タイの光輝くお寺!ウボンラチャタニのワットシリントーンワララーム

タイ

ウボンラチャターニーを訪れたら、とりあえず行っておきたいフォトジェニックなお寺、ワット シリントーン ワララーム プープラーオ (Wat Sirindhorn Wararam Phu Prao)。

夕陽が沈んでいく中で光輝く幻想的な姿は、タイに山ほどあるお寺の中でも異質な存在です。

そんなお寺への行き方やおすすめ時間、注意点などを紹介していきます。

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ワットシリントーンワララーム(Wat Sirindhorn Wararam)

日本語でワット シリントーン ワララームと呼ばれるこのお寺は、タイとラオスのチョンメック(Chong Mek)の国境に近い場所に位置する、黄金に輝く仏教寺院。

とりあえず、名前が長すぎてなかなか覚えられませんが、地元のタイ人はワット プープラーオ วัดภูพร้าว(wat phuu praaw)、または、 ワット ルアン セン วัดเรืองแสง(wat ruang sen)と呼びます。

ワット シリントーン ワララームでは通じないこともあり、特徴を説明すると「あー、ワットプープラーオね」と言われました。

営業時間 6:00 – 21:00
休業日 無し
入場料 無し
観光所要時間 1時間
市内からの距離 片道1時間半

ちなみに、シリントーンはこの土地の名前、プラーオはタイ語のココナッツから来ています。

ワットシリントーンワララームの歴史

元々は、ラオスのチャンパーサック県出身のブンマーク ティティパンヨー(บุญมาก ฐิติปัญโญ)というお坊さんが、タイとラオスの修行僧のために建てたお寺。

最初に建てられたのは1952-1955年の間と言われていますが、ラオスの政情不安により、ブンマーク僧は1973年にラオスに帰国します。その後、1981年に亡くなり、このお寺はしばらく放置されていました。

お寺の改修工事は1999年ころから始まり、2002年5月2日に、現在の ワット シリントーン ワララーム プープラーオ(วัดสิรินธรวรารามภูพร้าว)と名付けられます。

なお、かつて自然豊かな土地だったこのエリアには、ココナッツ(タイ語でマプラーオ มะพร้าว)のような形をした岩がたくさん落ちていたそうです。

改修工事の際にそれをたたき割ると、中から宝石のようにきらきらと輝くビーズのようなものが出てきたことから、「プープラーオ ภูพร้าว」という名が付いたという話があります。

ワットシリントーンワララームの特徴

お寺の正面も美しいですが、このお寺の最大の見どころは、背面に描かれた光輝くコチョウセンナの木。

ワットシリントーンワララーム正面

ワットシリントーンワララーム背面

コチョウセンナは、タイ語でカンラブルック(กัลปพฤกษ์)と言い、タイの桜と呼ばれることも。

この背景画は、カナーゴーン パリンヤー プンノー(คณากร ปริญญาปุณโณ)という職人によって作られました。蛍光体を含むモザイクを取り付けることで、日中に吸収した太陽光が、暗くなったら光り出します。

背景画だけでなく、本堂を取り囲む地面にも、光り輝くデザインが施されています。

これが暗くなると、

こう光ります。

なお、全然人がいないような写真を載せていますが、これは人がいなくなるのを根気よく待ったからです。

ウボンラチャターニー有数の人気観光地なので、タイ人だけでなく白人の姿も多数目にしました。これは、みんなで夕陽が沈むのを待っているところ。

お寺の多い仏教大国タイの中でも、ここでしか見られないフォトジェニックテンプル。ウボンラチャターニーはパーテムサムパンボークなどの自然系の観光スポットだけではありません。

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ワットシリントーンワララームへの行き方

一応ウボンラチャターニーですが、ラオスとの国境近くにあるため、市内からのアクセスは非常に悪いです。

Google Mapを利用すれば問題なくたどり着けるはず。

もし地元の人に聞きたい場合は、お寺の名前を言っても通じない可能性があるため、チョンメックのボーダーと言うのもありです。ワットシリントーンワララームは、ボーダーの手前に位置します。

車がほとんど走っていない広い道路に看板が出ているので、そこを左折。猛スピードを出したくなる道路だと思いますが、見逃さないように気を付けましょう。

ウボンラチャターニーの道路に関してはこちらを参照 ⇒ ウボンのバイクレンタルからガソリンスタンド事情や注意点までまとめ

駐車場から、すでに本堂が見えます。入場料とかないので、車を停めたらそのまま中に入れます。

駐車場エリアには、高いところからお寺を眺められる場所もあるため、そこで日没を待つのもいいでしょう。

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ワットシリントーンワララーム観光のおすすめ時間

ワットシリントーンワララームを観光するにあたっておすすめの時間帯は、間違いなく日没前。

季節によって若干異なりますが、日没は17時半~18時半です。ネットで簡単に調べられるので、日没の30分~1時間前を目安に到着しておきましょう。

ちなみに私は3月中旬(日没時間18時10分)の、17時30分くらいに到着しました。到着が遅いと、本堂でゆっくりしたり、明るい時間帯の写真を撮ったりすることができないので、時間に余裕を持っていきましょう。

日が完全に沈んだ時間帯よりも、日没の少し前の時間帯の方が撮影向き。

まだ周囲に光があり、かつ、ほのかに薄暗くなっている時間帯は、本当にきれいに光ります。

しかし、真っ暗になるとこんな感じ。肉眼では何が何だかわからない感じ。

蛍光体の模様がでこぼこになっているため、スマホで足元を照らさないと危険なくらい暗いです。ちなみに、真っ暗になってからも蛍光体に光を近づけると、その部分だけ輝きを取り戻します。

個人的に一番きれいな色でとれたと思うのがこれ。日没の15分くらい前に撮影したものです。もう少し暗くても全然大丈夫ですが、日没近くになると人がたくさん集まってくるので、ちょっと微妙な感じになります。

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ワットシリントーンワララーム観光の注意点

最後に、ワットシリントーンワララームを観光する上での注意点を紹介。

お参りを忘れないで

どうしても背景とその周りの美しさに目を奪われがちですが、これはお寺です。本堂の中の仏像にも注目しましょう。

広々とした空間には、金色に輝く仏像が座っています。このワットシリントーンワララームに訪れたら、まずは本堂でお祈りをしてから回るようにするといいでしょう。

できればちゃんとしたカメラがほしい

実は、私は全てスマホカメラで撮影しています。

正直、数百枚は撮ったと思いますが、センスがないのに加え、夜景モードでの手振れなども多く、まともに使える写真は一握りでした。

ちゃんとしたきれいな写真を本気で撮るなら、一眼レフに三脚が欲しいところです。逆に言えば、スマホでもこれくらいは撮れるので、カメラを持ち歩くのが面倒ならそれでもいいと思います。

真っ暗になってからはきれいに撮れない

日が完全に沈むと、予想上に暗くなります。かろうじて本堂が光っていますが、基本的には真っ暗。

お寺だけを撮影したいのであれば問題なく撮れますが、人を入れて記念写真を撮る場合は少し光が残っている時の方がおすすめです。

日が沈んでからは、頑張って明るくしてもこんな感じ。まぁこれも一眼レフなら違うんでしょうが。

帰りは安全運転で

素晴らしいお寺を後にしたら、あとは地獄の真っ暗な道が待っています。ここはタイの田舎町、ウボンラチャターニーの外れです。

一応、街灯のある道。ずっとこれが続けばある程度は安心して運転することができるでしょう。しかし、街灯もない完全な真っ暗闇も結構続きます。

こんな感じ。あろうことか、私は車ではなくバイクで往復しました。車がほとんど通らなかったため、逆に楽しかったですが、普通に考えると危ないですね。たまにボコッとしてるとこあるし。

ちょっと見にくいかもですが、バイクのライトを切るとすごい星空が広がっていました。車で行く場合、道の横に止めて外に出てみると気持ちがいいかも。

ただし、真っ暗闇でも車は猛スピードで突っ込んでくるので、ちゃんと路肩に止めるようにしましょう。

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ウボンに行くならワットシリントーンワララームは必見

ウボンラチャターニーで観光したいスポットは人によって異なるでしょうが、ここは数ある観光地の中でも非常におすすめ。

パーテム国立公園近くのホテルに宿泊する予定があるのであれば、夕方にサクッと回れる場所なので、是非一緒に行ってみてください。逆に、暗い道のりを市内まで戻るのは結構大変だと思うので、このお寺を観光するならこの辺りで宿を取るのがいいかもしれません。

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