ベトナムのチャンアンでボートツアー!行き方や適した天気、服装は?

ニンビン

ベトナムのニンビンで最も人気の高い観光地の1つ、チャンアン。世界遺産にも登録されており、「陸のハロン湾」の名の通り、素晴らしい絶景に出会えます。

私はツアーではなく、個人の一人旅でチャンアンを訪れました。タムコックやハロン湾にも行ったことがあるので、それらとの違いや比較、チャンアンボートクルーズに適した服装や持ち物についても紹介していきます。

後半は私が実際に利用したツアーのレポートなので、チャンアンの情報がほしいだけの人は前半を読んでください。

 

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チャンアンに行く前に知っておきたい情報

  • 営業時間:6:00-17:30
  • 平均滞在時間:3時間
  • 入場料:20万ドン
  • ベストシーズン:3月、4月、11月
  • 適した時間帯:午前中

営業時間は直接確認したわけではないですが、ウェブサイトによっては7時からとなっているものもありました。ベストシーズンや時間帯は、個人的に思ったものです。下記で詳しく紹介していきます。

チャンアンの場所と行き方

チャンアンの周りには何もありません。

行く方法は次の4つ。

  • ツアーに参加する
  • タクシーの利用
  • バイクレンタル
  • 自転車レンタル

ハノイからツアーに参加する人が最も多いと思いますが、個人でニンビンに行く場合は現地でタクシーをつかまえるか、バイクをレンタルしましょう。自転車でいけないことはないですが、おすすめはできません。

タムコック周辺で自転車を乗り回すならまだしも、チャンアンまでは結構距離があるので、非常に大変だと思います。ちなみに駐車場代金は、バイクが15000ドン、自転車は10000ドン。

チャンアン観光に適した時期と天気、時間

まずはニンビンの大まかな年間気温と降水量。

最高気温 最低気温 降水量
1月 21℃ 14℃ 20mm
2月 21℃ 15℃ 40mm
3月 23℃ 18℃ 45mm
4月 28℃ 21℃ 70mm
5月 32℃ 24℃ 180mm
6月 34℃ 26℃ 200mm
7月 33℃ 26℃ 260mm
8月 33℃ 25℃ 320mm
9月 31℃ 24℃ 400mm
10月 29℃ 22℃ 160mm
11月 26℃ 19℃ 60mm
12月 23℃ 16℃ 30mm

5月~9月は最高気温が30度を超え、また降水量も非常に高い雨季。逆に、12月~2月は最低気温が結構下がって肌寒さを感じる時期です。

これを考えると、チャンアンを含むニンビン観光は3月、4月、11月がベストだと言えます。

 

なお、私が参加したのは、最も暑く降水量もそこそこ多い6月。雨は降らなかったものの、本当に暑くて大変でした。暑い時期にしか参加できないのであれば、できれば曇った午前中がベスト。

天候に関しては、青空をバックの方がきれいな写真が撮れるものの、岩山の撮影は背景が曇っていた方が雰囲気が出るという考え方もできます。

私の時は、半分曇りで半分青空。それでもとにかく暑くて、クーラーがほしかった。

なお、ツアーには午後からチャンアンを回るものが多いので、個人で行く場合はまだ人の少ない午前中がおすすめです。

チャンアン観光の持ち物

私は、6月に短パンにポロシャツという無謀な姿でチャンアンのボートツアーに参加したわけですが、持って行った方がいいアイテムは以下の通り。

  • 水(1リットルはほしい)
  • 帽子
  • 日焼け止め

私は午前10時くらいにボートに乗りました。雨季にもかかわらず非常に晴天で、めちゃくちゃ暑かった。500ミリリットルのミネラルウォーターは、開始30分で底をつきました。

ほとんどの人が、帽子、または日傘を持っています。日傘をさす習慣のない人も、ボートに乗っている間は傘を差した方がいいでしょう。

タイのピピ島で泳いでも日に焼けなかった私の鋼の美白が、チャンアンツアーの後には真っ赤になりました。天気のいい日にボートに乗るなら、事前の日焼け止めも忘れないように。

逆に、寒い時期に行く場合は寒さ対策を万全に。早朝の水辺は非常に冷えるので、温かい格好をし、おしりを温める座布団などあるといいと思います。

ボートのオールは、親切に各ボートにたくさんあります。おばちゃんがかわいそうだと思ったら手伝ってあげましょう。

チャンアン観光に適した服装

季節に関わらず、半袖よりも長袖の方がいいと思いました。暑い時期も、直射日光にさらされる時間帯は、半袖よりも長袖の方が涼しいと思います。

水上アクティビティーなのでビーチサンダルがいいと思う人もいるかもですが、水には全く濡れませんでした(ボートが転覆したら濡れます)。途中で上陸して結構歩いたので、歩きやすい靴の方がいいかも。

傘も帽子もないということで、おばちゃんが私に貸してくれたヘルメット。不格好ですが非常に助かりました。ライフジャケットは最初からもらえます。転覆しないボートに乗る人、泳ぎに自信がある人は着用しなくても良さげです。

チャンアンの個人旅行でおすすめのホテル

ムア ケイブズ エコロッジ (Mua Caves Ecolodge)
タムコックを一望できるHang Muaの敷地内にあるホテル。ここに泊まればMua Caveの入場料10万ドンが不要になる他、早朝からMua Caveに登れるなどのメリットがあります。部屋の雰囲気も非常によく、一人旅だけでなくファミリーやカップルにもおすすめ。
宿泊レポート:Mua Caves Ecolodgeはニンビンに宿泊するならおすすめのホテルの1つ
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タム コック グリーン ガーデン ホームステイ (Tam Coc Green Garden Homestay)
タムコック周辺にはたくさんのホテルがありますが、予約サイトでは最も評価の高かった宿の1つ。安く泊まれるだけでなく、タムコックのボート乗り場からも歩いて10分程度。非常にアットホームな雰囲気で居心地最高。
宿泊レポート:タムコックの安宿 Tam Coc Green Garden Homestay の宿泊レポート
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チャンアンとタムコックとハロン湾の違いと比較

チャンアンは、地元ベトナム人も多く訪れる、ベトナムを代表する世界遺産。

「陸のハロン湾」と称されることも多いのですが、それならハロン湾に行った方がいいんじゃないか、と思う人もいるかもしれません。同様に、ニンビンにはタムコックという、チャンアンと似た観光スポットもあります。

それらと比較して、チャンアンはどうなのでしょうか。

チャンアンとハロン湾はどっちがいい?

私はハロン湾にもいきましたが、はっきりと優劣をつけることはできません。

ハロン湾の風景

海に出てたくさんの奇岩を見るということを考えると、やはりスケールの大きさはハロン湾の圧勝です。

ハロン湾で名物らしい奇岩

しかし、ハロン湾は広すぎるので、身近な自然に圧倒されるという面ではチャンアンの方がいい気がしました。

ハロン湾の数々の奇岩

非常に広大な範囲にたくさんの奇岩があるので、ハロン湾には奥行きがあります。それ故、とても手漕ぎボートで行けるような広さではなく、きちんとしたクルーザーを使っての1泊2日のツアーもあるくらいです。

ハロン湾もチャンアンもハノイからの日帰りトリップが可能ですが、双方に日帰り旅行をした場合、ハロン湾が広すぎることで、ハロン湾の一部を堪能するのか、チャンアンをしっかり堪能するのかの違いが生まれます。

ちなみに、私はハロン湾の数時間クルーズに参加しましたが、それで十分でした(飽きる)。

チャンアンとタムコックはどっちがいい?

ハノイからニンビンのツアーを申し込む際には、チャンアンツアーとタムコックツアーの2択を迫られることになります。正直、行ったことがない人には違いがわからないし、選びようがありません。

私は元々2つとも回るつもりだったので深くは調べませんでしたが、まぁどうせ同じようなものだろうと思っていました。しかし、実際に行ってみると違う部分も多かったです。

タムコックよりいいと思った部分

▸スケールが大きい

さすがにハロン湾には劣りますが、タムコックと比べるとスケールの大きさはチャンアンに分があります。

もちろんタムコックのスケールが小さいというわけではありませんが、自然の作り出した荘厳な景色を味わいたいのであればチャンアンに行きましょう。

▸水がきれい

田舎っぽいタムコックでは、水が茶色く濁っています。一方で、チャンアンの川の水は透明度が高く、水の中がはっきりと見える部分も多い。暑かったので、ボートを漕ぎつつ、川の水に手を突っ込んでいました。誤解がないように言っておくと、タムコックの川の色は周りの風景とうまくマッチしていて、汚いという感じではないです。

タムコックの方がいいと思った部分

▸コースが長すぎるかも

後程詳しく紹介しますが、チャンアンには3つのコースがあり、長いコースになるとボートクルーズに3時間くらいかかるようです。

写真は、最もたくさんの洞窟を巡るルート1。どうせ同じ料金なら長い方がいいと思う人もいるかもですが、私は暑かったし飽きました。景色は似たようなものだし。

タムコックは、早ければ1時間半くらいで戻ってこれるので、サクッとツアーしたいならタムコックの方がいいかも。

▸個人では行きにくい

個人で行っておいてなんですが、チャンアンはツアーで行くのが楽かもしれません。私は宿でバイクを借りました。しかし、海外でバイクに乗るのが怖い人は自転車を借りることになります。

周辺に宿泊施設の多いタムコックと違い、チャンアン周辺にはこれといった宿泊施設がないため、チャンアンに行くためには数キロの移動が求められます(ちなみにチャンアンータムコック間は10キロ離れている)。

個人でニンビンを訪れてタムコックに泊まれば、宿泊施設からタムコックのボート乗り場までは歩けます。しかしチャンアンではそれができないので、バイクやタクシーが必要。もしくは素直にツアーで行きましょう。

なお、ハノイから日帰りでニンビンに行く場合は、駅やバスターミナルからタクシーを使うことになると思うので、条件は同じです。

 

更に細かい比較をしたい人は、以下のページも参照ください。

タムコック紹介ページ ⇒ タムコックのボートツアー!ベストシーズンやチャンアンとの比較など

チャンアンとタムコックの比較ページ ⇒ タムコックとチャンアン行くならどっち?ニンビンの人気観光地を比較

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チャンアンのボートクルーズ

それでは、私が体験したチャンアンのボートクルーズを紹介していきます。

チャンアンのコース紹介

チャンアンでは、3つのルートから好きなルートを選ぶことになります。料金はどのルートを選んでも20万ドンで統一されているので、素直に好きなものを選べばいいでしょう。

  • ルート1・・9つの洞窟をくぐり、3つのお寺を回るコース
  • ルート2・・4つの洞窟をくぐり、3つのお寺を回るコース
  • ルート3・・3つの洞窟をくぐり、3つのお寺を回るコース

お寺の名前や洞窟の名前も記載されていますが、お寺はまだしも、洞窟の違いなど分からないので、文面で詳しく紹介するのは省略します。

ちなみに、私はルート2を選択。

写真のお寺が何となくいいなーと思ったからです。

なお、私は1人で行きましたが、他に1人で来ていたベトナム人のおっちゃんと2人で回りました。

チャンアンの風景

まずはボート乗り場からスタート。

タムコックとは異なり、おばちゃんとボートがしっかりと並んでいます。

2時間半ほどのツアーでしたが、初めの1時間は、暑さも忘れて目の前に広がる大自然に感動していました(その後は飽きた)。

洞窟はこんな感じ。頭をぶつけそうなところもあるので注意しましょう。

カモか何かわかりませんが、チョコチョコと野生の鳥がいました。

タムコックよりも川幅はだいぶ広いですが、奇岩の近くを通ることもあるので、頑張れば触れます。

タムコックにはない上陸ポイントがある

タムコックは、一本道をボートで往復するツアーですが、チャンアンは基本的には一方通行のツアーで、コースをぐるっと回る感じ。そして、コースのところどころにお寺があって上陸します。

まずはチャンアンの航空写真でもおなじみのTrang Cao Sonテンプル。

空からの写真とは比べ物にならないほどしょぼいですが、ベトナム人女子が写真を撮りまくっていました。

上陸は5分程度。これ以外何もないので、お堂に入ってお祈りして写真を撮るのに十分な時間です。

続いて、Suoi Tien Temple。

橋を越えてお寺に入るので、橋の手前で降ろされ、ボートに再度乗り込むのは橋を渡ったあたりになります。

最後の上陸地にもお寺がありましたが、暑いし似たような感じだったので写真撮影はしていません。しかし、そのお寺を通り過ぎるとキングコングのロケ地に使われたという村っぽいところがありました。    

キングコング:髑髏島の巨神のロケ地

残念ながら私は事前に映画を見ていなかったので全く感動とかなかったですが、チャンアンはハリウッド映画「キングコング」のロケ地に使われたらしいです。

映画で使われたと思われるセットが、大自然の中に残っています。

映画で登場したらしき村。先住民っぽいコスプレの人が数人おり、一緒に写真を撮るというサービスをしていました(もちろん有料)。

先住民の格好をしているといってもベトナム人なので、スマホを向けるだけでお金と騒がれるのが嫌でコスプレイヤーは撮っていません。映画を見て良かったと思う人は、一緒に撮るのもいいですね。

このキングコングが終わったら、再度ボートに乗って最初のところに帰っていきます。

その間に、船頭さんが良かったかとかルートをショートカットしなかったかみたいな、簡単なアンケートがあります(貸し切りでボートを利用する場合は、上陸したくないお寺とかがあれば飛ばすことも可能)。

提出先が船頭さんなのでいいことしか書けませんね。チップをあげるなら、このタイミングがスマート。おっちゃんが5万ドン渡していたので(渡す瞬間は見てないけど)、私も5万ドン渡しました。

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