トンロー通りを南北に走るバス、通称赤バス。
バンコクのバスはのろのろ走るイメージがありますが、赤バスは比較的早く、しかも格安で利用できるので、外国人の利用者も多いです。
しかし、乗り方や降り方がいまいちわからず、現地でスムーズに利用できるか怖い、という人もいるかもしれません。
今回は、トンロー赤バスの乗り方からルート、路線図、運行時間などを詳しくまとめました。
トンロー赤バスのルート・路線図
赤バスのルートは非常にシンプル。基本的には、トンロー通りを南北につないでいます。
BTSトンロー駅からトンロー通りに少し入ったところと、トンロー通りのペップリー通り側、リバティープラザの前を結びます。
▸トンロー駅発ルート：トンロー通りに少し入ったところからリバティプラザまで、トンロー通りを一直線
▸リバティプラザ発ルート：トンロー通りをスクンビット通りに向かって下り、トンローソイ5で右折し、トンロー駅が終点
リバティプラザからトンロー駅に向かう路線は、以前はトンローソイ1で右折していました。しかし、現在はトンローソイ5で右折し、スクンビット通りに向かいます。
トンロー赤バスの乗り方
バンコク市内を走る一般的なバスは、基本的に決められたバス停に停まるので、そのバス停まで行かなければなりません。一方で、赤バスはソンテウの要領で利用可能。路線図のどこからでも乗ることができます。しかし、一応トンロー通りの南北に、出発地点となる停留所があります。
トンロー駅周辺の赤バス乗り場
トンロー通りに入って少し北上した辺り。タイミングが悪くなければ、こんな感じで赤バスが停車しているはず。
トンロー駅からは2分ほど歩かなければいけませんが、便利なところにあります。
リバティプラザ前の赤バス乗り場
どちらかというと、こちらが本当の始発地点。バスはここから出発してトンロー通りを回り、ここに戻ってくる感じです。
ちょうどトンロー通りからペップリー通りに抜ける橋の下辺り。
橋が屋根になるので、雨の日でもバスを待つことが可能です。
大抵はこんな感じで停まっているので、停車中のバスに乗り込みましょう。時間になったら出発します。
走っているバスを止める
手を上げて運転手の顔を見ていれば、赤バスはどこでも停まってくれるはず。
上述したトンロー駅の乗り場、リバティプラザの乗り場のすぐ近くだと停まってくれないこともありますが、原則トンロー通り上ならどこでも乗れます。
トンロー赤バスの降り方
バスの車内には、日本のバスと同じように降車ボタンが設置されています。降りたいところでボタンを押せば、すぐに停車してくれます。
ただし、日本のバスと違うのは、この降車ボタンが乗車口付近にしか設置されていないという点。目的地が近づいてきたら立ち上がって乗車口辺りに移動し、目的地の少し手前で押しましょう。
最終のバスストップはここ。BTSトンロー駅へとつながる階段のすぐそばです。トンロー通りからBTSへアクセスしたい人にも非常に便利。
トンロー赤バスの運行時間、運行間隔など
運行時間や間隔は、平日と土日祝日で異なります。
トンロー駅 ⇒ リバティプラザ
| 始発 | 最終 | |
| 平日 | 6:00 | 21:30 |
| 土日祝 | 6:00 | 21:00 |
運行間隔
| 平日6:00-10:00 | 5分に1本 |
| 平日10:00-16:00 | 10分に1本 |
| 平日16:00-21:30 | 5分に1本 |
| 土日祝終日 | 10分に1本 |
リバティプラザ ⇒ トンロー駅
| 始発 | 最終 | |
| 平日 | 5:50 | 21:15 |
| 土日祝 | 6:00 | 21:00 |
運行間隔
| 平日5:50-10:00 | 5分に1本 |
| 平日10:00-16:00 | 10分に1本 |
| 平日16:00-21:15 | 5分に1本 |
| 土日祝終日 | 10分に1本 |
結構早朝から、そして遅くまで運行しているので、使い勝手はいいです。日中も10分に1本は走っているため、よほど急いでいない限りは赤バスで移動するのが安くつきます。
トンロー赤バスの運賃
1回8バーツ。
どこから乗ってもどこで降りても、距離に関係なく1回の利用で8バーツかかります。
料金の支払い方法は？
バスによって異なりますが、車内には運転手の他に、料金を回収する人が乗っています。
このバスの場合は、立っている男性ですね。
始発地点から乗る場合は、バスが動き出してから、途中から乗る場合は、乗ったすぐ直後に料金を回収しにきます。できれば、バスに乗る前に8バーツを用意しておきましょう。
なお、バスによっては料金回収係がいないことも。その場合は、降車時に運転手に直接渡すか、乗客が乗るたびに運転手がバスを止めて回収します。
100バーツとか渡すと大変なので、最低でも10バーツコインは用意しておいた方がよいでしょう。
トンロー赤バスの子供料金は？
料金回収のスタッフ数名に聞きましたが、子供料金に対する回答は非常にあいまいでした。
回答をまとめると、子供料金というのは存在せず、小さな子供からはお金を取らないというのが一般的なようです。
小さな子供というのも曖昧な表現で、その判断は完全に料金回収係にゆだねられている感じがします。
目安として、小学校に入る前くらいまでの子供は無料、それ以上の子供は8バーツがかかると思っていればいいんじゃないでしょうか。
トンローを移動するなら赤バスは便利
めんどくさい人はタクシーやバイクタクシーを使って移動するのがいいでしょう。
しかし、毎日のようにトンローを動き回るような人は、赤バスをうまく活用することで、かなりの交通費削減が可能となります。
特に、トンロー通りに近い場所に行く施設や店舗を訪れるのであれば、使えて損はない交通手段だと思います。
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