ハノイとラオカイ(サパの麓)を結ぶ寝台列車!鉄道の時刻表、種類など

ハノイ

高速道路ができてからは、ハノイーラオカイ間を結ぶ電車の需要は一気に減りました。その理由は、電車の特徴にあります。

利点
  • 市内からのアクセスがいい
  • 旅をしてるっぽい
欠点
  • バスよりも割高
  • バスよりも時間がかかる

バスより費用が高い割に時間もかかるとは、いいとこ無しです。しかし、電車の方がメリットが大きいというケースもあります。

バスを使うと4時間でついてしまうのに対し、電車は7時間以上かかります。移動中にゆっくりと眠りたい、という場合は、バスよりも電車の方がいいかも。今回は、サパ観光にも使える、ラオカイとハノイを繋ぐ鉄道を詳しく見ていきます。

なお、このページの一番下にも同じようにリンクを付けておきますが、ハノイ-サパ間のその他の移動方法については、以下も参照してください。

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ハノイーラオカイ間を電車で移動

ハノイとラオカイを結ぶ電車には、様々な名前が付けられています。色んな名前があるため、いかにも本数が多いと認識してしまいそうですが、基本的に寝台列車は1日2本のみ。

まずは、電車の種類や時間などを紹介していきます。

ハノイーラオカイ間の電車の種類

ハノイーラオカイ間の電車で代表的なものには、以下のものがあります。

  • パンプキンエクスプレス(Pumpkin Express)
  • ラマンエクスプレス(Laman Express)
  • サパリーエクスプレス(Sapaly Express)
  • オリエントエクスプレス(Orient Express)
  • ファンシーパンエクスプレス(Fanxipan Express)
  • チャパエクスプレス(Chapa Express)
  • キングエクスプレス(King Express)

かなり種類が多いですが、それぞれの列車が全て独立して運行しているというわけではありません。同じ時間に出発する電車の車両の一部がオリエントエクスプレスであり、サパリーエクスプレスでもあるということ。

新幹線の1号車と2号車が自由席、3号車と4号車が指定席、5号車と6号車がグリーン車、というのと同じシステムですね。

まずはこの部分で混乱する人がいると思いますが、寝台列車は、ハノイ発、ラオカイ発ともに1日2本です。

ハノイーラオカイ間の電車の時刻表

寝台列車なので、夜出て翌朝に到着する電車になります。

ハノイ⇒ラオカイ ハノイ発 ラオカイ着
SP1

21:35

翌日5:30

SP3

22:00

翌日6:05

ハノイで夜まで遊んで、夜行でラオカイに行き、そのまま早朝にサパに行くバスに乗ることができますね。

ラオカイからサパに行くバスは、以下を参照。

ラオカイ⇒ハノイ ラオカイ発 ハノイ着
SP2

20:55

翌日4:32

SP4

21:40

翌日5:30

ラオカイを出発する電車も、夜出発して翌朝にハノイ着。

なお、電車の時間は完全に固定ではありません。基本的にはほとんど同じ時間に出発しますが、時間が変わる可能性もゼロではありません。

電車を利用する場合は、英語版もある公式サイト、Đường Sắt Việt Nam(ベトナム鉄道)で事前に時間を確認しておきましょう。

出発地、目的地、日付を入れ、Searchをクリック。

そうすれば、次の画面で時間を確認することが可能。DepartureとArrivalの横に時間が記載されています。

ハノイーラオカイ間の電車の料金

車内は基本的に4人で1部屋の造りになっています。

扉を開けると、2段ベッドが左右に現れます。どの車両を利用するのか、2段ベッドの上段なのか下段なのか、によって、値段が異なります。

片道1万円を超す高級ベッドから、2000円程度の一般ベッドまで様々。ちなみに、私が利用したのは2000円のベッドです。

カウンターで直接予約したので、385,000ドン(2000円弱)でした。ネットで事前予約をする場合は若干高くなりますが、当日席が空いていないというような心配がないので、絶対に電車で行きたいという人は早めに予約しておきましょう。

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ハノイーラオカイ間の電車の事前予約方法

外国人が事前にこの区間の電車を予約する方法で最もメジャーなものが、12Go.Asiaというサービス。日本語にも対応しています。

スマホで開くと、まずはこの画面が現れるので、赤枠で囲った部分に、

  • 出発地
  • 目的地
  • 日付
  • 人数

を入力してチケット検索をクリック。

該当する電車がずらーっと出てきます。乗りたいものの「購入」をクリック。ベッドの広さなどはほぼ同じだと思うので、個人的には最も安いやつでいいと思いますが、まぁ豪華な旅をしたい人はいいやつを選びましょう。

なお、赤枠で囲った出発地と目的地を必ずチェック。ハノイ行きの他に、エンビエン,ハノイとなっているのもあります。行き先はHNO ハノイ です。

続いて、個人情報の入力。

  • 電話番号
  • Eメールアドレス
  • パスポート通りのアルファベット表記のフルネーム
  • 国籍
  • パスポート番号
  • 生年月日

が必要です。

なお、複数人数で予約をする場合、名前と国籍、パスポートと生年月日は、人数分必要。

座席指定は可能です。どこの部屋(キャビン)のどこのベッドを利用するかを選択。番号の位置は、そのまま部屋のベッドの位置を表しており、例えば1番は左下のベッドを指します。

必要事項を埋めたら、クレジットカードもしくはペイパルで決済を行います。私は実際に予約をしたことがないので何とも言えませんが、決済後はすぐにメールにEチケットが届くとのこと。

なお、手数料の額は、購入するチケットの金額によって変わってきます。

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ハノイとラオカイの鉄道駅

ハノイ駅もラオカイ駅も、市内からそう遠くないところにあるので、アクセスは悪くありません。この点は、VIPバスを利用してラオカイに向かうよりもかなり便利です。

ハノイ駅の場所

ラオカイ駅の場所

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ハノイーラオカイ間の電車の乗り方

鉄道は、基本的に時間通り出発、到着します。そのため、できれば出発時間の30分前くらいまでに駅で待機、できればホームなどを駅員さんに確認しておきましょう。

ラオカイ駅の待機所

駅周辺の売店やご飯屋さん。遅くまでオープン

出発の15分前くらいになると電車に乗れるはずなので、とりあえずアナウンスがあったら駅員さんに聞いてみましょう。ホームへのゲートに通されます。

これが、ラオカイのホーム。出発までは自由なので、適当に動き回ったりできます。トイレは、駅前のきれいなホテルなどで済ませておきましょう。

これがハノイ駅のホーム。ハノイ駅は、すぐ近くに気軽にトイレを使わせてくれそうなホテルがないのが残念です。

車両には番号が振られています。探すのが面倒な時はスタッフに聞きましょう。

キャビン内の席番号。この番号の位置が、そのままベッドの位置を表します。

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ハノイーラオカイ間の電車の内部

私は、最も安い2000円くらいの寝台列車を利用。人によっては汚いと感じるかもしれませんが、個人的にはこれで十分です。なお、キャビンの広さやベッドの大きさなどは、基本的にどのグレードの電車でも同じだと思われます。

安いベッドはちょっと質素。しかし、汚くはないですし、ベッドが小さいわけでもありません。

病院のベッドみたいですね。下の席を選べば、ベッドの下にスーツケースを入れられます。

持ち上げるのが大変そうですが、一応上にも荷物置き場が。リュック1つで旅をするなら、上の席でも全然問題ないです。

上段へ行くための足掛け。靴を脱いで上がります。

室内は明かりを消せますが、1人ずつに読書灯あり。

コンセントもあります。USB差込口はさすがにないものの、電源を使ってスマホが充電できます。

清潔なマクラと布団付き。やや寒い時期でしたが、電車の中はそこまで寒くなかったです。それでも、温かめの掛布団が気持ち良かったです。

こんな感じの部屋が、1つの車両にずらっと並んでいます。廊下は細め。

トイレはきれいじゃないですね。悪臭さえしなかったものの、できれば座って用を足したくないレベルです。

一応トイレットペーパーもありますが、気になる人は自分で清潔なものを持参しましょう。

手洗い場はトイレとは違う場所にあります。普通に歯を磨いたりできるので、これはこれで便利でした。

なお、原則4人1部屋の電車ですが、中には2人1部屋の電車も存在。例えば、カップルで旅行する場合、1室の2席を押さえてしまえば、実質個室で利用できることになります。高いけど。

このオリエントエクスプレスなどは、1人140万ドン、2人で280万ドンもしますが、2人で一部屋利用できます。部屋の広さ等は似たようなものですが、高級感はありますね。

トイレなども一般の車両より清潔だという口コミがあったので、気になる人は少しグレードを上げてみるといいかもしれません。

他のグレードも全て、12Go.Asiaで同様に予約できます。

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