バンコクでスーツの購入を考えている人に挑戦してもらいたいのが、トンローの完全フルオーダーメイドのスーツ屋さん、Fiorenzo（フィオレンソ）です。
BTSトンロー駅から徒歩2分のホテル ニッコー バンコクに入るスーツ屋で、初めてオーダースーツを作る人にもおすすめ。
- 完全なフルオーダー
- 評価が高く安心して利用できる
- アフターサービスもばっちり
ということで、日本人のお客さんも多いです。
そんなFiorenzo（フィオレンソ）でオーダーメイドできるものなどを見てきました。
今回は、気になる値段やオーダーメイドスーツの作り方などを中心に紹介していきます。
バンコク・トンローのオーダーメイドスーツFiorenzo（フィオレンソ）
トンローにあるホテルニッコーバンコクの2階に位置します。
エスカレーターで2階にのぼれば、すぐ目の前
日本人が多く住むトンローということもあり、日本人のお客さんが半数以上とのことでした。
Fiorenzo（フィオレンソ）でオーダーメイドできるもの
オーダーメイドで作れる主なアイテムは以下の通りです。
- スーツ上下
- ワイシャツ
- ポロシャツ
- ジーンズ
その他、女性用のワンピースやドレスなどにも対応しています。
ちょうど、仮縫い待ちの女性用のものがありました。
来店から仕上がりまでの期間
何も言わなければ、普通はスーツが2，3週間、シャツは3，4日でできあがります。
長くてこれくらいかかるということであって、急ぎなら相談可能。
例えば、タイミングが良ければ2,3日でスーツができあがるので、短期旅行者でも気軽に使えます。
また、最終的にできあがったスーツは宅配も可能（国内・国外可）です。
完全なフルオーダー
オーダーメイドスーツにもいくつか種類があり、簡単な違いは以下の通りです。
パターンオーダー…既存のスーツから体に合うものを選んで調整を加える
イージーオーダー…パターンオーダーから、更に体型補正などを加える
フルオーダー…顧客1人1人の体型や好みに合わせてゼロから作る
フィオレンソではフルオーダーのスーツを仕立てます。
最安値は、上下セットで12,000バーツ。
ちなみに、日本だとフルオーダーの相場は20万円～になります。
日本と比べるとかなり安いため、旅行のついでにスーツを作ってしまうのもありだと思います。
安心して利用できる
タイには、フルオーダーのスーツのお店がたくさんあります。
繁華街を歩いていると、「スーツを作らないか？」と声をかけられたりしますが、悪質なスーツ屋である可能性も。
バンコクでスーツを作りたいけど失敗したくないなら、やはり実体験を含んだ口コミや評価が頼りになります。
例えばこちらはFiorenzoのTripadvisorでの口コミや評価。
評価がめちゃくちゃ高く、日本人の口コミも多いです。
実際に、スーツなんて結婚式と葬式くらいしか着ない私でも理解できるように、1つ1つしっかりと説明してくれました。
人生初のオーダーメイドスーツを作るお店としてもおすすめです。
アフターサービスもばっちり
一度採寸した顧客データは、5，6年保管してもらえます。
そのため、次回からスーツを買う際には素材などを選ぶだけで、ぴったりのフルオーダースーツができあがります。
更に、一度作ったスーツのリサイズも可能。
太ったり痩せたりして体型が変わった場合も、お店に持っていけばその時の体型に合わせたスーツに仕立て直してくれるのです。
しかも全て無料。
アフターケアがしっかりしているので、利用しやすい店舗だと思います。
オーダーメイドスーツの流れ
以下は、Fiorenzo（フィオレンソ）での具体的なオーダーメイドスーツができるまでの流れです。
- 生地を選ぶ
- 裏地を選ぶ
- ボタンを選ぶ
- 採寸する
- 仮縫い
- 受け取り
最初の採寸の他に、仮縫いも行います。
そのため、商品の受け取りも含めると、合計3回店舗に足を運ぶことになります（宅配可）。
以下で、それぞれの工程を詳しく紹介していきます。
生地を選ぶ
やはり最も重要なのが生地選びです。
オーダーメイドスーツの値段も、この生地によって大きく変わってきます。
※生地は種類が多いので、価格と共に後から詳しく紹介
裏地を選ぶ
続いて裏地を選びます。
裏地だけでも数百種類あるため、全部見ているとかなり時間がかかりそうです。
ちらっと見せる派手な裏地も人気
これ以外に、希望する柄をオーダーすることも可能。
例えば、家族写真を裏地に貼り付けることもできるようです。
また、裏地は総裏か半裏かを選べます。
スーツの全体に裏地がある総裏
暑い時期に嬉しい半裏
タイ国内で利用するなら半裏の方が涼しそうですが、日本に持ち帰るなら春も秋も使える総裏の方がいいかもしれません。
ボタンを選ぶ
ボタンの素材や色、形の種類も豊富です。
1つ1つの色合いが異なる同デザインのボタン
天然素材はボタン1つ1つのデザインが異なるため、それだけでも唯一無二感が出ます。
採寸する
続いて採寸です。
フルオーダーのスーツなので、かなり細かい部分までしっかりと採寸します。
ここまででデザインが完成。続いて仮縫いの工程で再度店舗を訪れます。
仮縫い
仮縫いでは、袖を付ける前の状態で試着してサイズを確認します。
この時点で窮屈だったりサイズがおかしいと感じたら、気になる部分を直してもらえます。
この世に一組のオーダーメイドスーツなので、納得のいくまで調整してもらいましょう。
オーダーメイドスーツの受け取り
スーツができあがったら、あとはお店に取りに行くだけです。
実際に店舗に行けるのであれば、そこで最終的な試着も可能。納得したら受け取ることになります。
なお、お店に行けない場合は配達してもらえます。
例えば、日本からの短期旅行者がオーダーしても、日本まで送ってもらえるため安心です。
Fiorenzoで取り扱っているスーツ生地
Fiorenzoで取り扱っている生地は、大きくノンブランドの基本生地とブランド生地の2つに分けられます。
基本の生地は、以下の3種類。
- マイクロファイバー（12,000バーツ～）
- ウール50％ ポリエステル50％（18,000バーツ～）
- ウール100％（25,000バーツ～）
見ただけではわかりませんが、触ってみれば微妙な違いがわかります。
リーズナブルなマイクロファイバー生地
普段使いのスーツに用いたいウール50％ポリエステル50％
一組は所有しておきたいウール100％
なお、ブランド物のイタリアンウールは35,000バーツ～になります。
日本人に人気のイタリアの生地メーカーCANONICO（カノニコ）
イタリアの高級生地DRAGO(ドラゴ)
ケースに入った高級生地のサンプル（ピアチェンツァ）
もちろん、値の張る高級な生地もあります。
例えばこちらは、LoroPiana（ロロ ピアーナ）のフォーシーズンズ（75,000バーツ～）。
Super130’sを使用しており、その名の通り全ての季節に対応しています。
Zegna（ゼニア）のトロフェオ（85,000バーツ～）。
名だたるイタリアのブランド生地が揃っています。
それぞれの生地の裏にも、素材などがわかりやすく書かれていました。
価格の目安は以下の通りです。
例えば、定番のメニューはこんな感じです。
| 上下セット | 12,000～35,000バーツ |
| ジャケットのみ | 8,400～24,500バーツ |
| ズボンのみ or ベスト | 3,600～10,500バーツ |
| ジーンズ or チノパン | 5,000バーツ |
| ポロシャツ | 2,400バーツ |
| オーバーコート | 18,000～25,000バーツ |
スーツ生地は、素材などによって値段が大きく変わります。
以下は、主なブランドの価格まとめです。
| カノニコ (110’s – 150’s) | 35,000バーツ |
| カノニコ（ドルチェビータ Super 130’s） | 45,000バーツ |
| カノニコ (160’s) | 50,000バーツ |
| ドラゴ（Super 130’s） | 40,000バーツ |
| ロロピアーナ（Super 130’s） | 75,000バーツ |
| ドーメル | 75,000バーツ～ |
| ゼニア（トロフェオ Super 150’s） | 85,000バーツ |
また、FiorenzoではPiacenza（ピアチェンツァ）の生地を多く取り扱っており、以下は素材ごとの価格になります。
高級ブランドなだけあって100万円くらいする生地もありますが、それでも日本で作るよりは安いです。
Fiorenzoのオーダーメイドシャツ
ワイシャツもスーツ同様に、細かい部分まで選択できます。
ワイシャツの襟の選択肢
ワイシャツの袖の選択肢
同じ形のシャツでも、襟や袖が少し違うだけでおしゃれに見えたりするので、ここを変えるだけでもオーダーメイド感が高まります。
ボタンの種類も豊富。こだわって選べそうですね。
襟や袖、ボタンも選択肢が多いですが、やはり最も悩むのが生地です。
Snow Berryシリーズ（3,500バーツ～）
スーツ同様、生地の種類も豊富ですが、店員さんにすすめられたのがのがナノテックス（撥水加工）の生地です。
水をはじくナノテックス生地
ご覧の通り水分をはじく加工になっており、ティッシュなどで軽く押さえれば生地には染み込みません。
水の他に、ワインやジュース、ケチャップなどの色の濃い液体をこぼしても同様にはじきます。
この効果は、25回～30回ほど洗濯するまで続くとのことです。
以下は、シャツの価格表になります。
| コットン50％ポリエステル50％ | 2,000バーツ |
| リネンブレンド | 2,500バーツ |
| リネン100％ | 3,000バーツ |
| 撥水加工生地 | 3,000バーツ |
| 80番双糸 | 3,000バーツ |
| 120番双糸 | 3,500バーツ |
| 140番双糸 | 4,000バーツ |
| テッシトゥーラ・モンティ | 7,000バーツ～ |
Fiorenzoのオーダーメイドポロシャツ
スーツやシャツに比べると、気軽に作れるのがポロシャツです。
選択できる代表的な部分は以下の通り。
- 長袖か半袖か
- 袖にゴムを入れるか入れないか
- ボタンの数（フルオープンも可）
価格は2400バーツ。
長袖にしようがボタンをたくさん使おうがこの値段です。
Fiorenzoのオーダーメイドジーンズ
スーツやシャツだけでなく、ジーンズもオーダーメイド可能です。
オーダーメイドジーンズでは、以下を選択します。
- 形
- 生地
- 裏地の色
- ポケット
- ボタン
- 糸の色
- 加工方法
かなり細かいところまでオーダーできるので、自分にぴったり合ったデニムを身に着けられます。
生地選択では、リジッド・ライト・ストレッチなどから、それぞれ好みの色を選ぶ
ポケットの裏地の色まで選べる
お尻のポケットのデザインやコインポケットの形も選択可
ボタンのバリエーションも豊富
ボタンフライ or ジッパーフライも選べる
糸の色も20種類以上。生地と似た色にして目立たなくすることも可能
その他、ジーンズの形は以下の中から選べます。
- スキニーフィット
- スリムフィット
- スリムストレートフィット
- ストレートフィット
- リラックスフィット
加工については以下の中から選択可能です。
- ストーンウォッシュ
- ユーズドエフェクト
- ユーズドエフェクト＋リンクル
オーダーメイドのデニムは、1本5,000バーツ。
生地や加工方法関係なく、この値段で作ることができます。
ちなみに、日本でオーダーメイドデニムをお願いすると相場は5万円前後なので半額以下です。
バンコクでオーダーメイドスーツを作るならフィオレンソ
オーダーメイドスーツは高価ですが、バンコクなら格安で作れます。
その中でも、日本人利用者も多いトンローのフィオレンソなら、安心してお願いできるでしょう。
バンコクでオーダーメイドのスーツを作りたいと考えている方は、一度足を運んでみてください。
店舗情報
| お店の名前 | Fiorenzo Tailor （フィオレンソ・テイラー） |
|---|---|
| 住所 | ホテル ニッコー バンコク, Floor 2 Klong Ton Nua, Khwaeng Khlong Tan Nuea, Khet Watthana, Krung Thep Maha Nakhon 10110 |
| 電話番号 | 089 202 2023 |
| 休日 | 火曜日 |
| 営業時間 | 11:00 – 21:00 |
| URL | FIORENZO |
| Fiorenzo Tailor |
コメント