2か月前の予約が当たり前!ラノーンで一番人気のホテル『Baan Rai I Arun』宿泊レビュー

ラノーン

バーン ライ アイ アルン(Baan Rai I Arun)は、ラノーンの南部に位置する、同県では最も人気が高いホテルです。

宿泊施設の他に、カフェ、農園などが1つにまとまったエコロジカルな施設で、タイ人の宿泊客、カフェ利用者でいっぱいになります。

カフェへの入り口。

宿泊客専用の入り口もありますが、チェックイン時にはカフェの駐車場に車を止め、ここから入ることになります。

ウェルカムドリンクは、甘さ控えめのハーブティー。

早めに到着してしまったため、カフェスペースでしばらく待っていました。

カフェのお客さんが利用するレジカウンター

ほとんどの部屋が連日満室になるので、アーリーチェックインは基本的に不可能だと思っておきましょう。

ラノーンで間違いなく断トツの人気を誇るホテルですが、なぜ外国人に知られていないかというと、アゴダなどの予約サイトでは予約ができないからです。

宿泊エリアの小道

そのため、外国人にとっては少々ハードルが高いです。

ラノーン市内からかなり離れていますし、周りには何もありませんが、それでも行く価値があります。

そう言い切れるホテルでした。

バーン ライ アイ アルン(Baan Rai I Arun)の特徴

  • レンタカー必須の宿
  • DIYで唯一無二のヴィラ
  • 電波が入らないくらいの大自然
  • 食事がびっくりするくらい美味しい
  • 人気の部屋は数か月前に埋まる

今回は、そんなバーン ライ アイ アルンの宿泊レビューになります。

バーン ライ アイ アルン(Baan Rai I Arun)を予約する

レビューする部屋
▸部屋タイプ:Tree House01
▸眺め:フォレスト
▸朝食:あり
▸価格:2,990バーツ
 備考

このホテルはアゴダ等の予約サイトから予約ができません。 詳しい予約方法については、ページの後半で紹介しています。

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バーン ライ アイ アルン(Baan Rai I Arun)

ホテルの概要

  • 宿泊費用:1,990バーツ~7,590バーツ
  • 客室数:17
  • チェックイン時間:14時~
  • チェックアウト時間:~12時

ホテル全体が1つの村を構成しているかのような宿泊施設です。

ホテルのマップ

森の中には合計17棟のヴィラタイプの客室が点在しており、建物1つ1つの造りが全く違うため、何度訪れても楽しめます。

このホテルを予約するにあたって、初めに知っておいた方がいいことをまとめました。

  • 専用サイトで予約し、銀行振り込み完了後に予約確定
  • 支払い後のキャンセル・返金は不可
  • 宿泊15日前までの通知で滞在日を1度のみ変更可能
  • チェックイン時間は14時~17時の間(それ以降は要追加料金)
  • 許可のないドローンの使用不可

予約時に電話番号を書く欄があり、宿泊日の前日に電話がありました。

そして、その電話でラインのIDを聞かれて登録し、ラインで夕食のメニューが送られてきました。

 

夕食は宿泊料には含まれておらず、食べる食べないは任意です。

宿泊日の昼12時までに食べたいメニューを送れば夕食のオーダーは完了です。

 

問題は、これらを全てタイ語で行うという点です。

もちろん英語でも問題ないですが、少なくとも予約後に送られてくる支払先の詳細などは全てタイ語でした。

不安な方は、タイ人の知り合いに確認しながら進めていきましょう。

予約サイトは英語なので大丈夫です

1つ1つが異なるヴィラタイプの客室

全17棟の客室は、手作り感あふれるツリーハウスから、石をきれいに組み立てたタイプまで様々。

しかし、統一されているのは、全て自然のものでできているという点です。

森の中のコテージ感が強いヴィラ(Baan Rim Than 03)

専用のつり橋を渡って辿り着くファミリー用の建物(Baan Ing Chan 04)

部屋から森を眺められるロッジ型(Baan Man Mok 03)

本当にタイプがバラバラで、当然室内のレイアウトも全く違います。

予約サイトから全ての部屋を見ることが可能です。

カフェのみの利用も可能

ラノーン市内から1時間かかりますが、カフェのみの利用客もたくさんいます。

部屋が埋まるのが本当に早いので、泣く泣くカフェだけを訪れるお客さんも多いと思います。

カフェエリアも宿泊ゾーンに負けず、めちゃくちゃおしゃれでリラックスできる雰囲気です。

農園に面した席、川の上の席など、様々なタイプの席がありました。

早起きして朝食前の時間帯に撮影したのでガラガラに見えますが、日中はタイ人の観光客であふれかえっています。

動物が集まる環境

ちゃんと飼われている犬や鶏もたくさんいますが、野生の動物も多く見かけました。

農園の一角にある巨大な鳥小屋

鳥小屋から施設じゅうを走り回れるように設置された鳥用の道

猫もかなり多く、隙あらば鶏を喰ってやろうという目つきでウロウロしてるのもいました。

飼われている犬

早朝に出会った野良?犬

ラノーンは犬が多いですが、非常に人懐っこい印象です。

他の地方の噛みついてきそうな犬とは全然違います。

早朝の写真撮影の際には、2匹の犬が私の後をついて回りました。

宿泊した部屋の庭によく来ていた大きな鳥

庭の木に張り付いていた巨大なイグアナ?

なお、ホテルのスタッフには「虫も多いので寝るときは戸締りをしっかりしてね」と言われましたが、虫はそんなに気になりませんでした。

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宿泊レビュー

私はTree House01という名前の、木でできたヴィラに宿泊しました。

3階建ての一軒家で、屋根が緑でおおわれています。

部屋の門のあたりから撮影したもの。

門の中は全てこのヴィラの敷地内です。

家の近くには、日向ぼっこできそうな屋外シートが置かれています。

ちなみに、この宿泊ゾーンにはカフェのWi-Fiが届きませんし、私のTrue(タイの通信会社)の電波もほとんど入りませんでした。

ここに宿泊する間は、スマホは忘れて生活することになります。

1階(リビング)の雰囲気

縦長の家なので、ワンフロア当たりの面積はそこまで広くありません。

これが1階のリビングスペースです。

中央に木製のテーブルと椅子が置かれているだけの空間で、机の上はちょっとごちゃついていました。

生活に必要なアイテムがすべてここに集められています。

  • 無料の水
  • コーヒー
  • ポット
  • ドライヤー
  • ティッシュ
  • 宿泊客の日記ノート

などが置かれていました。

コーヒーは、粉末タイプの他に豆とミルまでそろっています。

ハリオタイプのドリッパーに普通のフィルターという組み合わせでしたが、ちゃんと淹れることができました。

欲を言えば、フィルターをもう1つ増やしてほしいです。

入り口のすぐ脇には、室内用のスリッパと傘。

奥のバスルーム手前にはオシャレ扇風機がありました。

ちなみに、エアコンは2階の寝室につけられていますが、マックスで稼働させれば1階も涼しくなります。

バスルームの雰囲気

バスルームは小ぢんまりとしていますが、機能的で使いやすかったです。

トイレの横に、歯ブラシや虫よけクリームなどのアメニティーが置かれています。

その横のかばんは、「施設内で何か入れるときに使ってね」と言われました。

歯ブラシには、バーンライアイアルンとタイ語で書かれています。

奥がシャワールームです。

水量は十分でしたが、温度はちょっと足りない感じでした。

このホテルには、バスタブ付きの部屋もいくつかありますが「お湯の温度が不十分で温かい湯船に浸かれない」という口コミをいくつも目にしました。

確かにこの温度だとお湯をためるうちにぬるくなるでしょう。

バスタブ付きにしなくて正解でした。

シャンプーとボディーソープもちゃんとあります。

階段の下にあるシャワーで、階段のところには隙間があります。

すぐ上がベッドになっていて、ベッドの上からシャワー室が丸見えになるので、気になる方は気を付けましょう。

2階ベッドルームの雰囲気

階段を上がるとベッドルームです。

階段には上下に開閉できるタイプのドアがついています。

ベッドからシャワールームが見えますが、このドアを閉めれば1階と2階部分を遮断することが可能です。

ベッドの奥の大きな窓からは、バルコニー部分に出られました。

特に出る必要はないんですが、外から写真撮影する際にはベストスポットだと思います。

枕元にはちゃんとコンセントがあるので、スマホなどの充電が可能。

反対側には、更に上の階に登るための梯子が設けられています。 

3階の雰囲気

3階は、「屋根のない屋根裏部屋」という感じの空間で、こちらも上下に開閉する小さなドアを開けて登ります。

中央にはカウンターが造られており、2人専用のオシャレカフェのようになっていました。

このカウンター部分まできれいに掃除されていて、手をついても埃などは全くつきませんでした。

奥の三角の部屋にはシングルサイズの布団が敷かれています。

大人の男性でもギリギリ横になれる広さですが、寝相が悪いと確実にガラスを割りそうです。

一部に2階とつながる穴が開いており、ここからエアコンの涼しい風が入ってきますし、小さな扇風機も備え付けられていました。

それでもちょっと暑かったので、寝室としては不向き。写真撮影用の部屋として使うのがいいでしょう。

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ホテルでのディナーと静かな夜の雰囲気

上述したように、前日に夕食のメニューが送られてきます。

シーフードは高いですが、他は高くても200バーツ前後で食べられます。

残念ながら、当たり前のようにタイ語なので、この辺りも外国人には少々ハードルが高いかもしれません。

ただ、当日現地で直接注文も可能だったので、ラインで事前に当日頼みたいという旨を伝えておけばいける気がします。

 

レストランは20時までの営業ですが、料理が運ばれてくるのがめちゃくちゃ遅いため、17時半くらいにはレストランに向かいましょう。

私は18時くらいに行きましたが、最初に運ばれてきた料理が恐らく19時くらいだったと思います。

テーブルは決まっています。レストランに入ったらスタッフに部屋の名前を伝えましょう。

私のテーブルはキッチンの真ん前だったので、調理を見ながら待つことができました。

運ばれてきた順番に料理を並べていきます。

ナムプリックガピ

野菜や花を、中央に置かれたソースにつけていただきます。

写真では伝わりにくいですが、真面目に食べたらこれだけでお腹がいっぱいになるくらいのサイズです。

魚の揚げ物

これも普通に大きくて、しかももう1匹食べたいくらい美味しかったです。

普通のシーフードレストランでは400バーツを超える感じのメニューですが、これが200バーツ台というのはかなり安いです。

カイランのオイスターソース炒め

魚が美味しすぎて半分くらい無視していましたが、結局これも全部食べました。

プー ニム パッポン カリー

ソフトシェルのパッポンカレーです。大きなカニがゴロゴロ入っていて美味でした。

ただ、正直これを食べるころにはお腹がパンパンで食べきれませんでした。

ちなみに、このメニューはメニュー表にはありませんが、いいソフトシェルが入ったから作れるよ、というメッセージが来たのでお願いしました。250バーツです。

ご飯にも花びらが入っていて、いちいちかわいかったです。

 

上述しましたが、追加で好きなものをオーダーすることも可能。

タイ語なので辛いという方もいらっしゃるかもしれませんが、ここから選んで注文可能です。

料理を持ってくるスタッフは、高級レストランのホールスタッフのように非常に丁寧に対応してくれるので、スタッフと話しながらメニューを決めるのもありだと思います。

夕食が終わったら、辺りはすっかり暗くなっていました。

最小限の明かりがところどころに設置してあるので普通に歩けます。

カメラと撮影技術の問題できれいに撮れませんでしたが、夜は夜で写真映えする建物でした。

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ホテルの朝食

朝食は、朝8時から12時までの間にいただきます。

ちなみにチェックアウトも12時なので、チェックアウト前ならどの時間帯でも食べることができるということですね。

朝食メニューはカノムチーンでした。

カノムチーンとは、日本のそうめんのような麺を使った料理です。

個人的にカノムチーンのスープが苦手なんですが、それを伝えたらお粥にしてもらえました。

右下のお粥が特別に作ってもらったもの。その他はカノムチーンのセット

正直、朝からすごいボリュームです。

カノムチーンのスープ類

3種類あって、そのうちの1種類は私でもなんとか食べられる味でした。

カノムチーンに入れる野菜類

カノムチーン屋さんに行くと、ちょっとした野菜が取り放題の店も多いです。

ただ、こんなに豪華な野菜を出す店は絶対にありません。

デザート類

メイン料理よりも先に運ばれてきました。

パトンコウ(揚げパン)やモチ米を使ったタイらしいスイーツ。笹の葉にくるまれています。

開けるとこんな感じで、意外と量がありました。

よくよく考えると豪華な朝食というわけではないですが、可愛らしさと野菜のインパクトが大きくて満足できました。

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バーン ライ アイ アルン(Baan Rai I Arun)への行き方と周辺地図

はっきり言って周りには何もなく、このホテルがあるからここに行ったという感じです。

観光スポットがないわけではないですが、基本はホテル内で生活することになるんじゃないかと思います。

  • 最寄りのセブンイレブン‥約3キロ
  • ラノーン グランピング(カフェ)…約15キロ
  • レムソン国立公園‥約18キロ
  • ラノーン空港…約30キロ
  • ラノーン市内…約55キロ

ホテルのすぐ周りは車通りも少なく、田舎っぽい風景が続きます。

敷地内にはレンタルサイクルもあるので、天気が良ければ自転車で周りをぐるぐるするのも面白いかもしれません。

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バーン ライ アイ アルン(Baan Rai I Arun)の予約方法

公式の予約サイトから予約します。

宿泊希望日を入れると、勝手にその日の空き状況が出ます。

ちなみに、この記事を書いているのが2022年4月の中旬ですが、5月の予約状況はこんな感じです。

赤色が満室で、オレンジがほぼ埋まっている状態なので、要するに1か月前だと希望の部屋には泊まれない可能性が高いということになります。

 

なお、部屋を指定して空き状況を確認することも可能です。

これは私が宿泊した部屋の6月の空き状況です。

2か月前でも基本的に週末は埋まっていますね。

6月は雨期が始まる時期で、雨が降る可能性が高いにもかかわらず埋まっているというのがびっくりです。

 

確実に希望の部屋に泊まりたい人は、できれば3か月前くらいから予約しましょう。

それぞれの部屋をクリックすると、詳細が写真付きで出てくるので、イメージしやすいんじゃないかと思います。

3か月以上先の7月20日で検索したら空いていました。

泊りたい部屋を選んで、Bookを押しましょう。

カートに選んだ部屋がキープされるので、そのままPayをクリック。

 

この画面に移り、以下を埋めるよう求められます。

  • 氏名
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 国籍
  • 到着予定時間

チェックインが14時~17時の間限定ですが、それ以降を選択することも可能です。ただ追加料金が発生します。

日本から予約をする場合は、その旨を伝えてラインのIDなどを記載しておくといいかと思います。

 

全てを記入して登録が終わったら、入力したメールアドレスに以下のようなメールが届きます。

この下には振込先が書かれており、振り込み証明(レシートやネットバンクのスクリーンショットなど)を貼り付けられるような場所があります。

なお、支払いは銀行振込のみなので、タイの銀行がない方はちょっと面倒かもしれません。

 

振り込み後に振り込み証明書を貼り付けて送れば、今度はバウチャーが送られてきます。

バウチャーが送られてきて、初めて予約完了ということになります。

 

ちなみに、私が予約したのが2022年2月8日で、宿泊日が3月28日です。

2か月近く先だったので適当にウェブサイトを見ていたんですが、周辺の日もほとんど埋まっていて急いで予約しました。

希望の部屋に確実に泊まりたいなら、早めの予約をおすすめします。

バーン ライ アイ アルン(Baan Rai I Arun)を予約する

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ラノーンの観光情報

ラノーンは、海あり、山あり、温泉あり、と意外と観光客には魅力的な都市です。

以下のページでそれぞれをまとめていますので、興味がある方は合わせてご覧ください。

ラノーンのホテル情報

バーンライアイアルン

ラノーンの観光情報

ラノーンのアイランドホッピング

パヤム島(パヤーム島)の観光情報

パヤム島行きのスピードボート

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