ジルン ヘルス ヴィラージュ宿泊レビュー｜チェンマイの家族旅行に最適な大自然ヴィラ

チェンマイ・メーリムに位置する子連れ旅行に最適なホテル、ジルン ヘルス ヴィラージュ (Jirung Health Village)。

探索しがいのある広々とした敷地に加え、チェンマイを代表する観光スポット、タイガーキングダムまで歩いて行けるのが魅力のホテルです。

この辺りでは最も背の高い建物が、池の奥に佇みます。

これだけでも、自然豊かな環境に建っているホテルだというのがわかりますね。

家族旅行に最適なホテルだと思いますが、もちろんカップルや1人での宿泊にも適しています。

私が訪れた時には、恐らくカップルだろうと思われる男女を2組見ました。

電話で直接予約を入れることもできますが、予約サイト経由だと今のところアゴダ一択のようです。

ジルン ヘルス ヴィラージュ (Jirung Health Village)

さすがにフォーシーズンズほどではないものの、この辺りでは広大な敷地を持つホテルの1つ。

ちょっと地図が古びていて見にくいですが、これが全体図。

など様々なエリアがあります。

歩こうと思えば歩ける広さですが、坂道が多くて地味に大変かも。

しかし、敷地内にもアスファルトが敷いてあり、コテージやヴィラタイプに泊まるのであれば部屋の真ん前まで車やバイクを乗り付けることができます。

 

なお、コロナの時期ということもあるのかもしれませんが、ホテルには朝食が付いていませんでした。

しかし、階段を降りて表の道にでれば、焼き立てパンが美味しいことで有名なスーコーカフェ（Sookhor Cafe）があります。

【Sookhor Cafe】メーリムで焼き立てパンが有名な自然カフェ

スーコーカフェ（Sookhor Cafe）は、メーリムのタイガーキングダム近くにある自然一杯のカフェ。 焼き立てパンが有名 大きな湖がある 水牛をはじめとする動物がいる などの魅力が詰まった長閑なカフェで...

asian-traveller.com

2021.01.20

ホテルの従業員数人に「朝はあそこでパンを食べるのがいいよ」と勧められました。

開店が10時なので朝食にはちょっと遅そうですが、確かにパンは美味しいです。

広大なホテル内

坂道があるものの、安全なホテルの敷地内で自然に囲まれながら散歩ができる、と考えると楽しめると思います。

ホテルの門から坂道を上ってきた地点。

ロータリーになっており、左に進むとホテルのフロントや2ベッドルームのある大きな建物、右に進むとマウンテンヴィラゾーンになっています。

レストラン

フレンドリーなスタッフが、「コロナの影響でお客さんが少なくて、今日もランチのミーティングで1グループが利用しただけだ」と寂しそうに言っていました。

コーヒーくらい飲もうかなと思いましたが、「あっコーヒーなら下のカフェがいいよ」と言われました。

午前中は開いておらず12時から夜間まで営業しています。

夕食をホテルの外で食べるのが面倒なら、ここを利用するのもあり。私は食べてません。

レストラン前の広場。

綺麗に整備された芝生が敷かれており、ちょっとしたピクニック気分に浸れます。

プール

12月の寒い時期に訪れたため、プールは利用していません。

ちゃんと泳ぎたい人でも満足できるくらいの広さはありました。

背の高い木や池に囲まれているので、森のど真ん中で泳いでいるような錯覚になるんじゃないかと思います。

マウンテンヴィラエリア

こちらはマウンテンヴィラが立ち並ぶエリア。

全てを確認したわけではないですが、アスファルトの道側に玄関があり、バスルームやバルコニーは全て山側を向いていると思います。

※マウンテンヴィラについては後ほどしっかりとレビューします。

コテージ（フォレストハット）エリア

敷地の奥には、割としっかりとした造りのコテージが並びます。

マウンテンヴィラと比べると、アスファルトが広々としているので車を楽に付けられますね。

このコテージは、1泊なんと2,500円程度。

外からだと小さく見えますが、室内には専用バスルームもありますし、最低限の設備はそろっています。

メーリム周辺で安くて自然の多いホテルを探しているなら候補に入りそうです。

その他のエリア

使われてなさそうな感じでしたが、敷地内にはエジプトっぽい雰囲気のエリアもありました。

スフィンクスを中心に、完全にピラミッド型をした建物が数軒並んでいます。

中がすごく気になりました。

その奥にはお寺のチェディーを載せた建物があります。夜はちゃんとライトアップされます。

敷地内にお寺のような建物があるというだけでもタイっぽくていいですね。

なお、ほとんどホテルにいなかったのでよくわかりませんが、お寺の中では瞑想教室的なものが開催されるというような口コミもありました。

マウンテンヴィラ宿泊レビュー

1軒1軒独立したヴィラは、室内で多少騒いでも大丈夫なくらいの間隔で離れています。

54平米の部屋ですが、「本当にそれだけしかないの？」というくらい広々していました。

家の扉を開けたら、まずはベッドルーム。

この時点で広いなーと感じました。

寝室の雰囲気

ベッドが真ん中に配置されており、その横にはバルコニーがあります。

ベッドの正面に置かれたテレビ類。

スピーカーが無駄にたくさんついているので、音量に困ることはなさそうです。

ベッドを挟んでバルコニーと反対側には、

などが並びます。

クローゼットというよりはタンスに近い家具の中には、

などが入っています。

この机はパソコン作業にも化粧台にも使える優れもの。

鏡の下にコンセントがあるので電子機器も使えます。

無料のコーヒー類と湯沸かし器と、

冷蔵庫には無料の水が2本。

冷蔵庫の上に食器が置かれていますが、外で買ってきたイチゴを食べる時に便利でした。

メーリムの山を上ったあたりは夏場も比較的涼しく、たくさんのイチゴを作っています。

道端でも普通に販売しており、大きさにもよりますが1箱60～100バーツ程度で購入可能。

その場で新鮮なイチゴが食べられます。

後述しますが、このホテルから最寄りのセブンイレブンに行く途中にもイチゴの販売所があります。

バルコニーの雰囲気

広々としたバルコニーが、この部屋の魅力の1つ。

木製のテーブルを囲んでソファーが3つ設置されています。

マウンテンビューというだけあって、バルコニーにいるだけで大自然に包まれているような気分に浸れます。

夜は真っ暗になりますが、朝も夜もこのバルコニーでウダウダできました。

何気に便利だったのが、ソファー横に設置された電源。

ソファーに寝っ転がりながらスマホを長時間操作することも可能です。 

なお、禁煙となっていますがバルコニーではタバコが吸えます。

ちなみに、寝室とバルコニーの間のガラス扉はしっかりと閉まりませんでした。

私の閉め方が悪かっただけかもしれませんが、気になる人は気になるかもしれません。

ただ、虫は入ってきませんでしたし、仮に入ってきたとしてもベッドには蚊帳が付いているので安心して眠れます。

バスルームの雰囲気

寝室から伸びる廊下の一番奥がバスルーム、その手前の左側がトイレというレイアウト。

お風呂とトイレは完全に分かれています。

同行者がシャワーを浴びていても、それを全く気にすることなく用が足せるのは気が楽ですね。

トイレは長細い個室になっており、この便器の向かい側には男性用の小便器もつけられています。

そして一番奥のバスルーム。

このスペースも想像以上に広くてびっくりしました。

正面に洗面台が2つある鏡台、右側にバスタブ、そして左側にはシャワールームが設置されています。

くらいの簡単なアメニティーが揃っています。

ドライヤーはありますが、歯ブラシはなかった気がします。

シャワールームもバスルームとは独立しており、この中だけでもかなり広いです。

写真ではちょっと暗いですが、天窓から光が差し込みますし、もちろん電気もあるので大丈夫です。

そして注目すべきがバスタブからの景色。

絶景というわけではないものの、バスルームに設置された大きな窓からは自然が飛び込んできます。

山を見下ろすというような感じではなく、キャンプ場にありそうな身近な自然という感じですね。

逆にバスルームも外から丸見えですが、カーテンを閉められるので大丈夫。

ただ、位置によっては開けっ放しで入浴しても問題なさそうなヴィラもあります。

バスタブはテレビ付き。高級ホテル顔負けのサービスですね。

ただし、日本のテレビは見られません。

広々としたバスルームですが、利用する際に知っておくべきことがいくつかあります。

ここのバスタブは、身長170センチ程度の人なら横になって寝ることができるほど巨大です。

そのため、お湯を溜めるのに、ある程度の時間がかかるのは仕方がないかもしれません。

また、浴槽内で足を伸ばすとお尻が滑り、体全体が湯の中に入ってしまいます。

浴槽が小さければ足が引っかかっていい感じでダラッとできるのですが、ここでダラッとすると溺れます。

ただし、テレビを正面にして座るのではなく、窓の外を向いて座ればちょうど良かったです。

また、例えば大人が4人で入ろうと思えば余裕で入れるくらいの大きさ。

旅先で仲良く入浴したいファミリーには最高だと思います。

 

それから、たまたまだと思いますが、夜中にお湯を溜めていると途中から水になりました。

その日は夕方にも入浴していたので、使いすぎてホットウォーターの機械がおかしくなったのかなーと思ったりしましたが、翌朝には普通に入浴できました。

 

夜中でしたし、シャワーを浴びた後ですっきりしていたのでホテルの人には言いませんでしたが、新しいホテルではないので、たまにこういうことは起こるのかもしれません。

ジルン ヘルス ヴィラージュへの行き方と周辺地図

メーリムにあるホテルですが、チェンマイ市内からは30分もかからない場所に位置します。

周辺には観光スポットが多いですし、メーリム市街からも近いので、この辺りを観光しようとしているファミリー層にはぴったりのホテルだと思います。

有名どころだとこの辺りですかね。

その他、モンチェムやメーテーンなどへのアクセスも悪くありません。

一番近場のセブンイレブンはタイガーキングダムなどよりも遠く、歩くと15分くらいかかります。

カフェやピザ屋などとともに、ガソリンスタンドに併設されている巨大なコンビニなので、旅行用品や日用品は大体そろえられるでしょう。

子連れでゆっくりしたいホテル

自然と一体化しているような雰囲気が最高の宿泊施設でした。

私は周辺を観光しまくっていたので、ホテルの良さをじっくりと味わったわけではありません。

しかし、徒歩圏内にある観光地に加え、山の中の広々とした敷地を探索できるホテルなので、このホテルとその周りだけで数日は楽しく過ごせます。

また、コテージやヴィラだけでなく本館内の2ベッドルームも良さげです。

140平米もある2ベッドルームが1万円以下で宿泊できるので、家族旅行はもちろん、グループ旅行にも使えそうですね。