タイでも有数の温泉街として知られているラノーン。
温泉を目当てにこの都市を訪れる日本人も多いのではないでしょうか?
私が調べた結果、ラノーンで有名な温泉は以下の4つです。
- ラクサワリン温泉
- ハーッヤーイ温泉
- ポーンラン温泉
- ターリン温泉
マップにするとこんな感じ。
マップ上のベッドのマークがラノーンのダウンタウンになりますが、こうしてみるとラクサワリン温泉(ラノーン温泉)が圧倒的に市内から近いということが分かります。
入場料 | 個室 | 温度 | 市内からの距離 | 営業時間 | |
ラクサワリン温泉 | 無料 | × | 65℃ | 2.2キロ | 24時間 |
ハーッヤーイ温泉 | 100B | 〇 | 40℃ | 30キロ | 5:30-18:00? |
ポーンラン温泉 | 100B | × | 不明 | 10キロ | 6:30-16:30 |
ターリン温泉 | 150B | △ | 42℃ | 7キロ | 8:00-20:00 |
ラノーンの4大温泉を比較するとこうなります。
市内からも頑張れば歩けるラクサワリン温泉が24時間営業で入場無料なので、最強な感じがします。
しかし、ゆっくり温泉につかることを考えると、個室の有無はかなり大きいです。
ターリン温泉には半個室があり、湯加減もちょうどいいので個人的には一番気に入りました。
なお、ハーッヤーイ温泉はネット上に情報がほとんどなく、とりあえず行ってみたのですがちょっと微妙でした。
温かい湯の出る池はありましたが、十分に熱いとは言えません。
共同風呂、個人風呂共に開いておらず、「ひょっとしたら機能していないのかな」と思ったくらいです。
ただ、私が訪れたのが朝7時だったので、早すぎた可能性もあります(ネット上では5時半オープン)。
なお、現在のポーンラン温泉は、メインの温泉施設は閉鎖されており、足湯だけで入場料が100バーツかかると言われました。
ラクサワリン温泉なら無料で楽しめるので、ポーンラン温泉はゲートまで行って入るのをやめました。
以上のことから、個人的にはターリン温泉が最もおすすめですが、以下で、それぞれの温泉の特徴や行き方などを詳しく紹介していきます。
ラクサワリン温泉
ラクサワリン温泉は、ラノーンのダウンタウンから2キロ強の場所に位置する、地元民に大人気の温泉施設です。
足湯のみですが、市内からのアクセスがよく無料なので、暇さえあれば通いました。
グーグルマップ上には「ラノーン温泉」となっていて、いかにもラノーンを代表する温泉だという顔をしていますが、現地の看板にはラクサワリン温泉と書かれています。
ラクサワリン温泉の詳細情報
営業時間 | 24時間(足湯ゾーン) |
温度 | 65℃ |
入場料 | 無料 |
市内からの距離 | 2.2キロ |
個室 | 無し |
ラクサワリン温泉の特徴
良い点
▸無料で利用できる
▸岩盤浴がある
▸市内から行きやすい
▸時間帯を気にせず使える
微妙な点
▸個室がない
▸足湯しかない
ハーッヤーイ温泉やラノーンキャニオンに行く道の途中にある温泉で、これが道路からの入り口です。
特に門などは設けられておらず、そのまま入って足をお湯につけることができます。
65℃と書かれていますが、本当に熱いです。
湧き出るお湯は汲み放題のようで、大きなタンクに入れて持ち帰るおばちゃんもいました。
すぐ横には足湯のスペースが3か所設けられており、源泉に近いほど熱いです。
ここが一番熱い45度以上のゾーン。
足だけでも、20秒浸かっていると我慢できなくなるほどの熱さなんですが、全身を浸すこの男は何者なんでしょうか。
隣にはプールっぽい施設もありましたが、コロナのためか開いていませんでした。
奥に進むと、広々とした岩盤浴エリアが設置されています。
先ほどの足湯エリアは24時間営業ですが、ここは5時~21時までとなっています。
日本の高級感ある岩盤浴とは違いますが、十分に清潔で横になれますし、気になる方はゴザ(150バーツくらい)でも買ってくつろげばいいと思います。
熱帯モンスーン気候の暑さとはまた違う熱さが心地よく、 この日は21時ぎりぎりくらいまでいました。
ラクサワリン温泉への行き方
市内のど真ん中に宿泊しても、その気になれば歩いて行けますし、ホテルを選べば十分に徒歩圏内です。
市内からは、徒歩の他にソンテウかバイクタクシーで行くという選択肢があります。
ソンテウでの行き方
ソンテウを使う場合は、ラノーンの街の中心を走るルアンラート通りで声をかけましょう。
運賃はコースによって変わるようですが、1人当たり15バーツ~20バーツ程度です。
手を上げて走っているソンテウを止め、以下をドライバーに伝えましょう。
อยากไป น้ำพุร้อน รักษะวาริน
ヤーク パイ ナム プ ローン ラックサ ワーリン
ラクサワリン温泉に行きたいです
ソンテウはバスのようにたくさん走っていますが、ラクサワリン温泉を通るソンテウがすぐ来るかどうかはまた別の話です。
なかなかお目当てのソンテウが来ない場合や、すぐにでも行きたい場合は、バイクタクシーを使うのもありだと思います。
バイクタクシーでの行き方
私の滞在中には、ルアンラート通りの中心のセブンイレブン前に、最大で3台のバイクタクシーがいました。
バイクタクシーの場合は30バーツ~40バーツという情報が多いですが、これは要交渉になってきます。
また、1人であれば問題ないですが、例えば2人で交渉した場合は、「二人とも俺の後ろに乗れ」となるのが一般的です。
ノーヘルの3人乗りは危険度が大幅に増すので、気になる方は極力避けましょう。
なお、3人乗りや4人乗りでも、警察に捕まることは滅多にないと思いますが、色々な理由から「おすすめです」とは言えません。
歩いて行く場合
温泉を楽しむためにラノーンに行くのであれば、宿泊先自体を温泉の近くに決めてしまうのも方法の1つです。
以下の2軒はアゴダにも掲載されているホテルなので、前もって予約しておくこともできます。
- Thansila Resort(タンシラ リゾート)‥徒歩10分
- B&B Hotel(ビーアンドビー ホテル)‥徒歩15分
私はこの中のタンシラリゾートに行きましたが、雰囲気もいいですしスタッフも愛想が良かったです。
宿泊していないので何とも言えませんが、ラクサワリン温泉をしっかりと楽しみたいなら最も近いホテルの1つです。
ハーッヤーイ温泉
グーグルマップではハジャイ温泉と表記されていますが、タイ語に忠実に日本語をあてるとハーッヤーイ温泉になります。
結論を言うと、お湯の温度が入れるレベルに達していなかったため、ひょっとしたら営業していないかもしれません。
朝7時に行ったので営業前だった可能性もありますが、他の情報があれば訂正させていただきます。
ハーッヤーイ温泉の詳細情報
営業時間 | 5:30-18:00(ネット情報) |
温度 | 40℃ |
入場料 | 100バーツ |
市内からの距離 | 30キロ |
個室 | 4部屋あり |
ハーッヤーイ温泉の特徴
良い点
▸完全個室がある
▸自然豊かな立地
▸人が少ない
微妙な点
▸市内からかなり遠い
▸タイ語での情報も乏しい
▸水温が低い気がする
繰り返しになりますが、口コミと自分が訪れた際の感想を元に紹介しています。
山の中にある温泉で、道中は犬の大群や鶏の大群がいましたが、車も少なく道路もきれいです。
敷地の真ん中に駐車場があり、そのすぐ横に個室が4部屋と共同風呂が2つ設置されていました。
共同風呂にはお湯がなく、使われていない雰囲気が漂います。
上に進むと風呂釜があり、写真でもかすかにわかるほどの湯気が立ち込めています。
しかし、実際に触ってみるとそこまで熱くはありません。
さらに上には池スタイルの大きな温泉。
しかし、藻のようなものが生えており、決して清潔とは言えない感じでした。
一応足を突っ込んでみるものの、ここもぬるかったです。
そして個室。
チェンライにありそうなスタイルの、いい感じの個室で、室内はそれなりに清潔でした。
シャワーもあり、
荷物置きもあります。
しかし、予想通りお湯はぬるく、使える状態ではありませんでした。
この個室で熱いお湯が出るのであれば、最もおすすめの温泉になっていたかもしれませんが、それだけに残念でした。
ハーッヤーイ温泉の行き方
市内から車で40分程度の山の中にあります。
ラムナムクラブリー国立公園に位置していて自然豊かですが、街中から現地につくまでの道路はしっかりと舗装されているので安心です。
かなり遠くから1キロごとに標識があるため、迷うことはないでしょう。
ただ、肝心の温泉が上記のようなコンディションなので、はっきり言ってしまうと「往復1時間半かけて行くほどの価値はあるかな?」という感じです。
ただし、自然が多くドライブしていて楽しいと思えました。
たとえこの場所に温泉がなかったとしても、自然の中をドライブするという名目でフラフラしてみるのは面白いかもしれません。
ターリン温泉
ラノーンの温泉の中で、日本人が求める温泉に最も近い温泉施設です。
他と比べると割高ですが、非常に清潔で日本の銭湯並みにしっかりとしています。
ターリン温泉の詳細情報
営業時間 | 8:00-20:00 |
温度 | 42℃ |
入場料 | 150バーツ~ |
市内からの距離 | 7キロ |
個室 | 3つの半個室 |
入場料の150バーツは共同風呂の値段で、半個室風呂は1人250バーツです。
1室当たりではなく1人当たり250バーツなので注意しましょう。4人で入ると1000バーツになってしまいます。
ターリン温泉の特徴
ラノーンの温泉の中では最も楽しめた場所になります。
駐車場から建物までの庭園もしっかりと手入れされており、いい雰囲気でした。
受付で支払いを済ませると、以下のものが借りられます。
- バスタオル
- カラフルな浴衣
- 湯船用ハーフパンツ(男性)
- 湯船用ワンピース(女性)
なお、タオルを追加で借りる場合は20バーツかかります。
女性用のワンピースは、写真左のマネキンが着ているものですね。
受付でお金を払ってバスタオルなどを受け取ったら、そのまま男女別々の更衣室で着替えます。
更衣室には鍵付きのロッカーが設置されており、
奥にはシャワーにトイレと洗面台が設置してあります。
日本の銭湯そのものですね。
温泉施設は大きく3つに分かれています。
入り口付近にあるのが温水プール。
ここには入っていませんが、150バーツの入場料を払えばプールにも入れます。
ここを利用するなら、女性は水着を持って行った方がいいかもしれません。
そして、奥の共同風呂スペース。
このタイプの大きな温泉が、距離をとって複数設置されていました。
結構お客さんがいて全部をじっくり見れませんでしたが、多分4つくらいあったと思います。
4人くらいで訪れるなら、半個室風呂を使わなくても1グループで占領できるんじゃないかと思います。
続いて半個室風呂。個室風呂と書かないのは、完全に個室ではないからです。
すだれが二重になっているため、隣は見えません。声は丸聞こえですが、最低限のプライバシーは保たれています。
1人250バーツは結構高めですが、1人もしくは2人で利用するなら、こっちの方がおすすめです。
42度近くあるので、出たり入ったりを1時間もしているともう無理になります。
横に冷たい水が出る水道が設置してあるので、その水をかぶって湯船の横でぐったりしていると疲れが取れました。
ちなみに、この半個室風呂は3部屋しかありません。
事前に電話したら、「予約はいらないから適当に来てください」と言われましたが、時間帯や時期によっては頑張って予約しておいた方がいいかもしれません。
20時で閉まってしまうのが残念ですが、この近くに宿泊するなら間違いなくここはおすすめです。
ターリン温泉への行き方
市内からも、車を使えば10分強でたどり着きます。
グーグルマップを頼りに訪れるとここに到着しますが、この看板のさらに奥に進むと施設があります。
ラノーン唯一の温泉宿
次回ラノーンに行く機会があれば泊まってみたいのが、このターリン温泉に併設された宿泊施設です。
パヤム島でジャパニーズベーカリーを営む、日本人の女性オーナーもおすすめしていました。
全部で3つの宿泊施設があり、これが一番高い1500バーツの部屋になります。
この部屋は、部屋の中にも外にも温泉が付いていて、宿泊中は温泉に入り放題。
当然プライベートな空間なので、ファミリーやカップルで訪れるとより楽しめるのではないでしょうか。
アゴダなどの予約サイトにないのが残念ですが、公式のFacebookページからも予約ができるので、気になる方は見てみてください。
ラノーンの観光情報
ラノーンは、海あり、山あり、温泉あり、と意外と観光客には魅力的な都市です。
以下のページでそれぞれをまとめていますので、興味がある方は合わせてご覧ください。
ラノーンのホテル情報
ラノーンの観光情報
パヤム島(パヤーム島)の観光情報
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