ビックドン寺院は、タムコックのツーリストエリアから約3キロの場所にある洞窟寺。一応、チャンアンの景観関連遺産にはビックドン景勝地も含まれているので、ぎりぎり世界遺産内です。
しかし、ここだけで世界遺産にしてもいいんじゃないかと思えるほどの美しさを誇ります。それなのに、ツアーには含まれていないことが多いのが不思議。
今回は、早起きして、そんなビックドン寺に行ってきたレポートです。ちなみに、滞在時間は30分ほど、入場料はかかりません。
Bich Dong ビックドンとは?
このBich Dong Pagodaは、1428年、黎太祖(レ・タイトー)の統治時代に建てられました。蓮で埋め尽くされた湖を渡って美しい門をくぐっていくと、3層に分かれたお堂や祠(パゴダ)が崖をバックに建っています。
3つのパゴダの名前は、下からハ パゴダ(Ha Pagoda)、 チュン パゴダ(Trung Pagoda)、トゥオン パゴダ(Thuong Pagoda)。最上階のThuong Pagodaを見るには、階段を二段階で登らなければなりません。
ベトナムの洞窟寺院の中でも、最も美しいお寺の1つに数えられており、実際に行けばそれがわかると思います。
Bich Dongの場所
場所は非常に簡単。タムコックのメインエリアを通りすぎ、そのまままっすぐ行った突き当り。
タムコックからは3キロくらいなので、自転車を借りれば10分~15分くらいで到着するでしょう。
道中には、オシャレな洞窟のトンネルの手前に看板があります。ひたすらまっすぐ。
蓮の美しい湖の先にあるパゴダ
ビックドンパゴダを目指している最中に、蓮で埋め尽くされた美しい湖を発見。思わず写真を撮りましたが、実はこれがビックドンパゴダの入り口でした。
早朝6時台に行ったので、まだあたりに観光客はおらず、ようやくお寺の前のお店が開店準備を始めている最中でした。この蓮の湖をもう少し先に進むと、美しいビックドンの門が視界に入ってきます。
蓮の湖の上に造られた、石橋の先にある門。これを見ただけで、もう満足して引き返してもいい気分になりました。
しかし、せっかく来たので当然中に足を進めます。
すぐに2つ目のゲートがあり、ビックドンのスタートです。
ビックドンの3層のパゴダ
ゲートを抜けると、すぐにお堂が現れます。
これが1層目のハ パゴダ。外観が美しいだけで、まぁ中は普通だな。と思いつつフラフラしていると、階段を発見。
また階段か。。。とうんざりはしたものの、当然登っていきます(ニンビンは階段がらみの観光地が多い)。
意外に短かった階段を登り切ると、そこに現れたのが2つ目のお堂、チュン パゴダ(Trung Pagoda)。1層目のハ パゴダと比べると、随分と新しいという印象を受けました。2つ目のパゴダで終わりかと思ったら、その脇に洞窟があります。
薄暗い洞窟を横切ると、真っ暗な階段が現れます。
これは階段の上から撮影した様子。朝早すぎて照明がついていなかっただけなのか、1日中真っ暗なのかはわかりませんが、とにかく階段は真っ暗でした。
階段を上ると、洞窟の中にこんな神秘的な景色が。ようやく、階段を上ってよかったと思いました。
洞窟を抜けると、最後のトゥオン パゴダ(Thuong Pagoda)を目にすることができます。
パゴダ自体はまぁ普通。事前に何も下調べをしてこなかった私には、全くありがたみがわかりません。
とりあえず、これ以上登るなという看板があったので一安心。
頂上からの景色は非常に素晴らしいものでした。Hang Muaのようにたくさんの階段をのぼるわけではないですが、まさに山に囲まれた寺院だということがわかる景観です。
この景色を見た後は、わけもわからずトゥオン パゴダにお祈りをして、浄化された心で階段を下りるのでした。
正面の土産屋に注意
ビックドンに入る前にさかのぼりますが、まだ早朝だったので、お土産屋とか駐車場とかはきちんと機能していない状態でした。かろうじて正面のお土産屋が開店準備をしており、Parking! 20000dong!と叫んできます。
2万ドン?蓮の美しい景色を見た直後だったし、早朝だしまぁいいかという気持ちで、2万ドンを気持ちよく払ってバイクを駐車。
しかし、ビックドンを出て非常にすがすがしい気分で帰ろうと思ったら、今度は入場料3万ドンとか言ってきます。前情報なしで訪れた私は、一瞬入場料がかかると思いましたが、普通は入場前に払うもの。
チケットオフィスはどこだ?記念にしたいから入場券をくれ!って言うかさっき駐車場代金2万ドン払ったからお釣り返してください。色々まくしたてたら、手でシッシッとやられ、一度浄化された私の心は10分後に汚染されたのでした。
ベトナム人なのでいちいちムカついてもしょうがないのですが、よくよく考えたら、なんで駐車代金2万ドン払ったんだろうと、これを書きながらイライラがこみあげてきています。
ちなみに、パゴダのすぐ前に駐車したら駐車場代はかかりますが、蓮の湖の手前の観光バスなどが駐車してある場所に止めれば無料。
Bich Dong Pagodaは早朝に行くべき場所
私は6時過ぎに行って、恐らくその日の1人目のお客さんでしたが、階段を下っていると2組のベトナム人観光客と出会いました。7時とか8時とかを過ぎると、たくさんの観光客がここを訪れるはずです。
そうなると、写真を撮る際に、入り口の美しい門に色んな人が写りこんでしまいます。誰もいない場所で自撮りとか色々したい人は、タムコックに泊まって早めに宿を出るようにしましょう。
ちなみに、6時前の状況はわかりませんが、少なくとも美しい門は門の役割を果たしているため、お寺が閉まっていても見えなくなることはないはず。
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