ザ インサイド ハウス(The Inside House)は、チェンマイ旧市街に位置する高級ホテルです。
「上品」「優雅」といった言葉がそのまま当てはまるホテルで、チェンマイの真ん中で異色のオーラを放っています。
ホテルの外観だけを見ると、とてもチェンマイとは思えませんね。
中に入るとコロニアル様式の建物が現れます。
ホテル本館の両脇には、SNSでもよく登場するオシャレ階段。
チェンマイ旅行でこのホテルを使うのではなく、このホテルのためにチェンマイを訪れる旅行者がいるほどの人気ぶりです。
- 口コミ評価9.5
- チェンマイ旧市街の便利な立地
- 女子旅やカップル旅行におすすめ
- 全室バスタブ完備
- 室内にプライベートプールがある
- 人気の部屋は予約がとりづらい
部屋や施設の完成度もさることながら、スタッフのサービス精神も高いため確実に満足できます。
今回は、そんなザ インサイド ハウス(The Inside House)の宿泊レビューです。
▸部屋タイプ:The Bodhi Pool Suite
▸広さ:57平米
▸眺め:プール・シティ
▸朝食:あり
▸価格:45,000円
The Inside House (The Inside House)
複数の予約サイトの口コミ評価が一様に高く、チェンマイのホテルランキング第6位に位置しているインサイドハウス。
その異質性と評価の高さ、それから部屋数の少なさから、グレードの高い部屋は早めに予約しないと取れません。
ただ、私も目当ての部屋に泊まれずやむなく他の部屋を予約したのですが、それでも十分に満足できました。
- 宿泊費用:30,000円~70,000円
- 客室数:31
- チェックイン時間:15時~
- チェックアウト時間:~12時
- アゴダをチェックする
美しい中庭の雰囲気
背の高い入り口。ここを抜けると小さなロビーになっています。
ロビーは真ん中が広々した造りになっており、四方にお客さんを迎える椅子が並べられていました。
2人用のカップル席がメインですね。
甘酸っぱいウェルカムドリンクは、オシャレに形作られたおしぼりと一緒に提供されます。
そして、そのロビーから見える美しい中庭。
細部までよく手入れされた草木が、コロニアル様式の建物と良くマッチしています。
ちなみに、館内は基本的に禁煙ですが、表の入り口を出てすぐ脇のところに灰皿が設置されていました。
喫煙者の人はここで吸いましょう。
オシャレなインテリア
4階建ての小さなホテルですが、いたるところにセンスの良いインテリアがちりばめられています。
本館に入ってすぐのところ。
中央には思わず上りたくなるような階段があり、私は4階に宿泊したのにもかかわらず下りは階段を使っていました。
各階には、チェンマイっぽさを演出する素敵なインテリアが控えめに飾ってありました。
ただし、客室がオシャレすぎて廊下のインテリアは霞んでしまうかもしれません。
宿泊レビュー
私はThe Bodhi Pool Suiteに宿泊しました。
本当は、ドイステープが見えてプールがガラス張りのThe Doi Suthep Pool Suiteに泊まりたかったのですが、ピークシーズンということもありチェンマイ滞在中は連日満室。
しかし、この部屋はこの部屋で十分に満足できるものでした。
寝室の雰囲気
部屋の入り口から撮影。
真っ白のベッドの前には、同じく真っ白のソファーとテーブルが置かれていますが、それでもまだ広々とした造りになっています。
ベッド周りだけを見ても、高級感と可愛さが伝わってくると思います。
枕元には両サイドに電源がたくさんあったので、ここで何でも充電できます。
その他、コロナ対策のアルコールスプレー、いびきのうるさいパートナー対策の耳栓が置かれていました。
ベッドサイドには高級そうな長テーブルと1人掛け用の椅子。
正直このスペースはほとんど触りませんでしたが、オシャレな写真を撮る時などには重宝しそうです。
PM2.5対策なのか、空気清浄機もありました。
ベッドの枕元から見たらこんな感じ。
バルコニーのプライベートプールが見えてしまっていますが、とりあえず室内を紹介します。
クローゼットは、玄関の扉を開けてすぐのところにあります。
- バスローブ
- 傘
- スリッパ
- セーフティボックス
などが用意されていました。
テーブルの上にはウェルカムフルーツ。これは季節によって変わると思います。
テレビの手前の棚にはお茶やエスプレッソマシンなどが置かれていました。
棚の中にはスナック菓子やジュース、ビールなど。ちなみにすべて無料でした。
バスルームの雰囲気
寝室の奥にある可愛らしい扉を開けると、最初に目に飛び込んでくるのが猫足のバスタブ。
こちらも非常に美しく、優雅なバスタイムが楽しめそうです。
その奥にはシャワールームとトイレが、それぞれ独立して並びます。
全て透明ガラスなので、空間が広く感じます。
シャワールームは十分に広く、レインシャワーも完備。
シャンプーやボディーソープなどはロクシタンでした。
その奥のトイレも非常に広々としています。
全てがガラス張りというのが気になるかもしれませんが、寝室との間の扉は閉められるので問題ありません。
シャワールームの向かいには大きな洗面台があります。
この部屋は洗面台が1つのみでしたが、部屋のタイプによっては2つ設置してあることもあります。
アメニティはさすがにしっかりとそろえられていますね。
- 歯ブラシ
- 綿棒
- カミソリ
- シャワーキャップ
- マウスウォッシュ
- アルコールスプレー
- 石鹸
- バスフォーム
- ボディーローション
などがあるので、何も持って行かなくても宿泊できます。
その他、ミネラルウォーターやハンドタオルなど。
バスタオルとプール用のタオルはバスルームの奥に置いてあります。
アメニティーのバスフォームを入れて放置していたら、それなりにしっかりと泡が立ったので、泡風呂もできます。
プールで冷えた体が温まりました。
プライベートプールの雰囲気
The Inside Houseと言えば、やはりプライベートプールです。
私の泊まったBodhi Pool Suiteには、ベッドのすぐ横にバルコニーへの引き扉があり、バルコニー部分の大半がプールになっていました。
5メートルの専用プールです。
同じチェンマイ旧市街では、全室プール付きのARUN DARA VILLAにも宿泊しましたが、やはり豪華さはこちらの方が上。
ただし、ARUN DARA VILLAはここよりもリーズナブルな上、寝室に大きなバスタブがあります。
予算や部屋のレイアウトを比較して決めるのもいいと思います。
私の泊まった部屋は、ちょうど公共プールの真ん前で、下の様子がよく見えました。
奥にはセブンイレブンが小さく見えます。
雨が降ったら台無しですが、ハイシーズンに行けば青空の下でプライベートプールを楽しめるはずです。
ただし、チェンマイは12月~4月頃までPM2.5によって空が覆われる可能性が高いため、最もおすすめなのは11月ですね。
ちなみにプールサイドのソファー部分。
濡れたまま座ると水分がしみ込む素材ですが、清潔に保たれていてダラダラすることができました。
共同プールもかなりオシャレ
プライベートプールが素敵なホテルですが、共同プールもきれいです。
室内プールを使う人が多いのか、こちらは基本ガラガラでした。
プールまでの階段がまたオシャレ。
日中も十分にきれいですが、夕方訪れるとホテルがライトアップされて、より美しい雰囲気の中でダラダラできると思います。
もう少し暗いとさらにきれいだと思います。
左上の電気つけっぱなしの部屋が、私が宿泊中の部屋ですね。
ターンダウンと夜間の雰囲気
辺りが暗くなると、ホテルは美しく輝き始めます。
中庭もこの通り。
やはり青空の下の方が美しいですが、夜間も幻想的な雰囲気が素敵でした。
ターンダウン後に部屋に戻ると、ベッドの上には可愛らしいお菓子セットが置かれていました。
アラカルトメニューが食べ放題の朝食
朝食は1階のレストランでいただきます。
美しい室内もいいですが、オシャレな中庭にも席があるのでそちらで食べるのもあり。
自分で取りに行くタイプのビュッフェではなく、以下のメニューから好きなものを好きなだけ頼むことができるスタイルです。
メインの数がそこまで多くないですが、朝からしっかりとしたものが食べられます。
なお、パンは食べ放題で勝手に出てきます。
1品当たりの量もそれなりにあります。2、3泊なら飽きることなく朝食を楽しめるでしょう。
なお、朝食は7時~11時。
朝早くから活動したい人にも、夜遊びで寝坊した人にも優しい時間帯です。
The Inside House への行き方と周辺地図
チェンマイで最も有名なお寺の1つ、ワットプラシンから徒歩圏内にあります。
施設内には上品な雰囲気が漂っていますが、一歩外に出ればチェンマイらしい景色が広がります。
比較的広い通りに面していますが、交通量がそこまで多いわけではありません。
ホテルの周辺には夜中まで出ている屋台群。
屋台以外にも、夜になるとオープンする小さなバーがいくつかあり、深夜まで楽しめます。
最寄りのコンビニも目と鼻の先なので何かと便利。
- セブンイレブン‥徒歩1分
- ワットプラシン‥徒歩6分
- ワットチェディルアン‥徒歩11分
- ターペー門‥徒歩20分
旧市街の中でも西の方に位置しますが、ニマンヘミンまで歩こうと思うと30分以上はかかります。
南に3分ほど歩けばお堀に出るので、そこからソンテウを利用するとよいでしょう。
魅力的な部屋が多い5つ星ホテル
私は4階のBodhi Pool Suiteに宿泊しましたが、このホテルには他にも人気の部屋がいくつかあります。
人気の部屋は建物の1階と4階に集中しており、部屋数が限られています。
例えばこれは4階のフロアプランですが、6部屋しかありません。
ちなみに、このフロアの部屋には全てプライベートプールが付いています。
THE DOI SUTHEP POOL SUITE(ドイ ステープ プール スイート)
- 広さ:75平米
- プールの大きさ:7メートル
- フロア:4階
一番人気の部屋で、ガラス張りのプールと部屋から見えるドイステープが有名です。
ハイシーズンだと、1か月前の予約でも連泊ができたらラッキーな方だと思います。
私はこの部屋に泊まりたかったのですが、チェンマイ滞在中はずっと予約で埋まっていたので諦めました。
THE GLASS POOL SUITES(グラス プール スイート)
- 広さ:57平米
- プールの大きさ:5メートル
- フロア:4階
ドイステープの見える部屋よりは一回り小さいですが、この部屋のプールもガラス張りです。
景色はともかく、ガラス張りのプールに入りたいという人は、こちらの方が安いのでおすすめです。
THE CORNER POOL SUITES(コーナー プール スイート)
- 広さ:67平米
- プールの大きさ:5~7メートル
- フロア:1階
プライベートプールの横にバスタブがある人気の部屋。
1階に位置しているので、4階の部屋とは違ってプライバシーが保たれています。
THE CHEDI POOL SUITE(チェディー プール スイート)
- 広さ:79平米
- プールの大きさ:7メートル
- フロア:4階
このホテルで最も広い部屋の1つで、バスルームが大きいのが特徴的。
プライベートプールを楽しみつつ、ゆっくりとお風呂に浸かりたいカップルや女性におすすめです。
ちなみに、この部屋も人気が高いので早めの予約が必要です。
THE WATERFALL POOL SUITES(ウォーターフォール プール スイート)
- 広さ:84平米
- プールの大きさ:7メートル
- フロア:1階
1階に位置しますが、このホテルの中では最も広い部屋なので圧迫感はないでしょう。
外部からはプールエリアが見えないため、プールやプールサイドのバスタブに裸で入ることも可能。
ホテル公式サイトと予約サイトの両方をチェックすべき
高級ホテルというだけあって、料金もそれなりに高いです。
しかし、予約サイトを見ると数割引きで泊まれたりすることもありますし、ホテルが独自に行う割引を利用するのもありです。
例えば、これはホテル直予約の特典の1つであるアフタヌーンティーセット。
ホテル直予約で得られる特典は以下の4つです。
- 片道の空港送迎
- アフタヌーンティー
- 2泊以上した場合は夕食付
- ホテルの食事20%オフ
ただし、単純に宿泊料金だけで考えるとアゴダなどの予約サイトの方が確実に安いです。
例えば、空港の送迎は手配に時間がかかりそうだった上、配車アプリを使えば100バーツ以下なので、私は使いませんでした。
また、アフタヌーンティーは部屋に入ってしばらくしたら持って行きますと言われたので、ちょっと予定が立てにくかったです。
一方で、毎食ホテルで食事をとる旅行者にはメリットが大きいかもしれません。
いずれにしても、予約サイトで料金を確認すると、日によって値段が違うということがわかると思います。
少なくとも公式サイトとアゴダの2つで料金を確認し、チェンマイでの過ごし方と費用対効果を考えてから予約することをおすすめします。
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