世界には、違う色を持つ川と川が交差するところで、それぞれの川の水が完全に混ざり合う前の不思議なコントラストが生じる様を見られる場所がいくつかあります。
有名どころだと、ジュネーブのローヌ川とアルヴ川の合流点。
くっきり分かれすぎていて怖いですが、実はタイのウボンラチャターニーにも、この現象を楽しむことのできるトゥーカラーリバーがあります。
トゥーカラーリバーとは?
コラート高原から流れる全長約670キロのムーン川が、中国から流れてくる東南アジア最長のメコン川に吸収されるスポット。
営業時間 | 終日 |
入場料 | 無料 |
観光所要時間 | 10分~1時間 |
市内からの往復時間 | 車で3時間 |
タイ語ではแม่น้ำสองสี (メーナーム ソーン シー)。意味はそのまま、2つの色の川です。
ウボンと言えば、パーテム国立公園やワット シリントーン ワララームが有名ですが、このトゥーカラーリバーもすぐ近くにあるのでついでに行ってみましょう。
トゥーカラーリバーのマップ
トゥーカラーリバー観光のおすすめ時期と時間
基本的にはどの時間帯でも入ることが可能ですが、当然暗くなってからは何も見えないため、日が昇る6時くらいから、日の沈む18時くらいに訪れることになります。
その中でもおすすめの時間帯は、朝日が昇る早朝の時間帯。私は実際にこの目で見たわけじゃないですが、お寺のお坊さん曰く、朝日が非常にきれいに見えるので早朝は最高の時間だとのことです。
なお、川の色の違いが明確にわかるのは水の量が多い雨季。私は完全に暑期の3月に訪れたため、色の違いが全く認識できませんでした。
トゥーカラーリバー観光におすすめのホテル
最も適した宿泊場所は、お寺やトゥーカラーリバーから徒歩圏内のコン チアム 2 ホテル。
格安ホテルなので、高級リゾートに泊まりたい人には向いていませんが、周りにはこの辺りで唯一のセブンイレブンがあったり、ちょっとした飲食店などがあるため、パーテム国立公園やワットシリントーンワララーム観光の拠点としてもありです。
▸736 ม.1, โขงเจียม, Ubon Ratchathani 34220
▸+66 86 468 7431
▸料金目安:2000円
◇詳細・料金を確認する
Agoda
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タイのTwo Color River
川が交わるスポットは、ワット コン ジアム(Wat Khong Chiam)の中にあります。
大通りからセブンイレブンのある細い通り(Two Color Riverの看板あり)に入り、そのまま突き当りまで行くとお寺の門があります。そこにそのまま入って行きましょう。
敷地内には、のんびりとした雰囲気が広がっています。
お寺なので、当然仏像があります。
お寺の奥がTwo Color River。
お寺の中で交わる2つの川
お寺のある場所は、2つの川に挟まれた半島のようになっています。
この2つがお寺の半島の先で交わります。
はい、これ。写真の右からムーン川、左からはメコン川が流れてきており、合流した2つの川は奥の方に進んでいきます。残念ながら色の違いが全く分かりませんが、時期によってはきれいに見えるようです。
川下りのアクティビティも楽しめる
お寺から、まだ合流する前のメコン川の方に下っていくと、ボート乗り場があります。
ここからボートに乗って、川の色が変わる地点を下ったり、対岸にあるラオスの市場見物、さらにパーテムの方まで進んでもらったりすることも可能。
タイ語しかないので簡単にまとめます。
ラオスの市場 | 400バーツ |
トゥーカラーリバー | 400バーツ |
ゲーンタナ | 800バーツ |
散骨(遺骨や灰を流す) | 800バーツ |
パーテム | 2000バーツ |
基本的には、1艘辺りの値段なので、1人で利用しても10人で利用しても運賃は変わりません。しかし、11人目からは1人につき料金の1/10の価格が必要になってきます。
トゥーカラーリバーまとめ
乾季に行った私の印象にはあまり残っていませんが、雨季にウボンラチャタニを訪れるのであれば、一応行っておきたい自然スポット。運がよければ色の違う川が拝めるので、人生の良い経験になるのではないでしょうか。
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