ホーチミンやハノイのような大都会とは違い、ヴィンはベトナム北中部の小さな田舎町。しかし、思っていた以上に町は栄えており、市内には大きなホテルが複数建ち並んでいました。
私が初めてのヴィンで宿泊先として選んだのは、ヴィンの鉄道駅のすぐ近くに建つムオン タン ビン ホテル (Muong Thanh Vinh Hotel)。
結論から言うと、駅前という好立地にもかかわらず、非常にリーズナブルで満足できるホテルでした。
ムオン タン ビン ホテル (Muong Thanh Vinh Hotel)
Muong Thanhという名は、ハノイやホーチミンはもちろん、カントーやラオカイと言った地方都市でも耳にするほどの、ベトナムでは有名な中級ホテルチェーン。
その名に恥じないしっかりとしたサービスが提供されており、田舎なのに英語が通じるという安心感がありました。
いいホテルですが、やはり地方都市ということもあり、多少ダラダラした様子や、粗さは目立ちます。しかし、部屋は非常にきれいだし、朝食の種類もかなり多かったし、結果的にはここにして大成功だと感じました。
こんな人におすすめ
▸ムオン タン ビン ホテルに向いている人
- 電車を利用してヴィンに行く人
- フロントと英語で話したい人
- ヴィンに短期でしか滞在しない人
▸ムオン タン ビン ホテルに向いていない人
- ヴィンに長期滞在する人(町の中心ではない)
- 高級ホテルに泊まりたい人
鉄道駅の真ん前に位置するホテルですが、街の中心からは若干離れています。そのため、1泊ヴィンに宿泊するだけという人にはおすすめできる一方で、長期滞在するのであれば、やはり町の中心の方が便利かも。ちなみに、駅前なのでタクシーはたくさん停まってますし、グラブも使えます。
また、十分にいいホテルですが、高級なホテルというわけではありません。私は2000円ほどの部屋に泊まりましたが、もっと高いホテルはいくらでもあります。しかし、地方都市なので、1泊何万円もするホテルはありません。
部屋・客室の様子
私が宿泊したのは、デラックスツインルーム。
テラスはないですが、開閉可能な窓があり、窓際にはちょっとしたソファーもある25平米の部屋。写真を見る限り、デラックスキングルームの方がいい感じでしたが、残念ながらこの日は空きがありませんでした。
ツイン用のベッドでも、十分にゆっくり寝られるサイズ。枕元には、双方にランプとコンセント。枕元の電源は重要です。
机周りは非常にシンプル。デスクチェアーが個人的には若干高くて座りにくかったものの、まぁ問題なくパソコン作業ができました。
なかなか使わなさそうですが、窓際にソファーがあるのはなんか嬉しいですね。
玄関付近に、クローゼットと水など。
左側の水やインスタントコーヒーは無料。右側のスナック類は有料です。ちなみに、灰皿が置いてあって喫煙可能ですが、エアコンからは特に臭いニオイなどはしませんでした。
もちろんポットもあります。しかし、近くに電源が見当たらなかったのでお風呂のコンセントを使いました。
冷蔵庫内の飲料は有料。ホテルを出て左に30秒くらい歩くと、夜中まで営業している商店みたいなのがいくつかあるので、水分はそこで買った方が安いです。
面倒な人は、全てルームサービスで済ませられます。
一番玄関側にあるクローゼット。残念ながら、セーフティーボックスはなし。
水回りは非常に清潔です。シャワーカーテンがないのが気になりましたが、一人で利用するのであればビチャビチャに濡らしても大丈夫。
バスタブ付き。熱いお湯が勢いよく出るので、湯船につかることも可能です。
アメニティーはほとんどありません。ただ、ドライヤーがちゃんとついているのが嬉しいですね。
施設の様子
安心のチェーンホテルなので、さすがにロビーは広々としています。
ちょっと気になったのが、エレベーターが一機しかなかった点。
11階建てのそこそこ大きなホテルなので、ピーク時はめちゃくちゃ待たされる可能性がありますね。実際に、朝食時は私は階段を使いました。部屋は低層階を希望するのがいいかもしれません。
客室フロアは、きちんと絨毯がひかれていて清潔に保たれています。
高級感が漂っていますね。夜間は若干薄暗いですが、全く気にならないレベルでした。
一応プールあり。涼しい時期だったので泳いでいる人はいませんでしたが、正面にヴィンのレイルウェイ ステーション マーケットが望めます。
ホテルの朝食
大きなホテルなだけあって、食堂も広々しています。
中華風の、大人数が座れる円卓が、所狭しと並べられています。
ビュッフェ形式で、メニュー数はかなり多い。正直、半分くらいは美味しそうに思えなかったものの、まぁ合格点のクオリティーだと思います。
主食には、お粥やパン、焼きそば、チャーハン的なものが、さらに、お肉系やソーセージ、サラダなど、一般的なものもあるので、食べられないということはないはず。
カウンターでは、フォーと卵料理の注文が可能です。
バゲットとお皿の手前のハムみたいなやつが美味しかったです。
地図とホテルの周辺
ホテル西:すぐ横にハイランドコーヒーなども入るロッテ映画館、さらに西に行けばヴィンの鉄道駅。駅前には国際キャッシュカード対応のATMあり。
ホテル南:道を挟んですぐに、ヴィン鉄道駅市場
ホテル東:深夜まで営業している商店が複数と、色々な料理がそろう大きなレストランなど
ムオン タン ビン ホテル (Muong Thanh Vinh Hotel)まとめ
個人的には、また次ヴィンに来ることがあるなら、安いしまたここでいいかな、という感じのホテルでした。時期によるのかもしれませんが、予約時はアゴダで2000円を切っていました。少なくともこの価格でこのハイクオリティーは、タイではありえません。
なお、300円くらい高くなりますが、写真を見る限り、ツインルームではなくキングルームの方がよさそうな感じがします。
ちなみに、市内から離れているというのが若干デメリットではあるものの、ホテル前には常にタクシーが停車しているので問題ありません。中心地までは車で10分弱、金額にして4万~5万ドン(200円前後)で行けるので、全く不自由しません。
ホテル予約情報
▸ヴィンの鉄道駅真ん前
▸英語が通じる
▸室内・館内が清潔に保たれている
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Agoda
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