タイの観光ビザを取得する場所として、実は非常に穴場な国、ベトナム。2019年のホーチミンでのビザ取得に続いて、ハノイでもタイのビザを取得してみました。
結論から言うと、ハノイよりもホーチミンの方がいいです。しかし、ラオスとは違ってビザ取得希望者の人数が少ないのはホーチミンと同じ。何か問題がない限りは、気軽に取れるでしょう。
今回は、ベトナム・ハノイでのタイビザ取得情報を細かく紹介していきます。
ベトナム ハノイでタイ観光ビザを取得
ベトナムの首都ハノイには、タイ大使館があります。そして、その大使館では、タイの観光ビザをはじめとする様々なビザの取得が可能。
観光ビザに関する条件が年々厳しくなってきているので、一時期に比べると、ビザ取得希望者の数は減っているのかもしれません。ハノイのタイ大使館では、非常にスムーズにビザを取得することができました。
- 観光エリアから大使館まで歩ける
- ハノイ観光ができる
- 人が少なくて非常にスムーズ
ハノイでタイ観光ビザを取得する最大のメリットは、タイ大使館の位置がよく、ツーリストエリアからのアクセスが容易という点でしょう。ホアンキエム湖周辺からも余裕で歩けますし、逆に大使館の周辺ホテルを取ってもツーリストエリアまで気楽に足を運ぶことが可能。
- 必要書類が多い
- パスポート受け取り時間が遅い
- 残高証明の額が高い
ラオスと比べると、ベトナムでは大使館に提出する書類の数が多いです。これは、ハノイもホーチミンも変わりません。しかし、ハノイはこれに加えて、残高証明書に記載しなければならない額がホーチミンよりも高い、ビザ取得後のパスポート受け取りの時間がホーチミンよりも遅い、という点が加わります。
詳しくは、以下の必要書類の項目で説明していきます。
ハノイでのタイ観光ビザ取得に必要な書類
ビザを取得するには、以下の書類が必ず必要（2020年時点）。
- パスポート
- 顔写真2枚（3.5×4.5センチ）
- タイ入国・タイ出国の航空チケット
- 残高証明書の原本(850ドル相当以上の証明)
- 40ドル（ビザ申請料）
- ビザ申請用紙
- その他、求められた書類
必要書類は突然変わる可能性があるので、都度ハノイのタイ大使館の情報を直接確認することをおすすめします。
Royal Thai Consulate General（ハノイのタイ大使館ビザ取得情報）
それでは、それぞれの書類を詳しく見ていきましょう。
パスポート
パスポートはパスポートでも、残存期間が半年以上なければビザは取れません。しかし、ベトナム入国の条件にも残存期間6か月以上が含まれるため、この点は問題ないと思います。
なお、ビザの申請から取得までは、早くても1泊2日かかります。申請中はパスポートが手元を離れることになるため、申請前にパスポートのコピーを取り、財布か何かに入れておきましょう。
顔写真2枚（3.5×4.5センチ）
ホーチミンの申請用紙には、写真を1枚貼ってくれと書かれているのに対し、ハノイのビザ申請用紙には2枚必要との記載があります。同じ写真を2枚持っていきましょう。滅多なことがない限り大丈夫だと思いますが、一応、撮影から6か月以内のものと書かれているので自己判断で。
タイ入国・タイ出国の航空チケット
ビザを取得後にタイに入国するためのチケットと、タイ旅行を経てタイを出国するチケットの証明書が必要。予約書類ではなく、お金を支払って発券した後に発行されるEチケットをプリントアウトしていきましょう。
なお、日本人は観光ビザでタイに60日滞在できますが、タイ国内で30日延長し、マックスで90日の滞在が可能。それ前提で、タイ出国のチケットは入国から90日以内であればいいとのこと。
残高証明書の原本（850ドル相当以上の証明）
ラオスのタイ大使館の必要書類の項目には、タイに入国する際に、1人につき2万バーツ、1家族につき4万バーツの現金が必要との記載があります。
TOURIST VISA Required document（観光ビザ必要書類）in ラオス
ラオスでの申請時にもあった方がいいのでしょうが、必要書類に残高証明書とは書かれていません。一方で、ベトナムでは必ず残高証明書が必要。
ホーチミンでは2万バーツ相当ですが、ハノイでは850ドル相当となっているため、バーツ換算にすると5000バーツほど割高です。
ちょっと面倒ですが、残高証明書は意外に簡単に作成可能。日本の銀行で残高証明書を作る場合は、英文で作成するようにしましょう。タイの銀行で作る場合は、タイ語でも英語でもどちらでも構いません。
私はベトナムに入る前に、バンコクのカシコン銀行で残高証明書を発行してもらいました。
40ドル（ビザ申請料）
ベトナムドンで支払うことはできずドルオンリー。ハノイ駅の近くなので、両替する場所がないということはなさそうですが、わかっていることなので事前に用意しておきましょう。
なお、ビザの申請時に支払いを済ませたら、仮にビザが取得できなかったとしてもお金は返ってきません。
ビザ申請用紙
申請用紙は大使館にも置いてあるので、当日大使館で記入することが可能。申請する人数が少ない割には、申請用紙記入スペースが結構広いため、スムーズに手続きができると思います。また、机の上にはボールペンから写真を貼り付けるための糊まであるので安心。
しかし、さっさと手続きを終わらせたい人は、事前にホームページからプリントアウトして持って行くのもいいでしょう。
その他、求められる書類
これは人によって異なるでしょうし、完全に領事官の裁量によります。滅多なことがない限りは、申請時にいきなり何らかの書類が欲しいと追加されることはないはずです。
しかし、場合によっては何らかの書類を追加で提出してくれ、と言われることも。必要書類の項目に記載がある以上、その可能性はゼロではありません。ひょっとしたら、ハノイにいる間に用意できない書類であるかもしれないので、その場合は頑張ってゴネるか諦める他ありません。
ハノイでタイ観光ビザを取得する日数と時間
最短で一晩かかります。土日や祝日は休みなので、早くビザを取得してタイに行きたい人は、平日を狙って訪れる必要があります。
一応、タイ大使館の営業時間は8:30-12:00 / 13:30-17:00となっています。しかし、ビザセクションは対応している時間が短いので注意が必要。
ビザ申請時間：9時～12時
ビザの申請ができるのは午前9時から。そのため、8時半に行って申請用紙を記入し、9時を待つというのも方法の1つです（建物には8時半から入れます）。
しかし、私が行った日は9時になっても人が来ず、結局9時20分くらいから書類の受け取りが開始されました。ビザ取得希望者の数は合計で20人もいなかったので、受付が始まった後は非常にスムーズでした。
ビザ受取時間：翌営業日の16時～17時
他の大使館と大きく違う点が、パスポートの受け取り時間が遅いという点。午後の営業が始まる13時や13時半からパスポートが受け取れる大使館、領事館が大半ですが、ハノイのタイ大使館は16時以降にならないと受け取れません。
これは、パスポートを渡した際にもらえる引換証。申請の翌営業日に、これと引き換えにビザが貼り付けられたパスポートがもらえます。
ちょっと色々バレそうなのでほとんどぼかしですが、Return on のところに、手書きで4-5pmという記載があります。
何かの間違いかと思い、私は念のため、午後の営業開始の13時半に大使館に行ってみましたが誰もおらず、もう一度15時くらいに行ってみましたが、優しく16時以降だと言われました。
3時間程度の違いですが、当日中にハノイを離れて他の都市、他の国に移動したいというような人は、この時間を考慮して旅程を組む必要があります。
タイとベトナムの祝日は領事館も休み
以下は、2020年のハノイ、タイ大使館の休日。
現地でも確認可能ですが、公式サイトでも見ることができます。
Royal Thai Embassy Hanoi（Holiday）
タイの祝日はもちろん、ベトナムの祝日も休みになるので事前に把握しておきましょう。ベトナムのテト（旧正月）は丸1週間休みなので注意。
在ハノイ タイ大使館への行き方と場所
ハノイの大使館は、ハノイ駅のほぼ真ん前とも言っていいくらいの、ハノイ駅に近い場所にあります。
旅行者の多いホアンキエム湖周辺からは、歩いて15分くらいなので、ツーリストエリアに泊まっても全然歩ける距離。タクシーやバイクタクシー、グラブなどを利用すれば一瞬でたどり着きます。
しかし、できれば大使館の近くでホテルを取りたい、という人もいるでしょう。
タイ観光ビザ取得に最適なエタニティ ハノイ ホテル
ハノイのタイ大使館から徒歩圏内なのはもちろん、ハノイ駅にも近くツーリストエリアにも行きやすいリーズナブルなホテル。
私は最も安いスタンダードルームに泊まりましたが、一つグレードの高いスーペリアルームがおすすめです。
パスポートの受取日がホテルのチェックアウト日だったので、12時にチェックアウトしてからホテルに荷物を預け、パスポートを受け取ってからホテルに荷物を取りに行く、というのが非常に楽にできたので、ここに泊まってよかったと感じました。
実際に泊まった感想や客室の様子などは、以下のページでまとめています。よければ参考にしてください。
▸ハノイ駅の近く
▸タイ大使館の近く
▸室内・館内が清潔に保たれている
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◇詳細・料金を確認する
Agoda
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