Onsen @ Moncham(オンセン アット モンチャム)は、天然温泉がついた山奥の高級リゾート。
チェンマイの市内から車で約1時間の、自然に囲まれたホテルです。
館内には、温泉の他に日本庭園や和食レストランがあり、チェンマイの山奥で日本が味わえます。
宿泊するとなったらかなり高価ですが、実は温泉のみを利用することも可能。
今回は、タイの中の日本風旅館で温泉だけを堪能してきたレポートになります。
具体的には、
- ホテル内の雰囲気
- 日本食レストランの雰囲気
- 天然温泉の雰囲気
を紹介。
温泉だけを紹介する際の注意点、割引特典など、温泉のみの利用方法をメインで解説していきます。
オンセン アット モンチャム (Onsen @ Moncham)
高級リゾートというだけあって、値段もそれなりにしますね。
それでも連日予約でいっぱいになるほどの超人気ホテルですし、日本のメディアにも取り上げられ知名度も上がっています。
オンセン アット モンチャム の地図とアクセス
ポーンイェーンからモンチェムの絶景ポイントに行く途中に位置します。
チェンマイの市内からだと車で1時間。
- レンタカー
- ソンテウチャーター
- ツアー業者の車手配
などを利用していくのが一般的です。
温泉のみ利用のシステム
温泉のみを利用した際の料金などはこちら。
▸利用可能時間:11時~16時
▸含まれるもの:無料ドリンク、浴衣、タオル
▸割引:JCBカードでの支払いで15%オフ
続いて、温泉のみ利用する際のルール。
▸入浴時間は毎時0分~45分まで
▸連続で入浴はできない
ちょっとよくわからないと思うので、以下の表をご覧ください。
入浴可能時間 | 清掃・客の入れ替え時間 |
11:00~11:45 | 11:45~12:00 |
12:00~12:45 | 12:45~13:00 |
13:00~13:45 | 13:45~14:00 |
14:00~14:45 | 14:45~15:00 |
15:00~15:45 | 15:45~16:00 |
入浴可能時間が11時~16時と記載しましたが、実際に入浴できるのは45分単位。
連続で入れないというのは、例えば11時~11時45分に入浴した人は12時からは入れないということです。
ただし、11時45分に出てレストランで1時間ほど休憩した後に、13時から再度入浴することは可能。
長風呂が好きな人には正直短いですが、とりあえず今のところはそうなっているので仕方ありません。
ちなみに、ホテル宿泊者は午前8時~午後10時まで入浴可ですが、深夜や早朝は入れないみたいですね。
温泉が付いた部屋もあるので、そちらに泊まれば時間に関係なく入浴可能です(ホテル情報の詳細は後述)。
温泉を利用する流れ
大体の流れはこんな感じ。
- ホテル到着後、受付(ロビー)で温泉入浴のみと伝える
- 空き状況を確認の上、入浴時間を決める
- その場で支払い(現金・クレジットカード可)
- 係の人が温泉のある建物まで案内
- 全裸で入浴
- 浴衣に着替えてレストランで無料ドリンク
- ロッカーで浴衣から普段着に着替えて帰宅
私の場合は、13時45分くらいに行ったので14時から入ることができました。
支払いでビザカードを出したら、JCBなら15%オフなのに~と言われました。
持っている人は、JCBを携帯しておきましょう。
中途半端な時間に着いてしまったら、先にレストランでドリンクを飲むなり館内を散歩するなりできます。
ただし浴衣は温泉のロッカーにあるため、どうせなら温泉入浴後に浴衣姿でレストランに行きたいところです。
ホテル内の雰囲気
ポーンイェーンからモンチェムに向かう登り道の右側にあります。
道沿いからも見える、黄色い外壁と日本風の看板。
客室は、ロビーを真ん中にして左右に分かれており、これは真ん中から撮影した中庭。
駐車場やロビーのスペースが施設の2階の高さに位置するため、中庭に行くには階段を降りることになります。
階段を降りると現れるレストラン。
レストランのメニュー等は後から解説しています。
中庭の奥に見えるのが温泉のある建物です。
こちらも詳しく紹介していきます。
チェンマイの山道を登ってきたばかりなので、ここが日本だ。と言われると違和感はあります。
熱帯植物とかあるし。
あくまでもターゲットはタイ人のため、日本のちゃんとした温泉旅館に泊まるスタンスで行ってしまうとがっかりするかもしれません。
しかし、タイ人と宿泊すれば喜ぶこと間違いないでしょうし、日本好きのタイ人なら興奮しまくりだと思います。
中庭からも見える旅館風の部屋のテラス。
こう見るとますます日本ぽさがないですが、日本っぽい雰囲気を頑張って作っている感は伝わってきます。
天然温泉の雰囲気
それでは温泉を紹介していきます。
ロビーでお金を払ったら、まずは係の人にここまで連れてきてもらいます。
男女でちょっと不公平感のある共有スペース。
男性の入浴室の前にある質素な座敷シートなのに対して、
女性の入浴室前には、平安時代風?の撮影スポット。
まぁそんなことはいいとして、ロッカールームから紹介していきます。
ロッカールームは日本の温泉や銭湯のような造り。
鍵付きのロッカーには、入浴に必要なタオルや入浴後に着る浴衣などがセットされています。
大きな鏡に、ドライヤーやワックス、ムースなど。
ちょっとした洗面台。
タイ語で温泉の入り方について記載されていますが、我々日本人にはこんなの不要ですね。
一応禁止事項は以下の通り。
- カメラの持ち込み
- スマホの持ち込み
- 大声
- 水着の着用
- 濡れたままロッカールームに戻る行為
(小さなタオルがあるのでそれで拭いてからあがる)
それでは温泉ルームを見ていきましょう。
念のため言っておくと、私の入る時間帯には他のお客さんが誰もいなかったので、写真撮りたいと事前に断りを入れてます。
日本のスーパー銭湯をめちゃくちゃ小さくした感じで、温泉のバリエーションは3つしかありません。
- 室内風呂
- 露天風呂
- 木製バスタブ型風呂
正直な最初の感想は、えっこれだけ?
室内風呂は、ソーシャルディスタンスを考えると一度に4,5人くらいが気持ちよく浴びれるくらいの大きさ。
室内には体を洗うためのシャワーが5カ所くらいありました。
そして、これが露天風呂です。
砂利スペースが結構広めに設けられていて、温泉はそこまで大きくないですね。
ただし、こちらも3,4人がゆったり入浴できるくらいの余裕はあります。
タイ人の考えるジャパニーズガーデンを集約させた感じですが、木がなかったのがちょっと残念。
タイ人のレビュー記事などを見ていると、この空間は緑に包まれています。
こう見ると緑がない方が清潔な感じもしますが、松の木1本くらいほしかったですね。
アウトドアには、露天風呂の他に1人用の木製バスタブが2つ並びます。
こっちは完全に1人用で、同時に2人まで利用可能。
時間を気にせず入浴して全身洗って、再度ゆっくり入浴して着替えて、ちょうど45分くらいでした。
思ったより狭かったですが、いざゆっくりして見ると満足感が高かったです。
ただ、貸し切りで自由に使えたという点が満足度が上がった大きなポイントな気がします。
ちなみに、温泉の温度は38度前後とのことでしたが、真昼間だったからか温かく感じました。
施設内で着れる浴衣。
一般的なホテルでいうバスローブですが、施設内ならこの姿で動き回れます。
ちなみに、私の浴衣は紺色でした。
日本食レストランの雰囲気とメニュー
浴衣に着替えた後は、無料ドリンクを飲みにレストランに向かいました。
オープンエアーのレストランでは、山に囲まれた日本庭園風ガーデンを見ながらくつろげます。
4人用の木製テーブルが縦にずらっと並び、
最高の景色が望めます。
こういったテラス席っぽいシートもあります。
温泉利用者は無料ドリンクが飲めますが、食事などを追加注文することも可能。
一応メニューを載せていきます。
主な和食をピックアップします。
- クロダイ1貫 145バーツ
- ハマチ1貫 195バーツ
- 寿司セット(8個)590バーツ
- サーモンロール(4個) 215バーツ
- 冷ややっこ 90バーツ
- 枝豆 90バーツ
- 牛丼 315バーツ
- うな丼 345バーツ
- 和風カルボナーラ(味噌ペースト) 180バーツ
和食以外にも、ちょっとしたタイ料理があります。
高級リゾート内のレストランということを考えると、そこまで高くないですね。
続いてドリンク類。
ソフトドリンクの他に、アルコールもそれなりにそろっています。
- ラテ 120バーツ
- 緑茶 100バーツ
- オンセン ヘルシースムージー 180バーツ
- アサヒ生 160バーツ
- サッポロビール 260バーツ
- シグネチャーカクテル 250バーツ
シグネチャーカクテルに手が出そうになりましたが、運転しなければならないので無料ドリンクで我慢です。
酒や焼酎もあるので、チェンマイでプチ日本が味わえそうですね。
最後にスイーツ類。
代表的なのは以下の通り。
- 水信玄餅 190バーツ
- わらび餅 220バーツ
- 大福 190バーツ
私は無料の抹茶グリーンティーに、せっかくなので水信玄餅をオーダー。
抹茶はミルクと別で運ばれてきます。
そして信玄餅。
黒蜜にきな粉で味付けされています。
水信玄餅を食べたのは恐らく初めてでしたが、すっきりとした甘さで、ほとんど甘さのないグリーンティーとよく合いました。
日本で食べる方が当然美味しいんでしょうが、個人的にはここのスイーツも問題なく美味しかったです。
ただし、グーグルなどの日本人のレビューを見る限り、日本料理は改善の余地ありという感じだったので、がっつり料理を食べていたら印象は変わっていたかもしれません。
ホテル宿泊情報
チェンマイ・メーリム群モンチェムに位置する超高級リゾートには、様々なタイプの部屋があります。
ループカテゴリ | 大きさ |
グランド マウンテンビュールーム | 45平米 |
マジェスティック ファミリースイート | 65平米 |
インペリアルスイート(貸切温泉付き) | 70平米 |
グランド インペリアルスイート(貸切温泉付き) | 75平米 |
2ベッドルーム グランド マウンテンビュールーム | 90平米 |
1ベッドルーム ロイヤルレジデンス スイート | 300平米 |
1ベッドルーム エンペラースイート(貸切温泉付き) | 140平米 |
2ベッドルーム インペリアル(貸切温泉付き) | 140平米 |
3ベッドルーム エンペラースイート(貸切温泉付き)
|
280平米 |
全部じゃないですが、カテゴリーと広さはこんな感じで、最大で4ベッドルームまであります。
施設の雰囲気や共同風呂の感じを見ると、日本人だけのグループで行ったらがっかりする可能性も。
値段が値段なので。
一方で、タイ人の家族や恋人がいる人にはかなりおすすめできるホテルだと感じました。
ただし共同風呂の時間制限があるため(8時~22時)、どうせ泊まるなら風呂付きの部屋にするべきです。
もちろん共同風呂よりは小さいですが、カップル2人で、もしくは家族みんなで入れそうな大きさの湯船が付いています。
純和風ではないものの、モダンジャパニーズスタイルの部屋もあります。
日本により近い雰囲気を体験するなら、こういった部屋を選択するのがいいでしょう。
逆に、広すぎる部屋ほど日本っぽさがなくなります。
100平米を超す部屋は無駄に広い上に日本っぽさがありません。
全ての部屋の写真を吟味しましたが、もし自分がタイ人の恋人と泊まるならグランドインペリアルスイートにすると思います。
ルームサービスで日本食を頼んで夜中まで温泉につかれるので、よい休日になりそうです。
ただ、やはりそう考える人も多いのか、手ごろな部屋は予約が埋まるのも早いです。
私は2020年12月に訪れましたが、そのころから2021年1月末までは全く空いていないという人気ぶり。
キャンセル無料プランもあるので、このホテルに泊まるなら早めに予約しておいた方がいいでしょう。
ホテル予約情報
JCBカードで15%の割引は宿泊料金にも適用されます。
ただし、ホテルに直接予約しなければならないため、どうしてもアゴダと比べると割高。
2021年4月末までなら、タイ人と宿泊する場合に限り3000バーツ安くなりますが(ラオティアオ ドゥアイガン利用時)、それと合わせてもまだ予約サイトの方が安いです。
時期によっては直接予約で特典が付くこともあるので、Facebookをチェックしつつ費用対効果を比較してから予約しましょう。
▸タイ人に超絶人気
▸部屋に温泉がある
▸日本食、日本の酒がある
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◇詳細・口コミ・料金を確認する
Agoda
Booking.com
Hotels.com
Expedia
なお、ここ同様に宿泊していませんが、周辺の高級リゾートについても紹介しているので、興味がある方は合わせて見てみてください。
- モリ ナチュラル ファーム
(和食レストラン付き田舎リゾート) - プラウド プー ファー リゾート
(ファミリー旅行に最適) - パンウィマン リゾート
(評価の高い大きなリゾート)
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