タイの観光ビザの取得場所としては、まだまだ認知度の低いベトナムのホーチミン。そのため、ホーチミンのタイ領事館を訪れる旅行者の数はラオスに比べると圧倒的に少ないです。
私は2018年と2019年の2度、ホーチミンでタイの観光ビザを取得。正直、一度ベトナムでのビザ取得を味わってしまうと、ヴィエンチャンでは取得する気が起きなくなります。
今回は、意外と簡単にタイの観光ビザがとれる、ベトナム・ホーチミンでのビザ取得情報を徹底的に紹介していきます。
なお、ハノイでタイの観光ビザを取得したい人は2020年タイ観光ビザをベトナム・ハノイで取得!必要書類や日数なども参照ください。
ベトナムホーチミンでタイ観光ビザを取得(2019年)
タイの観光ビザは、日本はもちろん、タイ以外の他の国で取得することが可能。そして、タイで生活をしている人は、タイに隣接するラオスやカンボジアなどで取るのが一般的です。
しかし、軍事政権になってからは、観光ビザでの生活者に対する取り締まりがどんどん厳しくなり、また最も人気の高いヴィエンチャンでの取得方法もコロコロと変わるため、混乱している人も多いのでは?
かくいう私もその1人。ずっとタイにいるわけではないですが、長期滞在をする場合はタイの観光ビザがほしくなります。そこで目をつけたのが、比較的ビザがすんなり取れて、並ぶ必要もないホーチミンなのです。
- 申請も受取も早い
- ホーチミン滞在が楽しい
- 市内から領事館へのアクセスが楽
ホーチミンでビザを取る人が少ないというのが、最大のメリット。現在はオンライン予約をすることで手続きがスムーズになったラオスですが、それでもかなりの旅行者が観光ビザを取得します。
一方で、ホーチミンは今のところ数人から数十人のビザ取得希望者しかいないので、とにかく早い。また、ラオスと違って都会のホーチミンは、色々と訪れる場所や遊べる場所も多いため、滞在中も楽しく過ごすことができるでしょう。
- 大人数に対応できていない
- 必要書類が多い
- 一部の書類の現地調達が困難
人が少ないのが魅力の在ホーチミン タイ領事館。しかし、大人数が来ることを想定した造りになっていないため、人が増えると快適にビザを取得できなくなります。(今後はどうなるかわからない。。。)
広い敷地を有するラオスのタイ領事館とは違い、こちらは建物内に10人が入れるか入れないかという程度。入口も狭く、数人が建物から出たら、外で待機している数人が室内に呼ばれるというようなシステム。
扉が道に面した場所にあり、ビザ取得希望者は道に長い列を作って並ぶしかありません。屋根のないところに位置するため、突然のスコールが降ってきたらもう大変です。
それでも、数百人規模のラオスと比較すると、ホーチミンでのビザ取得希望者は、まだまだ少人数であることには変わりありません。ちなみに、2018年の取得時には、取得希望者は私1人のみ、今回2019年の時は20~30人くらいでした。
ホーチミンでのタイ観光ビザ取得に必要な書類
以下の書類が必ず必要(2019年8月時点)。
- パスポート
- 顔写真1枚(3.5×4.5センチ)
- タイ入国・タイ出国の航空チケット
- 残高証明書の原本(2万バーツ以上の証明)
- 40ドル(ビザ申請料)
- ビザ申請用紙
必要書類は突然変わる可能性があるので、都度ホーチミンのタイ領事館の情報を直接確認することをおすすめします。
Royal Thai Consulate General(ホーチミンのタイ領事館ビザ取得情報)
それでは、それぞれの書類を詳しく見ていきましょう。
パスポート
正確には、残存有効期限が半年以上残っているパスポートでなければいけませんが、ベトナムに入国する時点でも残存6ヵ月以上が必要なので、まぁ大丈夫でしょう。
ビザの申請から取得までには最短で一晩かかるため、その間はパスポートが手元を離れることになります。申請にパスポートのコピーは不要ですが、携帯用に事前にコピーしておきましょう。
顔写真1枚(3.5×4.5センチ)
ラオスでは領事館のすぐ横に写真屋があるので、仮に証明写真を忘れても、すぐに撮影・現像が可能です。しかし、ホーチミンはその場で撮影ができず面倒。
まぁ撮る場所がないというわけではないですが、事前に用意しておくのがベターです。
両替ならココ、写真撮影ならココ、という感じで書いてますが、めんどいですよね。。。
タイ入国・タイ出国の航空チケット
タイに入国する航空券、タイから出国する航空券の証明書が必要です。今回はチケットを持っていない白人がいて、その場で取得するから待ってくれ、とか言っていましたが、どうせ印刷とかできないからまた来てくれ、と追い返されていました。プリントアウトした書類が必要になるので注意してください。
なお、日本人は観光ビザでタイに60日滞在できますが、タイ国内で30日延長し、マックスで90日の滞在が可能。それ前提で、タイ出国のチケットは入国から90日以内であればいいとのこと。
残高証明書の原本(2万バーツ相当以上の証明)
ラオスでタイ観光ビザを取得する際には必要ない書類ですね。しかし、ホーチミンで取得をする場合は必ず必要になります。
日本の銀行で残高証明書を作る場合は、英文で作成するようにしましょう。タイの銀行で作る場合は、タイ語でも英語でもどちらでも構いません。
私はベトナムに入る前に、バンコクのカシコン銀行で残高証明書を発行してもらいました。
詳しくはこちらをどうぞ。
40ドル(ビザ申請料)
ホーチミンのタイ領事館で取り扱っているのは米ドルのみ。ベトナムではドンが普通に使われるようになっているので、生活していてドルがお釣りで手元に来るということはあり得ません。必ず事前に用意しておきましょう。
なお、ビザの申請時にパスポートと一緒にお金を払ったら、仮にビザが取得できなかったとしてもお金は返ってきません。
ビザ申請用紙
申請用紙は領事館に大量にあります。6人くらいが同時に記入できる台があり、そこに申請用紙、ボールペン、写真を貼り付けるためのノリが備わっています。
しかし、さっさと手続きを終わらせたい人は、事前にホームページからプリントアウトして持って行くのもいいでしょう。
Visa application form(タイのビザ申請用紙ダウンロード)
ホーチミンでタイ観光ビザを取得する日数と時間
最短で一泊二日です。土日や祝日は休みなので、早くビザを取得してタイに行きたい人は、平日を狙って訪れる必要があります。
ビザ申請時間:8時30分~11時30分
2018年に行った時は8時半くらい、2019年には10時くらいに行きました。やはり早ければ早いほど人が少ないという印象があります。
8時半に行ったときには私1人だけだったので、逆に不安になったくらいです。
ビザ受取時間:翌営業日の13時30分~15時
そもそもビザ希望者が少ないので、番号で管理されるということはなく、先着順で建物内に通されてパスポートを受け取ります。

パスポートを預けたらもらえる領収書(引換券)
申請時に40ドルを払ったら、パスポートと引き換えにもらえるレシートです。パスポートを受け取る際に必要になるので、失くさないように注意してください。
タイとベトナムの祝日は領事館も休み
以下は、2019年のホーチミン タイ領事館の祝日。
領事館前にも張り出されていますが、領事館のサイトでも確認できます。
Royal Thai Consulate General(Holiday)
タイの祝日はもちろん、ベトナムの祝日も休みになるので事前に把握しておきましょう。ベトナムのテト(旧正月)は丸1週間休みなので注意。
領事館の様子がわかる真ん前のカフェで待機しよう
2019年にビザを取得したのは連休明けだったので、普段よりもビザ取得希望者が多かったです。それでも20人~30人くらいだと思いますが。
これは、受け取り日の13時30分くらい。領事館真ん前のEra Cafeから撮影しています。
ちょっと早めについてしまった、思ったよりも混んでいて並ぶのが嫌だ、という人に非常におすすめのカフェ。道を挟んだすぐ前にあるので、並びたくない人には最適です。

店内はびっくりするくらい暗いですが、もちろんエアコンあり、電源もあり、喫煙も可能、そして領事館がよく見える。
在ホーチミン タイ領事館への行き方と場所
タイ領事館があるのは3区。一般的に観光客が宿泊することが多い1区からは、タクシーなどで10分~15分くらい離れていますが、アクセスは非常に簡単。
ベトナム戦争証跡博物館からは徒歩10分程度、タンディンのピンクの教会からも歩いて15分くらいなので、観光とあわせてビザ取得も可能です。
ついでにホーチミンを観光するのもあり
人が多くなると逆に時間がかかってしまうかもしれませんが、基本的には人が少ないはずの在ホーチミン タイ領事館。今後タイのビザが必要になったら、極力ホーチミンで取得したいと思っています。
ラオスにもラオスの良さがありますが、個人的に滞在先としてはこっちの方が面白いです。
観光地やオシャレなカフェも多い街なので、タイの観光ビザが必要になったらホーチミンに行ってみてはいかがでしょうか。
コメント
いい情報助かります。ベトナムいいですねー。coffeeうまいし。w
ありがとうございます!
カフェだらけなので、コーヒー好きには天国ですよね!私も1日何軒もハシゴしちゃいますw