ベトナム ニンビンの巨大寺院 バイディン寺への行き方や服装、注意点

ニンビン

ニンビンの観光ツアーで、チャンアンタムコックとセットになっていることも多いバイディン寺。私は個人でバイクで行ってきました。

東南アジアで最大の仏教寺院ということでちょっと期待していましたが、軽い気持ちで行ったことに後悔。広すぎるから。

しかし、感動的な美しい景色にも出会うことができたので、一回なら行く価値は十分にあると思います。今回は、そんなバイディン寺院の情報や行き方、私が後悔した点などを、紹介していきます。

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バイディン寺とは?

バイディン寺は、東南アジアで最大の敷地面積を誇る仏教寺院。1136年にNguyễn Minh Không(グエン・ミン・ホン)という禅僧によって建てられた寺院をベースにして、2003年から現在の巨大寺院の整備が始まりました。

500体におよぶ回廊の阿羅漢(ギネス記録)、アジア最大の金銅像が祀ってある釈迦仏殿、東南アジア最大の弥勒菩薩などなど、色々な記録を持つ建造物が、総敷地面積700ヘクタールの中に入っています。

入っているといっても、本当に広いので点在している感じ。きちんとまともに回るなら、半日はほしいスケールです。

バイディン寺の場所

ニンビンの観光エリアの中では、北の方に位置します。

ニンビン全体で考えると、更に北にもヴァンロン自然保護区などの見どころがありますが、チャンアンあたりから気軽に行ける範囲としてはこの辺りが限界でしょう。

バイディン寺への行き方

自転車をレンタルする人はあきらめましょう。個人で行くなら、タクシーかバイクを利用することになります。しかし、ここは個人で行くよりもツアーで行った方が楽かもしれません。

事前に調べずに行った私も悪いのですが、普通の方法で回ったら、めちゃくちゃ歩くし階段も多いし疲れます。ツアーならメインのスポット周辺まで車や電気自動車で連れて行ってくるかもしれないので、今の私なら絶対にツアーを選びます。

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バイディン寺観光レポート

それでは、個人でバイディン寺に行った情報を順番に紹介していきます。

本当に広すぎる仏教寺院

私は、グーグルマップを頼りにバイクでバイディン寺を目指しました。一番目立つ高い塔を頼りに周辺をぐるぐる回ったのですが、一向に塔に近づくことができません。

実は駐車場は塔からはるか遠く離れた場所に位置していたのです。

これがバイディン寺への入り口。

マップでいうとこの辺りなので、バイディン寺からは遠く離れた場所にあることがわかります。

バイクの駐車場から見る塔は、かなり遠い。

入り口の前にマップがあったので確認しましたが、広すぎてよくわかりません。私が目指したいのは、あの目立つ塔ただ一つ。

寺院への拝観料などはかかりません。しかし、敷地が本当に広いので中を電気自動車で移動します。その電気自動車代が、片道3万ドン。

こんな感じのカートです。行きも帰りもたくさん待機しているので、電気自動車を長時間待つというようなことはないはず。

電気自動車に乗って運ばれてきたのは、駐車場から最も遠い場所に位置する巨大な門。

カートでこう来たわけですね。ここから、ようやくバイディン寺の観光がスタートするわけです。

広大な敷地をひたすら歩く。。。

カートで運ばれてきたのは、このバカでかい三関門。ここから入れるようにすれば二度手間は防げるはずです。

門の前に建つ青い服の男性と比べたら、どれだけ大きいかがわかるかと思います。

門を背にして、ようやくバイディン寺に足を踏み入れます。

いきなり広いですね。中国の何とか広場みたいな広さ。

お寺の中に入ると、めちゃくちゃ長い回廊が、はるか先まで続いています。ところどころ階段になっているのが、初めからちょっと気になっていました。

この回廊には、様々な表情や姿勢をした500体の阿羅漢がずらーっと並んでいます。

阿羅漢に触れるベトナム人があまりにも多かったので、我慢できずに触る理由を聞いてみました。全てに触れば、願い事がかなってハッピーになるとのこと。

既に半分くらいとりこぼした私は、そんなうまい話はないと自分に言い聞かせ、例の高い塔を目指して早歩きでベトナム人の群れを通り過ぎます。

お寺の中間にあるベルタワー

結構歩いて汗だくになったくらいに、ようやくベルタワーという看板が見えてきます。ようやくか。。。と思いながらベルタワーを目指した先にあったのがコレ。

ベルタワーとあの例のタワーが違うタワーということに気づきます。しかし、たくさんの人がこの塔に引き寄せられていたので、とりあえず登ることに。

そこには、大きなベルがありました。巨大な釣り鐘の下には、たくさんのお金が投げ込まれています。

そして、ベルタワーからの景色がこちら。

 

まだ名前も知らないあのタワーがあんなに先に。。。しかし、引き返すとしても結局歩きです。それなら行ってしまった方がいいということで、再び塔を目指します。

ようやく塔に到着

それから30分歩き続け(体感)、ようやくこのバイディン寺のメインっぽい場所、釈迦仏殿に到着。

ここまでは、相変わらず果てしなく続く回廊ばかり。しかもめちゃくちゃ暑くて汗だくだったので、写真を撮る気にもなりませんでした。久々にスマホが取り出されたわけです。

釈迦仏殿の向かいには、フェアリーレイクなる池があります。普段なら、とりあえず池の前までふらつく私ですが、階段に強い嫌悪感を抱いていたので無視しました。

あんなに遠かった塔がこんなに近くにあるので、なんと、アジアで最大級の金銅像が祀られている釈迦仏殿も無視して塔に一直線。知らなかったとはいえ、中を覗かなかったのはどうかしています。

大きな塔への最後の階段。心なしか、最初のころよりも階段の割合が増えている感じがしますね。しかし、これを登り切ったら、ついに塔が目の前に現れます。      

念願の塔に登ってみる

アジアで最大級の金銅像を無視して、ようやく目的地に着いた私。

塔の前にはチケット小屋があり、入場料の5万ドンを支払います。エレベーターはフリーと書いてあるのでよかった。

塔のエントランスでは、足元に布を装着。土足厳禁の逆で、靴を脱ぐのではなく、靴の上に袋を履くような感じですね。

そして真ん前にはこれ。一応写真に収めましたが、とりあえず上に行きたい私はエレベーターを探します。

エレベーターまでの階段。。。

ようやくエレベーターにたどり着きました。

目指すは最上階の12階です。途中の階でも降りられるので、下りのエレベーターで一応全てに止まってみました。基本的には何もないため降りる必要はなし。

これが塔の最上階に祀られてるやつ。

最上階からの眺めは必見

正直、駐車場にバイクを止めたあたりから文句しか出てこなかったバイディン寺でしたが、塔の上からの絶景は、私の不満を全部かき消してくれました。

今まで苦労して歩いてきた道のりがはっきりと見えるからです。登山で山頂から景色を眺める時の感覚に似ていますね。

間近で見たらあんなに大きかった三関門が、非常に小さいです。門の後ろには湖があり、その湖に浮かぶ島にもタワーが見えますね。

塔を降りた後に前は通ったものの、中は完全に無視した一番奥のお堂。

チャンアンからバイクで20~30分くらいかかる場所にあるので、さすがにチャンアンを上から見るというようなことはできません。周りには、森と草原が広がっています。

実際に塔の上にいたのは10分くらいだったと思いますが、このために来てよかったと思いました。次はないけど。

間近で撮影するとこんな感じ。ドラクエとかに登場しそうな塔ですね。

東南アジア最大の弥勒菩薩

塔の上から眺めを見ている時に、やたら気になった大きな太った像。

その時は当然知らなかったですが、実はこれ、100トンもある東南アジア最大の弥勒菩薩像。体力の限界でしたが、朦朧とした意識の中行ってみることに。

このお寺は本当に階段が好きですね。

とりあえず像の下の小部屋は無視して階段を上ります。

そこは、例の塔がきれいに見れる特等席でした。自然の中に建つ巨大なお寺ですね。

帰りは同じ道を引き返す

十分に満足したし、スタッフっぽいおばちゃんに帰り路を聞いたら、Electric carと、私がずっと歩いてきた道を指さします。

えっ。同じ道を引き返すの?徒歩で? 別の方法があるはずだと思って周りをフラフラしていましたが、広すぎてよくわからないし考えるのもメンドクサイ。

フラフラしていた時に、こんな看板を見つけました。ELECTRIC CAR STATION 1000Mという記載。いい加減2,3時間ここにいるのでもうお腹いっぱい、ということで、急いできた道を引き返します。歩いて。

お昼の一番暑い時間は通り過ぎていたので、帰り道は行きより楽でした。階段も下りだったし。

最初の三関門の近くに電気自動車のチケット売り場があるので、そこから車に乗って戻ったのでした。

電気自動車は、お土産屋が並ぶ場所に到着するので、下車後は強制的にお土産屋の前を通過することになります。車を降りて、ひたすら右にすすめば、行きの電気自動車のチケットを買った場所にたどり着きます。

これが私の歩いた経路ですね。本当にいい運動になりました。もう行かないかな。

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バイディン寺を楽に回るために

ツアーを利用しよう

個人で十分に堪能したので、今更ツアーを調べる気にもなりませんが、団体で行くツアーであれば、もっと効率的に回れるものがあるはずです。例えば、塔の近くまで送ってくれるやつとか。

調べる気が起きたら更新しようと思います。

お寺の中のホテルに泊まろう

もしくは、このバイディン寺の中にあるBai Dinh Hotelは、釈迦仏殿や塔へもアクセスがいいので、確実に効率的にバイディン寺を回れるでしょう。

バイディン寺を楽しむための服装

ニンビンは、暑い時は暑いし寒い時は寒いので、時期を考えて衣類を選ぶ必要がありますが、足元は間違いなく靴がおすすめ。

ニンビンの観光地をざっと見て、一番歩きそうなのはMua Caveかなとか思っていましたが、最も歩く羽目になり、最も疲れるのは間違いなくこのバイディン寺です。

山ではないので、足元が悪いというようなことはありませんが、トイレスリッパを履いていかなければ疲労の溜まり具合が変わったと思っています。

バイディン寺観光の注意点

ここまで読んで頂いた人であれば、もう察しはつくと思いますが、最後にバイディン寺観光で気を付けるポイントをおさらい。

  • 暑い時期の観光は控えた方がいい
  • 体力に自信のない人は控えた方がいい
  • 軽い気持ちで行かない方がいい

なお、これは個人で行く場合の注意点です。塔や本堂の近くまで送ってくれるような素晴らしいツアーがあるのであれば、この注意点は無視してください。サンダルでもいいです。

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