ハノイからサパに向かう交通手段として最もおすすめなのが、Hason Haivan社のRoyal(ロイヤル)という寝台バス。
正確に言うと、ハノイとラオカイを結ぶバスで、サパに行く場合はラオカイで乗り換えが必要です。しかし、半個室の室内で、横になって移動することができるので、ラオカイに行くバスの中では最強の快適さを誇ります。
ここでは、ロイヤルの車内の雰囲気や予約方法、時刻表などについて紹介していきます。
なお、このページの一番下にも同じようにリンクを付けておきますが、ハノイ-サパ間のその他の移動方法については以下も参照してください。
- 寝台列車(ハノイ-ラオカイ間)
- サパエクスプレス(ハノイ-サパ間)
- ラオカイ‐サパ間のローカルバス
- ハノイ‐サパ間の交通手段比較ページ
ハノイとラオカイを結ぶRoyalとは?
ロイヤルとは、Hason Haivan社が運航する、超高級寝台バスのこと(Hason Haivan社公式ウェブサイト)。
- 運賃
- 時刻表
- バス乗り場
まずは、これらを細かく見ていきましょう。
ハノイとラオカイを結ぶロイヤルバスの値段
値段は35万ドンで固定されています。バスは2階建ての造りになっていますが、上の段と下の段で価格が異なるということはありません。
しかし、ネットで予約する場合は手数料が若干上乗せされます(予約方法後述)。
ハノイとラオカイを結ぶロイヤルバスの時刻表
日によって若干異なるイメージがありますが、基本的には1日4本ずつ運航しています。Hason Haivan社の普通のバスであれば1時間に1本以上は走っているので、タイミングが合わないのであれば普通のVIPバスなどで行くのもあり。
ハノイからラオカイへ行くRoyal時刻表
ハノイ発 | ラオカイ着 |
8:45 | 13:50 |
13:30 | 17:50 |
15:00 |
19:20 |
18:50 |
23:10 |
ラオカイからハノイへ行くRoyal時刻表
ラオカイ発 | ハノイ着 |
8:15 |
12:35 |
9:00 |
13:20 |
14:00 |
18:20 |
18:45 |
23:05 |
ロイヤルの予約サイトでは、所要時間は3時間45分と記載されていますが、公式ウェブサイト上では4時間20分かかっています。
なお、上記の時刻表は、2020年2月現在のもの。1年前には1日2~3便しかなかったものが4便に増便されているので、正確な時間や本数が知りたい人は、Hason Haivan社公式ウェブサイトを訪れましょう。
ハノイとラオカイを結ぶロイヤルバスの乗り場
基本的には、ハノイのミーディンバスターミナルとラオカイのラオカイ中央バスターミナルを結びます。そして、どちらも市内から若干離れています。
ハノイからロイヤルを利用する人は、原則ミーディンバスターミナルまで自力で行かなければなりません。しかし、ラオカイはバスターミナルからラオカイ市内の行きたいところまで、ミニバスで送ってもらえるので便利。
ハノイのミーディンバスターミナル
ミーディンバスターミナル(My Dinh Bus Station)は、ハノイ市内から車で西に30分~40分のところにあります。意外に遠いのでちょっと使いにくいですね。
厳密に言えば、ハノイ・ノイバイ空港の近くからもロイヤルに乗ることはできます。しかし、ノイバイ空港も同様に車で30~40分かかる上、満席の場合は乗れないので、それならミーディンバスターミナルに行った方が確実で安心。
それなりに広いので、わかるはず。
これが、正面の入り口から入ってすぐのところ。右側にHason Haivan社のチケットカウンターがあります。
ここですね。目立つので絶対にわかります。このチケットカウンターでラオカイ行きを買いましょう。Royal以外にもたくさんのバスが走っているため、購入時に必ず「ロイヤル!ロイヤル!」というのを忘れないように。
ロイヤルのチケット。普通のチケットと変わりませんが、運賃が35万ドンになっているのと、ROYALというスタンプが押されているあたりが異なります。
ちなみに、サパで元旦を迎えようと12月31日の便に乗車しましたが、意外にガラガラでした。
ミーディンバスターミナルからは、様々な方面に向かう様々な会社のバスが出ていますが、Hason Haivan社を利用する場合は専用の待合室が使えます。時間になったら呼びに来てくれるはずなので安心。
一応、ミーディンバスターミナルの中にはこういった売店もあって、早朝からオープンしています。ちゃんとしたご飯を食べるところはないですが、ちょっとしたスナックや水分は購入可能。
ラオカイのバス乗り場(Hason Haivan社オフィス)
ラオカイ駅のほぼ真ん前にあるため、アクセスは非常に楽です。
私はラオカイからハノイ行きのロイヤルに乗ったことはありませんが、このオフィスで購入し、時間の30分前までにこのオフィスに集合すれば大丈夫とのこと。
なお、サパ行きのバス停もラオカイ駅の真ん前にあるので、サパ行きバスを待っている時に、帰りのハノイまでのチケットを予約購入してしまうのもあり。
ハノイとラオカイを結ぶRoyalの車内
ロイヤルは21人乗りの寝台バスで、乗客一人一人に完全プライベートな空間を提供します。
外観はいたって普通のバスです。大きな荷物を預ける人は、乗車前に伝えましょう。
車内は土足厳禁。運転席で運転手さんが靴を入れる袋をくれるので、その靴を自分の座席(ベッド)までもっていきましょう。
車内はこんな感じ。細い通路の両脇には、カーテンで仕切られたベッドシート。
大人が横になってもしっかりと足を伸ばせるサイズ。清潔なマクラとブランケットもあるので、快適に眠ることが可能です。
室内は、天井に豪華っぽいライトと、
枕元に、無駄に明るさを調節できる読書灯があります。
収納は2ヶ所。
横になった状態で肩のあたりにスライド式の小物入れ。
そして、足元にもちょっとした小物入れ。たった4時間の旅なので、この収納をフルに使うことは少ないと思いますが、安心してものを保管できます(鍵はなし)。
窓際には、ボトルウォーターとウェットティッシュが用意されていました。
そしてUSB差込口。急速充電にも対応しているので、移動中に電源がなくなることもありません。
寒かったけどエアコン。もちろん蓋ができます。
そして、カーテンを閉めるとほぼ個室。多少圧迫感がありますが、窓を開ければ外の景色が眺められるので問題なし。
トイレもあります。普通に清潔なので、安心して用を足すことが可能。ただし、電車と違って場所によっては結構揺れます。
ラオカイバスターミナルについたら、専用のバンが待機しているので素早く乗り込みましょう。
バンのドライバーに行きたい場所に連れて行ってもらえます。しかし問題は、この運転手は英語がほとんど通じないということ。
サパに行く場合は、ラオカイ駅と言えば大丈夫。ラオカイ駅の真ん前がサパのバス乗り場なので。ラオカイ駅は、「ガ ラオカイ」です。
ラオカイ駅に行きたいです ⇒ muốn đi đến ga Lào Cai
ハノイとラオカイを結ぶRoyalの予約方法
予約の方法は大きく3つ。
- 直接事務所に行ってチケット購入
- 予約サイトから購入
- ホテルの人に代理で買ってもらう
ほとんどの人が直接オフィスで購入すると思います。
普通のVIPバスは本数が多いため、少し待ちはするかもしれませんが、乗れないということはないはず。しかし、本数の少ないRoyalは埋まっている可能性もあるので、心配なら事前にネット予約しておきましょう。
今のところ、このRoyalを含め、Hason Haivan社の予約ができるのは、BaoLauというサイトのみ。Hason Haivan社の公式サイトでも予約は可能ですが、購入にはベトナムで発行したカードが必要なので、観光客には実質無理です。Hason Haivan社のサイトは、バスの時間を確かめる際に利用できますが。
実際にBaoLauの予約画面で説明していきます。上のリンクをクリックすると、日本語で予約が可能ですが、表示通貨も日本円になってしまうので、ここでは英語の画面で紹介していきます。
まずは、この画面が現れるので、必要事項を入力してSearchをクリック。必要事項は以下の通り。
- 出発地:ハノイ
- 目的地:ラオカイ
- 出発日:任意の日付
- 旅程:片道か往復か
- 利用者数:任意の人数
すると、次のページでHason Haivanのバスを含むすべての交通機関が出てきます。
とりあえず、Hason Haivanに絞って紹介しますね。料金が、23万ドンと35万ドンの2種類ありますが、ロイヤルは35万ドンのものです。
クリックしてもお金はかかりませんし、クリックしたところで車内の写真などが現れるので、一応確認しておきましょう。問題なければ、Book Onlineをクリックして先に進みます。
続いて、乗車する人の名前を入れ、座席を選びます。氏名は、パスポート通りのアルファベット表記のフルネームを入れましょう。
なお、座席は下のベッド(Lower Level)がおすすめです。バスの揺れがまだ少ないし、はしごを使って登らなくてもいいし、落ちる心配もありません。
同じ画面の下の方に、メールアドレスなどの個人情報を入れるところがあるので、そこ埋めてから決済画面へ。
バスの定価は35万ドンですが、ネット予約なので4万ドン(200円弱)くらい高くなります。
VISAカードなど、クレジットカードで決済可能。予約が完了したら、最初に登録したEメールアドレスに予約確認メールが届くはず。
まずは、BaoLauで検索してみましょう。
超高級寝台バスROYALまとめ
サパまで最も快適に行ける、ハノイとラオカイを結ぶ超高級バス「ロイヤル」。今度サパに行くときも、私は迷わずこれを使うと思います。
- 運賃:35万ドン
- 所要時間:4時間
- 運行頻度:1日4便
しかし、他にもサパ、ラオカイに行く交通手段はあるので、比較して最も都合がよいものを利用しましょう。
その他のサパ関連の交通手段
- 寝台列車(ハノイ‐ラオカイ間)
- サパエクスプレス(ハノイ‐サパ間)
- ラオカイ‐サパ間のローカルバス(ラオカイ-サパ間)
- ハノイ‐サパ間の交通手段比較ページ
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