世界遺産アユタヤで最も有名な遺跡の1つ、ワットヤイチャイモンコン。
ヤイはタイ語で「大きい」を意味する単語で、タイ人には愛称を込めて「ワットヤイ(でかい寺)」と呼ばれています。
その名の通り、72メートルの巨大なチェディー(仏塔)が有名。その他、白い涅槃仏像やきれいに並んだたくさんの仏像も美しいです。
今回は、そんなワット ヤイチャイモンコンの基本的な情報や行き方、見どころなどを紹介していきます。
ワット ヤイチャイモンコンの基本情報
名前(日本語) | ワット ヤイチャイモンコン |
名前(英語) | Wat Yai Chai Mongkhon |
名前(タイ語) | วัดใหญ่ชัยมงคล |
営業時間 | 8:00 – 18:00 |
休業日 | なし |
入場料 | 20バーツ |
観光所要時間 | 30分 |
このお寺は、かつてのアユタヤ王朝を作ったウートーン王(ラーマーティボーディー1世)によって1351年に建てられました。
その後、ビルマからアユタヤを取り戻したアユタヤ王朝第21代ナレースワン王が、勝利を記念して奉納したのがこの寺院にある仏塔。
そのうちの1基がプラ・チェーディー・チャイ・モンコンと呼ばれ、このワットヤイチャイモンコンの名の由来となりました。
ちなみに、ここからだとちょっと遠いですが、白く巨大な仏塔として有名なワット プーカオトーンも、ナレースワン王がビルマからの独立後に大きな改修工事をしています。
ワット ヤイチャイモンコンへの行き方・地図
メインのツーリストエリアからは、少し離れています。しかし、その気になれば自転車でもここまで来ることは可能(ワットマハタートあたりから4キロ程度)。
周辺にも様々な遺跡が点在しているので(後述します)、個人で訪れるのであれば一緒に回るのもありだと思います。
自転車だと若干遠いと感じる人は、トゥクトゥクをチャーターして回るか、ツアーで他の遺跡と一緒に回ってしまうのもあり。
ワット ヤイチャイモンコンの5つの見どころ
大きな寺院なので、見どころもそれなりに多いです。
- 白い涅槃像
- 72メートルの登れる仏塔
- 仏塔の中と仏塔からの景色
- 綺麗に並んだ仏像
- 仏像に黄色い袈裟をかける
1つずつ簡単に紹介していきます。
白い涅槃像
敷地に入ってまず最初に現れるのが、大きな涅槃仏。白い胴体に黄色の袈裟を着た、かなり大きな仏像です。
チェディー、本堂に負けず人が多く、長時間お祈りをするタイ人も少なくありません。
なお、ストリートファイターのサガットステージのモデルと言われているワット ローカヤースッターの涅槃仏とは違います。
72メートルの登れる仏塔
ツーリストの多い遺跡の多くは、昔のように上に登ることができなくなりつつあります。
貴重な遺跡を保護するためには仕方のないことですが、ワットヤイチャイモンコンの巨大仏塔は階段を上ることが可能。
もちろん本堂にも多くの参拝者が足を運びますが、やっぱり有名なのはこの巨大な仏塔でしょう。
72メートルの高さを誇る仏塔なので、階段はそれなりに大変です。
なお、ツーリストエリアにある遺跡の中では、ワット ラーチャブーラナが登ることができます。
こっちまで来るのが大変だという人は、旧市街エリアだけで観光を完結させてしまうのもあり。
仏塔の中と仏塔からの景色
72メートルの高さからの景色というわけではないですが、それなりに高い場所から周辺を眺めることができます。
左右を遺跡に囲まれる階段途中からの景色は、なかなか味わうことのできない感覚。
ちなみに、アユタヤを代表するリゾートのサラ アユタヤの有名な廊下でも、遺跡に挟まれることができます。
階段を上ったところにある部屋には、壁際に複数の仏像が並んでおり、真ん中には穴が開いています。
この穴の中からコインを放り投げ、中央の壺に入ればラッキーということらしいです。
綺麗に並んだ仏像
72メートルの仏塔を囲むように並ぶたくさんの仏像は圧巻。
もちろん遺跡部分には座れませんが、ところどころに休憩できるような木陰があるので、そこに座って仏像の顔を見比べるのもいいですね。
なお、参拝者はこの仏像に袈裟をかけることもできます。
仏像に黄色い袈裟をかける
仏像が並ぶ一角に、こんな感じで黄色、オレンジの袈裟が売られています。
売られていると言っても、購入して持ち帰ることはできず、仏像にかけるためのもの。
たくさんの参拝者が袈裟をかけ、その前でお祈りをしていました。
小さな仏像だけでなく、大きなものにもかけられます。その場合は、仏像の周りに足をかけて登れます。
なお、袈裟は定期的に回収されるため、いっぱいになってかけられない、というようなことにはなりません。
一緒に回れる周辺の観光地や寺院
このワットヤイチャイモンコンを中心に、南北に様々な観光スポットや遺跡が点在しています。
- 西に約1.5キロ‥ワットパナンチューン
- 南西に約3キロ‥日本人村
- 北に約2キロ‥水上マーケット、ワットマヘーヨン、ワット クディーダーオなど
特に、遺跡の前の通りを北にまっすぐ進めば、水上マーケット、ワットマヘーヨンをはじめとする様々なおすすめスポットがあるので、一緒に行くのがおすすめ。
なお、ワット ヤイ チャイ モンコンはアユタヤを代表する大きな遺跡なので、バンコク発のツアーに組み込まれていることも多いです。
他の有名な寺院も一緒に効率的に回れるので、ツアーに参加してしまうというのも方法の1つ。
アユタヤ観光に役立つページ
アユタヤの基本情報
ツアーを使ったアユタヤ観光から、個人で回る時のおすすめルート、その時に使える有名な遺跡などをまとめたページなどです。
アユタヤでおすすめのホテル
ツアーを使えば効率的に回れますが、アユタヤを隅々まで回りたいなら2泊くらいはしたいところ。
以下のページでは、ジャンル別で評判の良いホテルばかりを集めています。
アユタヤの名物グルメ
アユタヤの名物と言われる、川エビ、クイッティアオ ルア(タイラーメン)、ロティサイマイ(お菓子)を紹介しています。
アユタヤの人気カフェ
バンコクに負けず、アユタヤにもオシャレなカフェはたくさんあります。
寺院巡りの休憩でカフェに入ることを考えているなら、以下も参考になると思います。
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