せっかくタイの果て、ウボンラチャタニまで来たんだから、大自然を堪能できるスポットに行きたい!と考える人もいるのではないでしょうか?
そんな人におすすめなのが、タイのグランドキャニオンとも呼ばれるサムパンボーク。期間限定の観光地ですが、大迫力の自然に出会うことができます。
今回は、サムパンボークへの行き方や雰囲気などを紹介していきます。
サムパンボークとは?
サムパンボークはタイ語でสามพันโบกと書きます。サムパンは、数字の3000のこと、そして、ボークとは、ラオス語、またはイサーン語で穴のこと。
つまり、サムパンボークとは、「3000の穴」という意味を持ちます。
ラオスとの国境を隔てるメコン川沿いにあるこの場所は、川の水量が減少する乾季になると、川床の岩盤に様々な形、大きさの大量の穴が現れます。
この穴を見て回ったり、グランドキャニオンと称される大きな岩盤を歩き回ることができるのがサムパンボークです。
営業時間 | 終日 |
休業日 | 無し |
入場料 | 無し |
観光所要時間 | 2~3時間 |
市内からの距離 | 片道2時間 |
市内からはかなり遠いですが、パーテム国立公園付近に宿泊するのであれば、ワットシリントーンワララームなどとともに効率的に回れる観光スポット。
ウボンラチャタニの大自然を堪能できるホテルに泊まりたい人は、以下も参照してください。
サムパンボークへの行き方
地図を参照としか言えませんが、市内からはもちろん、パーテム国立公園周辺の宿泊エリア辺りからも結構離れています。
私はBluemoon Riverside Resortというパーテム国立公園よりのホテルを6時前に出発しましたが、到着したのは8時過ぎくらい。まぁ途中、市場に寄ったりジャイアントロックに寄ったりしていたというのもありますが。
サムパンボークの見どころとは?
一応大自然ですが、青々とした森林に囲まれるというジャンルのものではなく、乾燥した巨大な岩を鑑賞するタイプの自然。そのため、サムパンボークではごつごつした岩鑑賞がメインとなります。
グランドキャニオンを肌で感じる
大いなるメコン川と、その両岸の何もない風景を楽しむことができます。
左側はラオスの国土です。
こんな感じの風景が延々と続いており、とりあえず広いなぁと感じるはず。
砂漠のようになっているところも。水量の多い時期は、この辺りも水で浸かっているみたいですね。
ひたすら穴を探す
色々な形をしている穴を見回るのは、サムパンボークの最大の見どころの1つ。私は1人で訪れたので、めんどくさくなって探すのをやめましたが、ミッキーマウスの形をした穴などが有名です。
大小さまざまなな形をした穴が至る所にあります。大きな穴は、大人でも落ちてしまいますし、落ちたら抜け出すのが難しそうです。一人で行ったら誰も助けてくれないので注意しましょう。
私は別に穴マニアではないので、穴に対して何か感じるようなことはありませんが、穴好きにはおすすめです。
船を貸し切って川下り
トゥーカラーリバーでも川下りが可能ですが、ここにも船に乗ってメコン川をゆっくりと回るサービスがあります。
川に近い場所に船着き場があるので、そこで声をかければ乗せてくれるはず。ただ、私は自分で乗ったわけではないため何とも言えません。
私が川岸に行った時には、ちょうど地元の人が小さな船に乗っていました。観光利用ではなく、船で家に帰る的な使い方だと思いますが、バンコクの観光地で停車しているトゥクトゥクに乗るような感覚で使っていました。
船の人と話をしたわけではないですが、一般的な観光用の船は、12人まで乗れるものが1000バーツとのことです。
タイ人向けのユーチューバーがサムパンボークを紹介している動画。全てタイ語ですが、16:10あたりから船の価格、船に乗って観光する様子などが紹介されています。2020年4月に公開された動画なので、価格は割と新しい。
サムパンボーク観光の注意点
ウボンラチャタニを代表する観光スポットの1つですが、注意すべき点がいくつかあります。
暑い。水分必須
サムパンボークは、乾季限定の観光地。そして、タイが最も暑くなるのは3月4月辺りの乾季のど真ん中。日陰が全くない岩地を歩き回ることになるので、暑さ対策をきちんとして、水分を持っていくようにしましょう。
一応、岩地に本格的に入るちょっと手前に、簡単な商店があります。ドリンクの販売だけでなく、10バーツの日傘レンタルもあり。ただし、ここにたどり着くまでにも少し歩くので、日傘が必要な人は個人のものを持っていく方がいいかもしれません。
足元が悪いので靴必須
ビーチサンダルでは自由に動くのが難しい地形になっています。
凹凸の激しいごつごつとした岩の上に砂が乗っている感じなので、非常に歩きにくいです。
できたら歩きやすいスポーツシューズなどが望ましい感じ。
一人で来てもつまらない
基本的には一人旅が好きな私ですが、ここは無駄に広く、これと言って決まったアクティビティーがある観光スポットではないため、ちょっと時間を持て余した感じになってしまいました。
集団で来ているタイ人の中には、ドローンを飛ばして撮影を楽しむグループもいたりと、非常に楽しそう。
もちろん、一人旅には、足の遅い友人のペースに合わせる必要がなかったり、好き勝手に動き回れたりといった利点がありますが、穴鑑賞以外は特に何もない場所なので、穴マニアでないなら、誰かと来るのがおすすめです。
サムパンボークのまとめ
市内からは遠いですが、タイのグランドキャニオンを望みたいならおすすめの場所。この辺りに1泊し、パーテム国立公園やワットシリントーンワララームなどの、市内から遠い観光スポットと一緒に回るのがいいでしょう。
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