが、よほどタイミングが悪くなければ大丈夫なはず。
数千年前に描かれた壁画
歴史マニア必見の壁画は、3000万年~4000万年前に描かれたものだと言われています。トレッキングのコース上に現れるため、トレッキングをしつつ壁画鑑賞が可能です。
こんな感じ。これはトレッキングコース上に現れる第二の壁画です。
壁画があるところには、ちゃんとこういう解説がついているため、見逃すことはありません。
トレッキング兼壁画のマップ。ポイント、ポイントを一周して戻ってくることができます。
例えば、コースの入り口から約300メートルで第一の壁画、それから300メートルで第二の壁画、という具合に続いていきます。特に最初の300メートルが結構な階段でしんどかったので、足腰に自信のない人は入り口のところの壁画を写真に撮っておきましょう。
エントランス付近にある壁画のレプリカ。近くから撮影すれば本物に見えないこともないので大丈夫です。
パーテム国立公園を快適に回るための注意点
かなり原始的な大自然の中にいるので、気を付けるべき点はたくさんあります。
水分は絶対に必要
時期によって若干違いはあるものの、基本的にウボンラチャターニーは暑いです。
少し壁画を見て引き返す程度であれば何とかなるかもしれませんが、トレッキングコースをしっかりと歩く場合は絶対に水が必要。駐車場近くに商店があるので、そこで買っていきましょう。
虫よけ必須
自然の中なので、普通に虫がいます。基本的には蚊に気を付ければいいですが、腰を下ろして休憩する場合はアリにも注意する必要があります。
とりあえず、日焼け止めと一緒に虫よけのスプレーもしておきましょう。
できれば早朝に行こう
日中はめちゃくちゃ暑いウボンラチャターニーですが、6時~9時くらいなら暑さもまだまし。特に、トレッキングコースを一周するつもりなら、早朝に行くことを強くおすすめします。
時期によっては、オープンと同時に入れば朝日を拝めるのも魅力的です。
適した服装とは?
できれば、長袖長ズボンとスポーツシューズくらいは揃えておきたいものです。長袖は日焼け対策ですが、半袖でも、しっかりと日焼け止めを利用すれば問題ないでしょう。
全体的にかなり歩きにくいため、ビーチサンダルでは厳しい。クロックスでぎりぎり耐えられると思いますが、歩きやすい靴の方が望ましいです。
パーテム国立公園まとめ
ウボンラチャターニー滞在の目的が、このパーテム国立公園という人も多いんじゃないでしょうか。個人的にも、とりあえず行っておいてよかったと感じています。
雨が降ると非常に危ないので、できればほぼ確実に晴れている乾季に訪れるのがおすすめです。乾季であれば、乾季にしか行けないサムパンボークなども一緒に楽しむことができるためお得。ウボンの大自然を存分に堪能できるはずです。
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