ル メリディアン チェンライ リゾート(Le Meridien Chiang Rai Resort)は、コック川沿いに佇むチェンライ市内で唯一の5つ星ホテル。
今までチェンライで様々なホテルに宿泊してきましたが、正直ここが一番よかったです。
チェンライはタイの中でも自然豊かな県として知られており、郊外に行くほど自然が多いのは事実です。
しかし、チェンライのシンボルでもある時計塔とチェンライ空港の双方から車で10分という好立地にもかかわらず、施設内は自然だらけ。
こんなに街中で、大自然に癒されるとは思っていませんでした。
- チェンライ市内唯一の5つ星ホテル
- 市内・空港から近く便利
- 北タイの雰囲気が味わえる
- 郊外に行かなくても大自然を堪能できる
世界的に有名な高級ホテルチェーンということもあり、サービスの質も高く大満足でした。
今回は、そんなル メリディアン チェンライリゾートの宿泊レビューになります。
ル メリディアン チェンライ リゾート の
料金・口コミをチェック
ル メリディアン チェンライ リゾート ホテル
マリオットグループ傘下のル メリディアンは、世界に117拠点を持つ大型ホテルチェーン。
それぞれの都市に調和した建物はどこも美しいですが、チェンライにあるル メリディアンは、北タイっぽいテイストを感じられる建物が特徴的でした。
しかし宿泊して感じたのは、そのサービスのクオリティーの高さです。
実際にあらゆる媒体で高い評価を得ており、万人が認めているホテルということになります。
実際に泊まってみれば、北タイのホスピタリティに触れられると思います。
開放感のあるロビー
ル メリディアン チェンライリゾートのロビー
ロビーや客室までの通路などは、自然が近く感じられるオープンな造りとなっており、到着した瞬間からテンションが上がりました。
ウェルカムドリンクでお出迎え
ロビーを抜けると、すぐにコック川が望める絶景ポイント。
東京やバンコクなどの大都会から直接来る方は、まずはこの北タイの美しい自然にくぎ付けになるでしょう。
自然豊かなガーデン
コック川から撮影したロビーの建物
流石は5つ星ホテルというだけあり、敷地面積はかなりの大きいです。
そして、その大部分が豊かな自然。
コック川沿いには綺麗に手入れされた芝生が敷き詰められており、巨木が作る影で涼むことができます。
オーガニック菜園
ちょうど旬だったライチ狩り(5月です)
ホテル内の船着き場
なお、以下の投稿のように、タイミングが合えばお坊さんがこの船着場を通ってホテルを訪れる場面に遭遇できるかもしれません。
この投稿をInstagramで見る
ホテルにいながら托鉢の体験もできちゃいます。
ちなみに、中庭にも美しい芝生と樹齢100年を超す大木がありました。
客室と朝食会場を結ぶ通路にあるので、誰もが通過する写真映えスポット。
ここでも思い出の一枚を撮れそうですね。
ル メリディアン チェンライの客室
私はリバービュールームに宿泊しましたが、それよりも広めの部屋とスイートルームも見せてもらえたので一緒に紹介します。
リバービュールーム
53平米のコック川が望める部屋は、カップルはもちろん、子連れ旅行にも十分なサイズでした。
巨大なベッドは寝心地もよく、寝不足の私にはちょうどよかったです。
ベッドの向かいにあるテレビとテーブル。NHKワールドも映ります。
部屋に設置されていたウェルカムスイーツは、タイの伝統菓子とライチ。
ライチはホテルの庭に生えている木から持ってきた採れたてということもあり、新鮮でおいしかったです。
冷蔵庫周りはこんな感じ。
コーヒーやお茶は無料ですし、ミネラルウォーターも大量にありました。
クローゼットは長期滞在できそうなくらい大きくて、使い勝手がよかったです。
- セーフティーボックス
- バスローブ
- 室内用スリッパ
- アイロンとアイロン台
- 傘
などがまとめられています。
続いてバスルーム。
真ん中に洗面台があり、左右にシャワールームとバスタブという造り。
シャワールームには、マリン+ゴッツ(Malin+Goetz)のシャンプーなどが設置されています。
人工的な香料を使っていない有名ブランドですが、自然な香りがリラックスさせてくれました。
アメニティー類。
- 歯ブラシ
- 綿棒
- シャワーキャップ
- カミソリ
- ローション
- 固形石鹸
など、必要なものは全て揃っています。
バスタブは一人で入るには大きすぎるくらいですが、お湯は結構早くたまりました。
バルコニーには2人が座れる椅子にテーブル、そして三角ソファー。
このホテルは全室バルコニー付きですが、どうせならリバービュールームがおすすめです。
私が泊まった部屋からは、巨木の向こうにプール、そしてその奥に流れるコック川が眺められました。
写真からも想像できると思いますが、静かな雰囲気が心地よかったです。
大きめのリバービュールーム
こちらは66平米のリバービュールーム。
私が泊まった部屋より一回り大きく、更に開放感のある造りになっています。
トイレやシャワーが独立したバスルーム。
プールが真上から見渡せる上に、コック川が近いです。
より自然を感じたいのであれば、こちらの部屋の方がいいかもしれません。
スイートルーム
ル メリディアンチェンライリゾートに一部屋しかないスイートルーム。
132平米を誇る、上述した広めのリバービュールーム2部屋分の大きさです。
この部屋はコック川に最も近い場所に設置されています。
一人旅には適さないかもしれませんが、大切な人との特別な旅行などに利用するとちょうどよさそうです。
ル メリディアン チェンライの3つのレストラン
ル メリディアンチェンライリゾートには、以下の3つのレストランが併設されています。
- Latest Recipe(朝食とタイ料理)
- Favola(イタリアンレストラン)
- Latitude 19(カフェ&バー)
滞在中に何度もお世話になったので、それぞれ紹介していきます。
朝食とタイ料理【Latest Recipe】
朝食会場にもなっているLatest Recipeは、ホテルの中心にある大きなレストラン。
朝食の時間に置かれるウェルカムドリンク
屋外席からはホテル全体が見渡せる
滞在中は毎日メニューが変わって飽きることはありませんでした。
フルーツやハーブを組み合わせられるフレッシュジュース
様々なナムプリックを体験できる北タイコーナー
朝食の定番チーズ
お好みの卵料理を作ってくれるコーナー
北タイで最も有名な料理「カオソーイ」
ホテルのライチをはじめとする旬のフルーツコーナー
4回おかわりしたチョコレートフォンデュ
もちろん普通のご飯やおかずも多いですし、日本クオリティの味噌汁は毎日飲むことができました。
雨が降っていないのであれば、屋外席で景色を堪能しながら食べるのがおすすめ。
朝は比較的涼しいので、外で食べても暑さは気になりませんでした。
なお、この朝食会場では、日中はタイ料理・北タイ料理が食べられます。
ディナー時には、北タイっぽい飾りが置かれていました。
豪華な北タイ料理プレートセット
ラープが若干辛めでしたが、ナムプリックヌム、ナムプリックオーンと一緒に食べる野菜がめちゃくちゃ美味しかったです。
カゴに盛られたご飯は、カーオウー(ข้าวอู)という珍しいお米。
タイ米系のお米のはずですが、日本のご飯のようにモチモチしていて日本人なら絶対好きなはずです。
カオソーイ ナムジャン
中国の雲南が起源だとされているカオソーイは、ミャンマーのタイヤイ族(シャン族)を経てタイのカレー風味の麺料理になったと言われています。
これはそのタイヤイ族のカオソーイ「シャンカオスエ」に近く、あっさりしていて美味しかったです。
この日は、北タイの伝統的な衣装を着た女性がダンスしてくれました。
ダンス後に食べたデザート。
エゴマの入った黒いモチ米のお餅を自分で焼き、ココナッツアイスといただきます。
初めて食べたスイーツでしたが、食後にもかかわらずペロリと食べられました。
ちなみに、このレストランでは4月~6月の間にカオチェーが食べられます。
ソンクランの伝統料理「カオチェー(ข้าวแช่)」
このカオチェーは、店によって飾りつけや味が大きく異なり、正直美味しくないお店も多いです。
しかし、ここのカオチェーはすっきりしていて濃いおかずとの相性抜群でした。
ソンクランの時期にだけ食べられる限定料理なので、この時期に滞在するのであれば試してみるといいでしょう。
イタリアンレストラン【Favola】
コック川沿いにあるイタリアンレストラン「Favola」は、ロマンチックな雰囲気の中、美味しい料理を楽しめます。
ランチ時に食べたサラダやピザなど。
写真左の海老とトマトのスープはパンとの相性抜群で、もう一杯食べたいくらい美味しかったです。
シーザーサラダを注文すると、目の前で作ってくれるサービス付き。
希望すれば自分で作ることもできるので、これはこれで面白いと思います。
メインのスズキとポークチョップ。
魚料理は、表面がカリッとしていて癖になる美味しさでした。
デザートには、北タイのパイナップル「プーレー種」を使ったジェラート。
甘いことで有名な品種ですが、ジェラートは甘さをうまく抑えてスッキリしていました。
個人的に、このFavolaはランチよりもディナー時の方がおすすめです。
コック川沿いの屋外席は、非常におしゃれで雰囲気が良かったです。
食前酒といただく前菜。
サーモンとイクラのクラッカーが、とろける美味しさでハマりました。
エアルームトマトとブッラータのカプレーゼ
クレイフィッシュのベリーサラダ
クレイフィッシュとロブスターのビスク
前菜から素材にこだわった料理が出てきて、食欲がどんどんわいてきました。
どれも美味しかったですが、ロブスターのスープが特に濃厚で、最後の一滴まで卑しくすすりました。
エビとイカのパスタ
和牛ステーキ
まさかチェンライで、こんなに美味しい和牛を食べられるとは思っていませんでした。
そこまで脂っこくなく、おじさんでも一人で丸ごと食べられるくらいです。
食後のティラミス。
少し苦めの大人の味付けで、日本人の舌にもよく合う甘さだと思います。
一つ一つの料理に工夫が感じられ、見た目も味も大満足でした。
ル メリディアンチェンライに泊まるのであれば、一度はこのイタリアンレストランで夕食を食べてみることをおすすめします。
なお、このレストランではアフタヌーンティーも提供しています。
アフタヌーンティーは季節によって内容が変わるため、SNSなどでチェックしてみましょう。
マンゴープリンみたいなやつとマカロンが特に美味しかったです。
カフェ&バー【Latitude 19】
最後に紹介するのは、ホテルのレセプション横に位置するLatitude19。
日中はカフェ、夜はバーとして使えるお店で、朝8時から24時までオープンしています。
ケーキ類
もちろん食事をとることも可能です。
代表的なメニューは以下の通り。
- 北タイ盛り合わせセット…370バーツ
- エビのパッタイ…440バーツ
- ビーフカオソーイ…350バーツ
- ビーフチーズバーガー…450バーツ
なお、16時~18時はケーキとベーカリーが全て半額、20時半~21時半はハッピーアワーで安く飲めます。
私は夜間にバーだけ利用しました。
ナムギアオ(350バーツ)
シグネチャーメニューは、北タイの代表料理「ナムギアオ」のカクテル。
ウォッカベースに、ラズベリーやトウガラシ、パイナップルなどが入ったオリジナルで、刺激的な味でした。
せっかくなので、その他にもいくつか飲みましたが、どれも写真映えするだけでなく普通に美味しかったです。
深夜まで営業しているので、寝る前に何か少し飲みたくなった時などに便利です。
プールとジム
コック川を望めるインフィニティープール。
十分に泳げる広さで、子供用の浅瀬も完備です。
プールは大体20時くらいまで利用可能。
一方のジムは24時間使えます。
広いわけではないですが、ランニングマシンからスミスマシンまで一通りそろっています。
長期滞在する場合は利用することもあると思いますが、深夜でも使えるのがいいですね。
スパ【Parvati Spa】
敷地の一角に佇むスパでは、タイ伝統マッサージからフェイシャルトリートメント、あかすりまで、様々な施術を受けられます。
スパの待合スペース
ウェルカムドリンク
代表的なメニューは以下の通りです。
- タイ伝統マッサージ…60分 1,500バーツ
- アロママッサージ…60分 2,000バーツ
- ハーバルボールマッサージ…90分 3,300バーツ
- アーユルヴェーダ ヘッドマッサージ…60分 1,500バーツ
- フェイシャルトリートメント…60分 2,800バーツ
- ボディースクラブ…60分 1,800バーツ
その他、最長で4時間半のパッケージコースも用意されていました。
私はアロママッサージを利用しました。
5種類のオイルから好きな香りを選べば、それを使ってもらえます。
一人用のスパルームの雰囲気は以下の通りです。
肝心のセラピストのスキルですが、気持ちよすぎて半分くらい寝ていました。
私は1人で利用しましたが2人用の部屋もあるみたいなので、カップル旅行のプランに組み込むこともできます。
パンダンリーフで花束ワークショップ
毎週土曜日に、宿泊者は誰でも無料で参加できるワークショップが開催されます。
パンダンリーフ(ใบเตย)を使って写真のような花束を作っていきます。
作業中は熱中していて写真を全くとってませんでしたが、これができあがり。
やり方さえわかれば意外と簡単でしたし子供でも作れると思いますので、家族旅行にいいかもしれません。
チェンライの観光スポット
ル メリディアンチェンライリゾートに泊まるのであれば、観光せずホテル内でゆっくり過ごすのもいいと思います。
しかし、チェンライには有名な観光スポットも多いので、一通り紹介します。
ホワイトテンプル
チェンライで最も有名なお寺で、チェンライにきたらまずはここを訪れるという方も多いと思います。
チェンライ市内の南に位置し、ルメリディアンチェンライリゾートからは車で30分程度。
詳しい行き方などは以下でまとめています。
ブルーテンプル
こちらも他にはないお寺ということで有名ですし、非常に美しいです。
ルメリディアンチェンライリゾートからコック川をはさんだ向かい側に位置します。
車で10分もかかりませんが、歩いても30分程度なので市内散策と合わせて気軽に訪れることができます。

フゥアイ プラカーン
タイで最も大きな観音像は79メートルを誇り、遠くからもその姿を拝むことができます。
逆に、観音像の頭の位置からチェンライ市内を見渡すことも可能。
観音像以外にも、ワットロンクンのような真っ白の礼拝堂、九重の塔など、見どころが多いお寺です。

ドーイトゥン
意外と日本人に知られていない、王族の別荘。山の上にあって涼しかったです。
バルコニー部分も含めた館内はチリ一つなく、裸足で歩いていて気持ちよかったです。
バルコニーからの眺め。
巨大な花畑も全てきれいに手入れされていました。
花畑の真ん中で写真を撮ることもできます。
大きな庭の真ん中にはシシ神様のような鹿が建てられており、登ることもできました。

ドーイトゥンで食べたカオソーイセット

KALDIのドーイトゥンラテは現地で買えます(69バーツ)
ポンプラバート温泉
ルメリディアンチェンライリゾートから車で20分程度のところにある、気軽に入れる温泉。
わずか50バーツで個室が利用できます。
配車アプリなどを使えばホテルから気軽に行ける場所の1つで、個人的には最もおすすめです。

ルメリディアンチェンライリゾートで最高のチェンライ旅行を
数日間過ごしただけですが、流石は5つ星ホテルということもあり終始快適に滞在できました。
静かにリラックスできる環境、北タイの雰囲気も感じられる美しい自然、そして素晴らしいサービス。どれをとっても最高級でした。
チェンライで宿泊するホテルに悩んでいるのであれば、このルメリディアンチェンライリゾートをおすすめします。
ル メリディアン チェンライ リゾート の
料金・口コミをチェック
チェンライ観光におすすめのページ




コメント